FMを聴いていたら「中国のロック界のパイオニア」という紹介であるアーティストの曲が流れてきた。かの国の音楽状況は不勉強なことになにも知らないでいたんだけれど、流れてきたその曲の凄さにただただ呆然。音は幾分チープな感じはするけど、そんなことはどうでもいい。そのバンドの音にはエネルギーが満ちあふれているのだ。ベタといってもいいようなサックスや、突然不似合いなファンキー・ギターが入ってきたりするが、それらの音は協調しながらなんの迷いもなく突き進んでくる。そして初めは不似合いと感じていた音も、聴いているうちにそれらすべてが必然性をもち、ひたすらこっちに迫ってくる。そこにあるのはまったく無駄のない音で、曲を構成するのに必要不可欠な音だ。
そして、そんなバンドに乗って歌われるその歌声のなんと説得力のあることか。もはや音楽的にどうとかそういうことではなく、そこにはひたすら強靭で不屈な精神がある。歌われるべきことが横溢しているのだ。外に出してしまわなければ済ますことのできない、いてもたってもいられない激情はロックンロールの精神そのもの。歌詞はまったくわからないのにえらくリアルに響いてくるその歌は圧倒的な力をもっている。
崔健(ツイ・ジェン)って人のことはぜんぜん知らなかった。ネットで調べてみると「中国ロックのゴッド・ファーザー」とあり、かなり有名な人らしい。中国で、「西洋の俗悪物」の「ロック」をやるのはそれだけで相当なガッツを必要とすることだと思うが、この人はそんななかで第一線に立ち、非常に高純度なロックをやっている。
たった2曲聴いただけでガツンとやられてしまった崔健。
ん~、こんなロックが中国にあるとは…。
ビックリしたことに、崔健さん、来日が決まっているらしい。しかも来週にライヴをやるとのこと。「観たいなー!」と思ったら、なんとかんたんに行ける川口でやるってことで、すぐにチケットを押さえた。なんという幸運! 彼の生の歌を聴けるかと思うと、すごくすごく楽しみだ。
そして、そんなバンドに乗って歌われるその歌声のなんと説得力のあることか。もはや音楽的にどうとかそういうことではなく、そこにはひたすら強靭で不屈な精神がある。歌われるべきことが横溢しているのだ。外に出してしまわなければ済ますことのできない、いてもたってもいられない激情はロックンロールの精神そのもの。歌詞はまったくわからないのにえらくリアルに響いてくるその歌は圧倒的な力をもっている。
崔健(ツイ・ジェン)って人のことはぜんぜん知らなかった。ネットで調べてみると「中国ロックのゴッド・ファーザー」とあり、かなり有名な人らしい。中国で、「西洋の俗悪物」の「ロック」をやるのはそれだけで相当なガッツを必要とすることだと思うが、この人はそんななかで第一線に立ち、非常に高純度なロックをやっている。
たった2曲聴いただけでガツンとやられてしまった崔健。
ん~、こんなロックが中国にあるとは…。
ビックリしたことに、崔健さん、来日が決まっているらしい。しかも来週にライヴをやるとのこと。「観たいなー!」と思ったら、なんとかんたんに行ける川口でやるってことで、すぐにチケットを押さえた。なんという幸運! 彼の生の歌を聴けるかと思うと、すごくすごく楽しみだ。