言力屋(ごんりきや)

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誰かが誰かを殺させる

2015-02-07 23:37:57 | 投稿
高知新聞 「声ひろば」欄 2015 0204 投稿

ISIL(イラク・レバントのイスラム国)による日本人人質事件であるが、不思議なのはなぜ、1月17日の日エジプト経済合同委員会合において安倍総理は「ISILと闘う周辺各国に、総額で2億ドル程度、支援する」と言うスピーチを行ったか。日本人人質がいると知っていたにも関わらずである。結局人質は殺害されたが、まんまと乗せられたのはISILの方ではないだろうか?常より積極的平和主義の名の下、自衛隊の海外派兵を拡大し、核開発に転用可能な原子力発電技術をバラマキ、紛争を抱える国々に財政支援を説いて回り、テロとの闘いの名の下の殺戮を援助してきた安倍総理に、ISILの支配地域への大量殺戮兵器投与の大義名分を与えてしまったのだ。そこには非戦闘員も暮らしているだろうがそんな事は気にするはずが無い。彼は自国民が武器を突きつけられていても平気で相手を挑発する人間だからである。誰が多くのヒトを殺すのか、火を見るより明らかであろう。真に平和を望むモノはより少ない犠牲を目指すべきである。
悪意の連鎖を止める事はテロに屈する事ではない。我々は悪意の傀儡ではないのだ。私たちはテロとの闘いの名の下の大量殺戮を許してはならない。それは新たなテロリストを生む手段でしかないからだ。現にアフガニスタン侵攻と湾岸戦争はアルカイダを生み、ISILを生んだ。平和を口にして他者に他者を殺させるモノを許してはならない。我々は歴史に学ばなければならないのだ。

結果 没


補足

私は今回の事件の人質は武装して他国の領土に無断で侵入したのだから、自己責任の面があると思う。
だから、彼らは自らの血であがなった。
彼らを愛した人々は、彼らがISILの非戦闘員をも愛していたと言うのなら、報復の殺戮を許すべきではない。
彼らを自己責任だと非難した人々は、彼らの復讐を名目とした殺戮を行う資格が無い。
なぜならあなたたちは彼らを愛していたワケではなく、正義の名を借りた悪意に翻弄されているのに過ぎないのだから。

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