Yassie Araiのメッセージ

ときどきの自分のエッセイを載せます

朝日記130320 朝のスケッチや「判断力」のことなど

2013-03-20 12:19:21 | 絵画と哲学

朝日記と今日の絵をお送りします。

おはようございます。

昼に近くになって黄砂で靄っています。
このところ体操のあと、スケッチブックを携え
新聞を買うということで、10分ほどの距離の駅まであるきます。
きょうは 辛夷、紫陽花の若芽、連翹をコンテを使って
描きました。自然に目が落ち着いたところから
その部分を丁寧に書き始めます。コンテで描くとそれを指で擦ったり伸ばしたりがおもしろいです。
途中 みごとな黄色のミモザのある家があります。このミモザをどう描くかが 毎年の課題になってしまいます。

*「自然法」ということにすこしこだわっていて、散歩の折に トーマスホッブスの「レヴァイアサン」(一)を買いました。見たいところがあったのでこれでよいのですが、気になって下巻をとたずねましたら 全4巻であることを知り たじろぎましたが、注文しました。
*橋爪大三郎先生の東工大公開講座「旧約を読む」で、私と先生との間で毎回交わされている質疑のノートがあって これを通して見ていみるとおもしろいので 文章化しておくことを考えています。
*ちなみに先回の質問は 「判断力」について これは神が人間に与えてものに属するかというものでした。
先生からの答えは 理性、生命は 神が人間に与えたとされ、生命を守るためには 環境に適合するための学習とそれにもとづく判断が必要でこれはひろい意味で生命活動に属するというものでした。 そういう意味では人間にかぎらず生命体はなんらの判断力をもつということになります。
ただし、人間には理性とそれと連動する判断力との連成活動という点で、他の生命体とは異なるというものでした。
判断力というのは 食べてよいかどうかなど、単なる規範への判断力と もうひとつ人間の内的な反省(特殊と普遍への思考)の判断力とふたつあります。このすべてを旧約では神が与えたかどうかの記述はないようです。
*旧約聖書で知恵とか知識についての獲得訓練(教育ということになりますが)は 箴言の書に こまかい注意(格言)がたくさんあつめられていています。これ自身は読み物として大変面白いです。(たとへば 人妻とことを起こすと破滅になるといったものが入っています)
*総じて プラグマティックで、ドイツ哲学のような人格形成や人間の内省的な力についてはあまり力をいれていない
印象です。

*ホッブスの考えは非常に単純で 個人が生きていくためには 相互の自由を制約して共通益を得る、そのために契約しした社会(コモンウエルズ)をつくるとする。 この契約の履行遵守がすべてであって、それに外れているかいないかをたすけるのが判断力とすると理解します。
*芸術の制作活動などのような感性とその判断力はまた別の問題として残されますね。

徒然ごとおわり


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 朝日記130307 孫娘の卒業式... | トップ | 朝日記 音楽絵画No.147 Spr... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

絵画と哲学」カテゴリの最新記事