緊急だからこそ！！

明日の訓練中止にしてください。夜中に具合悪くなって、緊急で獣医さんに診てもらいました。というメールを頂きました

現在の犬の体調は、残りの文章で解り、安心できたのですが、気になったのは、飼い主さんの動揺ぶり（汗）。

特に毎日がやんちゃで活動的な性格のわんこが具合悪い、動きが鈍いとなれば、驚くし、不安だし、心配になるのが当然だと思います。

こんな時に一番必要で大事なのは、

緊急だからこそ飼い主さんのメンタルが大事過剰に優しくしたり、声かけを増やしたり、触れる回数を増やさない

犬は人間みたいに「胃の調子が悪い」とか「お腹痛いな」とか臓器のどこが調子悪いかなんて考えません！

具合悪いとき、本人(犬)も理由が解っておらず、今日はどうしたんだろう？くらいの感覚です。

動きたくないな・寝よう、吐きたいから・嘔吐、お腹空かないから・食べたくない、「まぁ、そんな日なんだろう」と受け取り、素直な気持ちのままに行動します。

犬にとっては、「これ以上でも以下でもない」。

けれど、人間は先の事、未来を考えるから不安が上乗せされます

「ガンだったらどうしよう」「長く入院とか痛い思い沢山するかも」「治るかな？足を切断しましょうって言われたら？」

これだけなら、まだしも過去も振り返り始めたりします

あの時に食べさせたアレがまずかったかな？パパが激しくぶつかっちゃったから、ダメージ残ってるんだわ私に飼われなけれは長生きできたかも・・・。

愛犬が元気な状態で今日の内容を読んでいると「何をオーバーな誇張しすぎ」って思われるかもしれません。しかし、緊急というのは突然やってくるもの特に犬の飼い主歴が短い、一年生・二年生の方に読んで頂きたい。

こうやって気持ちが過去と未来を行ったり来たりしていると、今、目の前のわんこに、気がそぞろで、意識がいきません。犬を想うからこそ、過去未来メンタルになりがちですが、こんな時に犬が望んでいることは今の自分（犬）を見て～だと思います過去か未来に気持ちを奪われながら触れてもらっても気持ちがこもっていないから犬は、なんのことやら？解りません。

もう一度おさらいしましょう。緊急だからこそ飼い主さんのメンタルが大事過剰に優しくしたり、声かけを増やしたり、触れる回数を増やさない

これは私に注意でもあります。体調が悪い状態のときは体に気を配ってあげることは重要です。犬にとってリーダーが安定していることが何より有難いこと。

犬の為を思うなら、犬が具合悪いときほど、自分の気持ち、ではなく犬の気持ちに意識を向ける

これを知っているとお互いが楽になります。合わせて日々の体調管理もお忘れなく