Spirit of true artisans in kochi
県立美術館で展示物の撮影がOKとなれば何はさておき行かねば
なりません。日曜の朝、「「かめやの肉饂飩」」で腹ごしらえを済ますと
早速行って参りました。
第一展示室に入るやいなや、正面にど~んと鎮座した「珊瑚製の
名古屋城」に圧倒されます。制作に費やした時間、労力、使われた
珊瑚の量は当然ながら、その美しい輝きはまさに竜宮城のお宝。
仕事柄、長年、珊瑚を見慣れた私でもその神秘的な輝きには改めて
魅了されました。珊瑚といえば珠、帯留め、かんざし、ネックレスなど
小さな作品を目にする事が多いのですがこのお城の石垣はどうですか。
けだし素晴らしい。
早速、心行くまで撮影させて頂きました画像の一部をご覧下さい。
土佐清水「珊瑚博物館」の至宝「珊瑚の名古屋城」(谷脇利光作)
使用した珊瑚の総重量なんと、1,440kgs!作成年月:4年6ヶ月!
石垣は会場で現物を見て頂くとして「鬼瓦」の精密さをドゾ。
TREADWAY INDUSTRIES JAPAN社(特殊発泡スチロール製の鯛)
同上:アニマトロニクス(サイバーラプター)
坂本健二氏の「レディ・ペネロープ人形」
本物?よりお美しい。
土佐模型クラブのフィギュア、ジオラマ
同上
同上
しゃがみ込んでこれを撮影していると小さな男の子が寄ってきて
「おんちゃん、なにしゆうが~」と話しかけてきました。
余程「童心的オーラ」が出よったもんじゃ(苦笑)
春野町立郷土資料館所蔵「ドレー機模型--温情の土地」
(土佐模型クラブ作)
まだまだ、お宝満載の竜宮城ですがお土産の玉手箱は頂けませんので
白髪のお爺さんになる心配はございません。
心配といえば、今日の高知新聞朝刊に拠ると土佐清水の「珊瑚博物館」が
この11月末で休館中とか、今日まで何十万人という土佐路を訪れた観光客
の目を楽しませたこれらの「至宝」が今回を最後に見られなくなるなんて誠に
残念でございます。
○○の土産に是非一度お立ち寄り下さい。老若男女、年代を超えて必ずや
感動を与えてくれること請け合いです。
--Museum Data--
催名:高知の造形文化展
会場:高知県立美術館
所在:高知県高知市高須353-2(Yahoo!地図)
電話:088-866-8000
会期:平成19年12月9日~平成20年2月24日
入場料等詳しくは→こちらに