足あと。

忘れないように。

TAIWAN

2007-07-18 01:34:44 | Photo


九份、夏の日。

仕事に追われる日々が続き、
夏休みも見えない今日この頃。
おそらく今後休みが取れないことを予想し、
1日の有休取得にて目指した先は、中華民国「台湾」。
2泊3日の台北への旅。

台湾は、今まで何度も候補に挙がった場所だった。
しかし、決め手に欠け、なかなか実現せず。
今回3日以内という条件につき、実現することになったが、
期待以上の場所であった。

観光すべき場所は、正直あまり無い。
街の風景も、香港や上海のような圧倒される高層ビルやネオンも無い。
しかし、台湾は、食べ物が本当に美味しい国であった。
そして、綺麗な北京語を話す人々が居る国でもあった。
現地では、3日間通して、ほぼ北京語のみの会話。
かなり自信にもあり、
また現地の人々との現地語でのコミュニケーションの楽しさを
痛感する旅でもあった。

2日間は、ほぼ台北市内を観光。
そして、3日目に訪れたのが、台北市内から車で2時間程の「九份」であった。

「九份」は、中国特有のレトロな雰囲気を残した不思議な街だ。
山間にあるこの街は、その昔、9人しか住人がいなかったことから、
“九份”と名付けられたそうな。
そして、この場所は、金脈が発見されることにより、
飛躍的な発展と活気を帯びた街となる。
しかし、金脈が尽きたことにより、再び街は無人街へ。
ただ、その後、栄えた町並みを観光に活かす動きがあり、
現在では、台湾の有名観光地として、再び栄えている。

「九份」には、鉱山時代からの古い茶芸館が幾つかあった。
そこで頂く中国茶との時間は、本当に心地良く、
ゆっくりとした時間。
最高の旅の時間が、そこにあり。

「九份」の沢山の提灯に灯が燈る
夜の風景もまた見たかった。
また、台南でサーフィンもしてみたかった。
内陸部にて川下りもしてみたかった。

3日間のみの今回の旅。
近場だけれど、ゆっくりしていきたい。
台湾は、そんな国です。