風景写真春秋

残日録代わりの風景写真です。
もちろん「日残りて、昏るるに未だ遠し」という意味合いです。

鵜とカモメの飛翔

2016-09-14 | 三重県・海・伊勢湾
 三重県津市北部の海岸です。
 今回は鵜とカモメの飛翔をご紹介します。
 まずは鵜です。

①私が海岸へ着いたとき、かたまって集まっていた鵜とカモメの群れが、波打ち際を小犬を連れて散歩していた人たちに驚き、飛び立ってしまいました。





③鳥たちは近くへ舞い降りて群れを作っています。
 しかし鵜の群れは、ほとんどがもっと遠くへ飛び去ってしまい、これだけしかいません。
 遠くに蜃気楼のように浮かんでいるのは、津市南部の造船所です。


④一羽の鵜が突然飛び立ちました。


⑤水面を少しバタバタたたいての離陸です。





⑦スマートな離陸とは言えません。


⑧ここではオオセグロカモメの群れの中に鵜が一羽います。
オオセグロカモメはカモメの中では最大級ですが、鵜はそれよりも大きいです。
 鵜というと鵜飼では首に綱をつけられ、飲んだ魚をはき出されたりして、何となく哀れな感じがしますが、どうしてどうして、相当にしたたかもので大食漢で、川の鮎などを食べつくしてしまうこともあり、人間にとっては嫌われ者です。
 気性の強いオオセグロカモメと戦っても負けません。
 鵜とカモメのバトルは一番最後をご覧ください。


⑨すぐ上をカモメが飛んでいます。


⑩鵜は居心地が悪くなったのか、飛び去って行きました。


⑪潜りを優先させたため、鵜の羽根には水をはじく油分がありません。
 そのためこうして、濡れた羽根を広げて乾かしています。
 しかし鵜というのは、「う」と書いては鰻屋の看板のようであり、「ウ」書いては首を絞められているようで具合が悪く、これは「鵜」ですね。


⑫オオセグロカモメの一群。
 少し見にくいですが、茶色のは若鳥です。





⑭そっと近づいて行くと、海に向かって歩き出し、ついには何匹かは飛び立ってしまいました。


⑮離陸は鵜よりもスマートです。


⑯飛翔姿も絵になります。




 
 この後、雨になってしまいました。

 今年1月9日の記事 <鵜とカモメのバトル

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