日々・ひび・ひひっ!

五行歌(一呼吸で読める長さを一行とした五行の歌)に関する話題を中心とした、稲田準子(いなだっち)の日々のこと。

たどれるだけたどった海岸線。

2006年07月22日 | 引っ越しな日々
そろそろ子供たちは、夏休みだろうから、近所の海も、きっと海開きをしていて、露店が出ているだろうと予想した。

うだうだと寝ている夫を起こして、
焼きそばを食べに行こう、と誘う。

あぁ、家族連れが、あぁ、ヤローの集団が、
砂浜でうだうだしている。

んが。

露店は小さくカキ氷屋さんが一軒、
小さく出展しているだけだった。

あちらこちらに「露店禁止」のたて看板がある。
ありゃ。今年は出ないのか……。
さては、去年、ゴミなどがひどかったんだな……。

がっくりしていたら、
なにやら夫は歩き出す。

海水浴場を過ぎて、漁港を過ぎて……。
私がウォーキングをしていた散歩道とは、
反対側の方向へ。

そういえば、行ったことがない。
逆方向の海岸線。

すると、名前だけは知っていたが、
どこにあるんだろう?と思っていた、
お酒関係の小さな博物館があった。

昔、ここらへん一帯は、
「西灘」と呼ばれるくらい、
お酒づくりがさかんだったらしい。
酒蔵もちょくちょく見かける。
今はその名残をとどめている、という程度だけど。

博物館よりも、
実は地ビールの工場や、
食堂のほうが目立っている建物。

おいしいお魚のランチを食べることにする。

で、どうせなので、
昼間から、地ビールを飲んだ。私だけ(笑)
それが写真の『明石の君』という地ビール。

これがまた美味しかった~。
微妙に甘みがあるような気がした。

夫に、
「ここ、知ってたの?」と聞くと、
「以前に自転車で、ここまで来たことがある」と言う。

……本当だろうか。まぁいいか。

お隣の店に行って、食後にコーヒーを飲もうと思ってたけど、
お腹がいっぱいになって、
その気はうせた。

ついでに、博物館の見学も(笑)

ビールの酔いを醒ますため、
再び加古川のコンビナートが見える海岸線を散歩する。

西へ西へ。

まだ知らなかった、海の風景。
今しか見る機会はないと思うと、胸に迫るものがあった。

たどれるだけたどって行った。

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