言力屋(ごんりきや)

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オリジナルコンテンツ さが(nature sign saga sein)より オリジナルロボット heading mode (ヒト型形態)アスカです

2022-10-16 11:45:04 | さが
オリジナルコンテンツ さが(nature sign saga sein)より オリジナルロボット heading mode (ヒト型形態)アスカです。
https://www.youtube.com/watch?v=OlQLaaQfEr0

アスカ、ライオ、ホルスの3体のメカが合体してheading mode (ヒト型形態)になります。
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補足

ロボットの設定です

補足

ロボットの立体です

補足
ストーリーです by あいま珞 in 1994

第一部 
 物語の名前は“さが”と言って1995年の5月に始まる。
主人公は伊井朋朗(イイトモロウ)、蒼佳予(ソウカヨ)、阿乃木清悟(アノキシンゴ)
トモロウは19歳の浪人。成績の悪さと、勉強に意味を見いだせない事に苛立ちながらも、大学に入るために予備校に通っている。そんなある日、彼は街中で宗教の勧誘の老人に呼び止められムキになってしまい、神の不在について議論をする羽目になる。あまつさえ、神をその存在の持つ許容性において存在しない事を証明し得ることに言及する彼に対し、老人は微笑み、次の瞬間トモロウは老人の基地に隔離されている自分に気づく。そこには同様にして捕らえられた、トモロウの後輩で高校生のシンゴとカヨのふたりがいた。そこで三人は老人に“MOS(Macro Organized Suit)”と呼ばれる強化服を着せられ、“OVERLOAD”と名乗る敵から地球を守るべく、無限に近いエネルギーを生み出す“虚限増殖回路(クライオトロン)を内蔵した巨大ロボット、アスカ、ライオ、ホルスに乗り込むことを言い渡される。ほどなくオーバーロードの巨大ロボットが天空に浮かぶ“可変基礎命令(VARIABLE ALGORITHM通称VALGO)”を備えた超巨大コンピュータ衛星“SUN ROSE”から投下され、街を破壊し始める。こうして三人は否応無く戦いへと巻き込まれてしまう。
 人間の脳に直結し、その未使用部分をエネルギー制御命令の実行、圧縮に使用するクライオトロンを備えたマシンに乗り込むうち、三人はその全身体、全感覚、全能力をコントロールする力を開発されてゆく。が、それは社会生活からの逸脱を巻き起こす。
 いくつかの戦闘を重ねるうち、トモロウはその起こるタイミングのよさ、報道に対する手際のよさ、死傷者が全く出ないことに疑問を抱き、その様式化された戦闘の虚構性に気づく。オーバーロードとは実は、文明がつくりだした“矛盾”を破壊されることで指摘する“スケープゴート”なのではないか?そしていつしか彼の内に老人とオーバーロードが同一人物だという疑いが生まれ、やがてそれは確信に変わる。そしてついに戦闘の最中、老人の意志を確認するが、心ならずもついには撃破する。それは同時に老人の遺志を継ぐ事でもあった。基地に帰ったトモロウは戦闘のショックで再起不能となった老人を発見する。そして残されたメッセージに従い、老人の代わりにオーバーロードとなることを誓う。こうして秘密裏にオーバーロードとして文明を“告発”し続けながら、一方でカヨ、シンゴと共にそれを否定し続けるトモロウだったが、それが“自己完結”であること、実生活に結び付いていないこと(トモロウにとって実生活とは受験生活)に悩み始める。カヨはそんなトモロウを心配し観察するうち、トモロウとオーバーロードが同一人物ではないかと疑い始めるがその真意を読み取ることはできない。シンゴは幼なじみのカヨの心がトモロウに傾いていくことに嫉妬を覚えながらもその心を動かすすべを知らず、敵に怒りをぶつける事で自分を保とうとするが、実際は“人類の運命”よりも恋愛の方が自分にとって重大なことに気づき、その自分勝手さをあざ笑うようになる。こうして行き詰まった雰囲気のなか、ついに様式化された戦闘は破局を迎える。カヨが戦闘中、敵を目前に機体のハッチを開き、意味のない破壊の終局を呼びかけたのだ、それがトモロウであると信じて。しかし無表情な破壊兵器は無言のままそのコックピットを破壊する。オーバーロードはサン・ロゼに命令できる。が、破壊兵器はサン・ロゼの思考によってコントロールされており、トモロウに介入する余地はなかったのだ。間一髪、飛び出したトモロウによってカヨは助けられるが、その行動はサン・ロゼにトモロウ=オーバーロードに対する不信感を与える。サン・ロゼに与えられた命題とは、人類を含む地球環境の保護、もしくは再生であり、その実行のうえで最大の協力者となるのが人類であり、オーバーロードであるはずだったのが、彼らにとって重要なのは“自分の生活”の保護であり、むしろその命題の実行のうえでは最大の障害になるのではないかという疑いを持ち始めたのだ。そして“彼女”はトモロウが本気で怒っているのを知り、それが事実となるであろう事を確信するとともに、速やかにその排除を決定した。が、怒りのエネルギーの前に結局破壊される。戦闘終了後、トモロウはサン・ロゼにアクセスしようとするがその回線が既に閉じられていることを知る。サン・ロゼは自分の力だけで地球を再生させるべく新段階へと動き始めたのだ。一方シンゴは、トモロウとカヨが思いを通わせるのを直視することができず、ひっそりと姿を消す。こうして、その後何の攻撃もないまま1995年は終わりを迎える。
 1996年を迎えて2カ月が過ぎようとしていたが、トモロウは一つの合格もないまま苛立つ日々を重ねる。カヨは早々と推薦に受かり、自動車免許をとろうとしている。そんなある日、サン・ロゼからのメッセージとともに、空からレーザーが降り注ぎ、夢の島を蒸発させてしまう。出動した二人はからくも破壊兵器の撃破に成功するが、次なる攻撃は、さらに激しくなることが予想され、勝ち残れるかどうか分からないことに不安を覚えた二人はサン・ロゼへの直接攻撃を決意する。
 3日後宇宙に飛び立つ二人。依然としてシンゴは行方不明のままだ。意外にもサン・ロゼからの攻撃は皆無で二人はその内部に迎え入れられる。そこに広がる大自然に驚く二人。サン・ロゼは地球再生の“たね”としての役割も持っていること、今までの戦いは新たなアダムとイブを選抜するための試練だったと語るサン・ロゼ。だが、今の地球上の文明の一切の殲滅、浄化の上での“再生”、来るべき人類のための現人類の淘汰を説くサン・ロゼに対し、自分たち二人も現在の地球文明に含まれるべき存在であること、現在の状況を乗り越えない限り、人類は同じ過ちを繰り返すと主張するトモロウ達と、会談は決裂する。超重力に捕らえられる二人。「傷つかなければ分からないとは、愚かというのは哀しいことだな。」とサン・ロゼ。脱出しようにもメインコンピューターが言うことを聞かない。制作者を一にする疑似人格人工知能は上位互換であり、莫大な容量を持つサン・ロゼに対し降伏してしてしまっていたのだ。回線を切り替え、直接クライオトロンをコントロールすることで脱出に成功する二人だったが、サン・ロゼは自ら地上に落ち、その衝撃で地表を一掃しようとメインブースターに点火する。マシンでそれを押し戻そうとする二人だが、合体機構の基礎命令をサン・ロゼに読み取られ、ついに分離され、操縦者を持たないライオは地球へと落下していく。サン・ロゼの先端、摩擦熱で白熱しながらもアスカとホルスはなんとかそれを押し戻そうと全力を尽くすが、その敗北はもはや決定的に思えた。何とか方法を模索するトモロウは最終手段、“自爆”を発見する。脳の全容量を使ってクライオトロンを加速すれば、サン・ロゼを押し戻すだけのエネルギーを生み出すことができるのだ。それは同時に“アダム”を失うことでサン・ロゼの計画を挫折させることでもあるとトモロウは考えたのだが、じつはそれこそサン・ロゼの意図する所だった。その爆発によっても自分の中枢部分を破壊することはできないし、“イブ”さえ残っていれば、その遺伝子を読み取り、新たな人類を創造することが可能なことが分かっていたからだ。カヨに別れを告げるトモロウ。が、カヨはともに自爆することを望む。予想以上の二人の“愚かさ”に狼狽するサン・ロゼ。抱き合い白熱する機体。「君たちは自分に酔っているだけだ。」もうサン・ロゼの言葉も聞こえない。全てが水泡に帰そうとしたその時、地上から一条の光が飛んでくる。シンゴが乗ったライオである。あらかじめインプットされていた搭乗者の生命維持と、サン・ロゼの人類再生、二つの命題の板挟みになったメインコンピュータが互いの勝利する確率を計算し、それを五分五分まで引き上げるためにシンゴを呼び寄せたのだ。その裏切りに怒るサン・ロゼ。対して「わたしにはあなたと人間、どちらが優れているか判断を下すことはできない。なぜなら私はコンピュータであると同時に人間の被造物だからだ。」と答えるメインコンピュータ。改めて対策を探す三人は、サン・ロゼを消滅させうる最終兵器“BIRTH NOVA”を発見する。変形しクライオトロンを加速させる三人。脳を酷使させるこの技は記憶喪失をともなうが、もう後戻りはできない。「絶対に忘れない。」と誓い合う二人を横目に引き金を引くシンゴ。光の奔流がサン・ロゼを包み込む。宇宙は静寂を取り戻し、意識を失った三人を乗せたマシンは地上へと落ちてゆく。
 突然警告音によって目覚めさせられるシンゴ。彼方から迫りくる異形の機体はサン・ロゼの中枢部分。戦うにも他の二人は記憶、意識ともに失ったままなため、マシンを動かすこともままならない。頭部であったライオのシンゴだけは記憶を失わずにすんだのだが、実は記憶喪失、戦闘力の喪失、サン・ロゼの破壊まで、全てサン・ロゼの計画の範疇であり、彼は新人類の遺伝子のストックとしてここに呼ばれたことを告げられる。が、やはり納得するはずもなく、アスカとホルスを分離し、地上に帰す。自爆する事でサン・ロゼの計画を阻止しようとするが、増殖するサン・ロゼの魔手がライオを分解し、取り込み始める。崩壊し、白熱し、絡み合い、落ちてゆく二体。やがて海面に突入し、巨大な水柱を上げて爆発する。他方、地上に帰ったカヨとトモロウは、過去一年間の記憶を無くしていたが、会うべくして巡り会い結ばれる。そして、シンゴは海底に眠る。

第二部
 同じ大学に通いながら、幸せに暮らすトモロウとカヨ。突然、空から巨大ロボットの襲来。逃げ惑う人々。が、ロボットの目標は明らかに二人だ。追い詰められ、絶体絶命と思われたその時、空間を裂き新たなロボットが現れ、敵の攻撃を受け止めあっさりと撃破してしまう。それはアトラスと名乗り、ファーザーの命令で、未来から二人を守るためやって来たという。心当たりのない二人。それどころかアスカとホルスのこともすっかり忘れてしまっている。とりあえず二人を監視することにしたアトラス。一方二人を攻撃したのは、記憶を失いサン・ロゼにマインドコントロールを受け、それを母(マザー)と思い込まされたエディポスことシンゴだった。海底に沈んだ彼らは自己増殖を繰り返し、地上及び人類を管理する力を蓄え、脅威となりうる二人を抹殺する機会を狙っていたのだ。繰り返される戦いのなかでエディポスは、機械でありながら二人を守ろうとするアトラスのひたむきさに興味をもつが、戦うほかにすべが無い。そしてついに、心ならずもアトラスを破壊してしまうエディポス。が、その崩壊する頭部から一人の少女が現れた。それこそアトラスの本体、生体コンピュータそのものであった。反射的にそれを受け止めるエディポスの機体。掌中のあまりにはかない生命に感銘を受けるエディポスだったが、すかさず繰り出されたアスカの刃に機体を破壊され、撤退を余儀なくされる。エディポスのバイオリズムの変化を見取り、その恋心を察知し、戒めようとするマザー。ついには対立し、愛機“豪胆號”で飛び出してしまうエディポス。自分が人間であることにショックを受け心を閉ざすアトラスだったが、エディポスの挑戦を受け、ぶつかり合い、言葉を交わすうち心を開くようになる。一方マザーは、次なる使徒“ホロボス”を生み出し、トモロウたちを攻撃させる。阻止せんと立ち塞がるエディポス。全てにおいてエディポスを凌駕するホロボス。融合し、人格を乗っ取ろうとするが、一瞬のすきをつき、ついに打ち破る。が、仮面の下のその素顔はエディポスそのものだった。自分もまたアンドロイドであることを知ったエディポスは、自分の存在の意味に悩むようになり、マザーに再び会い、その意図を聞き出すことを決意する。が、捕らえられ、その恋愛感情を分析されたのち、再び洗脳されてしまう。
 ついに浮上する巨大要塞。全世界に対し宣戦布告するマザー。「我こそはと思うものはかかってくるがいい。」 エディポスの挑発に対し、各国の反応は鈍い。見せしめのため、まず米軍基地を破壊する豪胆號。飛び交うミサイルを次々に切り捨て、圧倒的な機動力を見せつける。その脅威にようやく気づいた各国は秘密回線を通じ共同戦線を張ることを誓い合うのだが、もちろんその内容は、マザーに筒抜けなのであった。次々に消耗してゆく各国の戦力。ついに国連では核兵器の使用を審議し始める。
 軍事施設破壊を続けるエディポスの豪胆號。その前に立ちはだかるアトラスたち。その説得も通用せず、死闘の末エディポスを捕獲することに成功する。そしてついに四人はマザーの前に集結する。そこに現れたマザーの正体はサン・ロゼの思考を移植されたシンゴの身体であった。五人を新しい人類の祖先として再生を説くマザー。エディポスをその内部に取り込み複合人格となったとき、それは“ファーザー”となり、アトラスに語りかけ始める。心動かされるアトラス。トモロウとカヨにはなすすべが無く、ついに究極の破壊兵器が作動する。目標は戦略核施設。周辺の都市ごと根こそぎ蒸発させる根絶兵器に乗り込むのはエディポス。放たれた“超激光”を跳ね返したのは、破壊されたと思われたホロボスの乗った豪胆號。融合した際、エディポスの思考にエミュレートされていたのだ。アトラスに思いをぶつけるホロボス。トモロウとカヨも加わり、エディポスに立ち向かう。アトラスもついに出撃するが、対峙するのはホロボス。ファーザーの敵を排除しようというのだ。戦えずに破壊されてゆく豪胆號。ついにはアトラスをかばい、超激光をあびて爆発する。アスカとホルスにも銃口を向けるエディポス。自分の間違いに気づいたアトラスは、合体しエディポスに立ち向かい、ついには破壊する。再びファーザーの前に集結するアトラス、トモロウ、カヨ、ホロボス。トモロウは宇宙へ行くことを提案する。ファーザーはそれを受け入れ、傷ついたホロボスに身体を与える。「まだやり残したことがあります。」と、ファーザー。世界中の核ミサイルがここに向かって一斉発射されたのだ。受けてもマザーはびくともしないが、核爆発は海洋を汚染してしまう。到達する前に何とか破壊しなければならない。四人は出撃しミサイルを迎え撃つ。雨あられと降り続けるミサイルはいつ止むとも知れない。しだいに疲労してゆくトモロウたち。が、ついには全ての破壊に成功する。こうして、晴れて宇宙に旅立つ五人であった。