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ごめり語。

ごめり・りんご・「   」

Yonda?

2011年08月14日 | 読書
昨日は上野に行ってきました。

上野といえばPanda。

PandaといえばYonda?

Yonda?とえば、新潮文庫の100冊。

新潮文庫の100冊といえば、夏、ですかね。


今年の新潮文庫の100冊の中に、大江健三郎さんの作品は含めれていません。

調べてみると、どうも、2006年以降は選ばれていないようです。

ノーベル文学賞の受賞者なのに、ね。

それでいて、「うらおもて人生録」は入っています。

まぁ、どうでもいいことですが、これもまた時代、なのでしょうか。
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「赤めだか」

2011年06月29日 | 読書
「赤めだか」著者=立川談春

面白い。

結局、一晩寝ずに読み通してしまいました。

ま、今日は夜勤だから、その方が都合がいい。


読みやすい。

さすが言葉を操るプロだと思いました。

落語に興味がない人でも、充分に楽しめる本です。



「安原製作所回顧録」や「ぼくは猟師になった」と同じような読後感がありました。

職業作家ではない方の、渾身の一冊。

例えば、野口健さんの「100万回のコンチクショー」もそうですが、中学生や高校生など、特に若い方に読んで欲しい。


立川談々改メ三代目朝寝坊のらく。真打になることなく、廃業の後、死去されています。

立川関西改メ立川談坊。真打になり、六代目立川文都に改メ。2009年胃癌のため死去。享年49歳。

これは、この本には書いてないこと(Wikipediaによる)です。


若かりし頃の自分を思い出します。師匠は恐かったんだよ。

<昭和の日々>を思い出します。やっぱり師匠は恐かった。

問題は今ですが、やっぱり師匠は恐いです。そういうもんだと思います。
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「この落語家をよろしく」

2011年06月25日 | 読書
落語に夢中です。

というか、図書館で借りてきた落語関係の本を、夢中になって読んでいます。


「この落語家をよろしく」著者=広瀬和生

この本は特にお勧めです(買いました)。

「モーニング」の連載をまとめた本なのですが、私のような初心者には適切なガイドだと思いました。

もし連載中に目にしたいたら、もっと早く寄席に行っていただろうな。


自分にも、きっと、お気に入りの噺家がいるはず。

そんな風に思って、なんだかワクワクしています。


ま、落語でも何でもいいけどさ。

仕事もしっかりね、まぬけさん。
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朽ちていった命 ―被曝治療83日間の記録―

2011年05月05日 | 読書
結局、すぐに読みたくなってしまい、自転車こいで本屋を何件もまわって、買ってきました。

「朽ちていった命 ―被曝治療83日間の記録―」

著者は<NHK「東海村臨界事故」取材班>となっていますが、実質の執筆者は、岩本裕さんです。

やっぱりもう、涙ポロポロ流れました。

言葉がみつからないような読後感でした。

そういえば、私の父は、1998年にガンで死にました。

2000年を迎えてみたいなぁ、21世紀を生きてみたかったなぁ、そんな風につぶやいていたことを、読んでいて思い出して、また、涙ポロポロ流れました。
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重罰化は悪いことなのか

2011年04月14日 | 読書
「重罰化は悪いことなのか」著者=藤井誠二

私はまぬけであるからして、いつもへまをしでかして、意味のない反省ばかりしていますが、この本を読んでもやはり頭を垂れるのでありました。

自分の浅はかさを痛感します。それによって立場を変えるというわけではありませんが。

この本に組織の論理など微塵もありません。そういう意味では、哲学の良書に似ていないこともない。

殴られたら殴り返す。殴り返さざるを得ない人もいます。その実感が私にも、私の周囲にもしっかりとあります。

自分はどうなんだ。他人はどうなんだ。法律はどうなんだ。

そもそも、立場をはっきりさせるとは、どういうことだろう。少なくとも、立場をはっきりさせないことについて、あれやこれや責めることはあるまい。

それにつけても藤井さんは、どうしてこうも、脇目を振らず、まっすぐに歩けるのでしょう。むろん、旅の途中でいろいろなことを考えているのでしょうし、行き先に迷うことだってあるのでしょうが、少なくとも後退はしていないように思います。そういう印象を受けます。

まるでそれが運命だと言わんばかりに。
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