遅刻のワケ

　　今日のバイト先での話。

　　9:00頃に、近くの高校の男子生徒が慌てて来た

　　この生徒は、以前のゴミ問題から話すようになった男の子。

　　9:00に来るということは、完全に遅刻だ。

　　「お遅刻ぅ～」

　　と冷やかすと、

　　「違うんやて・・・電車に乗り遅れたんやてぇ～」

　　ありゃりゃ・・・

　　でも、乗り遅れたということは、違うも何もないんだけどね

　　学校が始まり、まだ生活のリズムが取り戻せないようだ。


　　で、電車の遅刻で、ふと私の高校時代の事を思い出した。

　　いつも、真面目に登校する友達が、珍しく遅刻した事がある。

　　ホームルームが始まり、その友達が苦笑いをしながら登場。

　　先生に、

　　「どうしたのぉ～」

　　と聞かれると、理由はこうだ。

　　電車に乗り遅れそうになり、電車のドアが閉まるのを、慌ててカバンを挟んでで止めようとした。

　　そしたら、手が滑り、カバンだけ電車の中に・・・
　　もちろん、友達はホームに取り残されたまま・・・

　　でも、学校に登校してる今は、カバンを持っている・・・？

　　電車の中に乗ったカバンのいきさつはどうだったかと申しますと、乗り換えの駅のホームのベンチにわかりやすく置いてあったそうです。

　　多分、制服を見てどこの高校か知っていた人が、その駅に置いて行って下さったのだろう・・・

　　きっと、カバンだけ放り込まれた電車の車両に乗っていた人は、かなり面白かったに違いない・・・

　　この遅刻のワケを聞いた先生は、さすがに、

　　「ど・・・」

　　と、言葉を詰まらせていた。

　　多分、どういうことと言いたかったんだろうけど、笑えて言葉にならなかったのだろう・・・

　　怒る気も失せるということは、まさに、こういった“あり得もしないこと”が起こった時に、使う言葉だろう。

　　
　　誰でも、遅刻した経験は一回はあるだろう。

　　大半は寝坊したが多いと思うけど・・・

　　私自身、バイトの時間になっても寝ていたことがあって、電話で起こされた事があったから・・・

　　だから、遅刻した人の理由を聞くと、あまり責められないんだよね。

　　
　　この男子生徒・・・
　
　　先生に怒られず、無事に1日済んだかしら？？？