『当社の販売管理事例を紹介』
今回は、当社で月次の業績会議で使ってる考え方を
クロス分析に適応しました事例を紹介します。
まず、当社の月次業績の評価の基本的な考え方を説明します。
月次業績は皆さんの会社と特に変わってはいません。
「損益計算書」で利益が出ているかを見ます。
期初に損益分岐点売上高から月次目標売上高を設定して、
月次目標売上高の達成状況を確認します。これがその月の実績です。
次に当月に獲得した受注額を確認します。
これは来月以降の売上げを推測する先行指標なのです。
したがって、当月の目標売上高を達成して伸びていて、
しかも受注額も伸びておれば、安心だという事です。
これを、得意先毎にブレークダウンして、営業活動の対策を検討しています。
極めて、シンプルな考え方で進めています。
これを今回はクロス分析チャートにあてはめてみました。
【指標設定】
X軸:受注高伸び率
Y軸:売上高伸び率
円の面積:利益額
分析単位:顧客別別
ベストポジション:第2象限
それでは、各象限の特徴を説明していきます。
【第1象限】
受注高伸び率が少なく、売上高伸び率が高くなっています。
過去に受注した案件による売上げによって、売上が伸びていると考えられます。
次月以降の売上に不安の要素があります。
【第2象限】
受注高伸び率が高く、売上高伸び率も高くなっています。
来月以降も健全な業績推移が望めます。ベストポジションです。
【第3象限】
業績の不安定感があるものの、次月以降に回復の期待が持てます。
【第4象限】
業績の下降傾向が心配されます。すぐに具体的な対策が求められます。
以上