昨年の12月5日に隣の空き部屋に入り込んでしまった猫。
うずらにとって外敵なのだし、そのまま家から追い出してしまえば良かったのかもしれませんが、どういうわけか、「寒いから家に入って来たのかな?それならしばらく家の中で世話をして、春になったら外に放そうかな・・・?」とか「どうせならこの機会に不妊手術をしてから外に放せば野良猫が増えないかも・・・(野良の子猫の殺処分数が多いので)」という考えが浮かび、部屋の中に段ボール箱の猫トイレや爪とぎを置いて、餌もあげていました。
ただ、この猫、恐ろしく人馴れしていない猫で、人がいる時は押し入れの中にこもって姿を見せず、人がいなくなると出て来て餌を食べたり簡易猫トイレで排泄したりします。
だから性別もわからず、柄などの特徴も、一番最初にちらっと見た「黒っぽい」という事位しかわかりませんでした。
今年の初め頃にシェルターのボランティアに行った際、首都圏(東京かな?)から福島の原発周辺地域に毎週、猫のTNR(野良猫を捕まえて不妊手術をして元の生活場所に放す活動)と餌やりに行っているボランティアのSさんがいらしていたので、家にいる猫の事を相談してみました。
野良猫は、あまり長く家の中で保護していると、元の餌場を忘れてしまうとか…
飼い猫の可能性もあるので迷子猫の届けが来ているか問い合わせてみた方がいいとか…
色々猫のお話を聞けました。
Sさん、お疲れの時にすみませんでした。
ありがとうございました。
(見る機会ないとは思いますがー)
Sさんならどうしますか?とお聞きすると、不妊手術をして元の場所に放すとのこと。
猫についてネットで検索していくらか調べてはみたものの、どうしたものか、ちょっともやもや迷っていた所、方向がはっきり決まったような。
やはり、TNRする方向で行こうと思いました。
その後、保健所に電話して、家に入り込んで来た猫の捕獲について相談しました。
周辺で届け出が出ている迷い猫は白地に黒ぶちのような柄の猫で、家の全体的に黒っぽい猫とは違うようでした。
そして、保健所から紹介された、野良猫のTNRに詳しいA獣医さんに電話をしました。
保健所の人からも聞いていたのですが、A先生は、猫を不妊手術して放したら、その後、餌やりもやって欲しいと希望されています。
私は不妊手術をして放す所まではイメージしていたけれど、餌やりする所までは考えていませんでした…
動物嫌いの父親に聞いてみると、案の定、餌やりは駄目とのこと
家の中で飼うのも反対されました。
うぅ…………
その事を先生に話すと大変渋ーい顔をされましたが、それでもなんとか捕獲のご協力をいただきまして、1月15日に捕獲をし、A先生の動物病院で不妊手術をしていただきました。
こんな子でした…(なぜかケージの網に合うピント・・・)
A先生によると、5ヶ月位のmixの黒トラ、長毛のオス猫でした。
先生は、「飼い猫ではなく、おそらく野良の猫が産んだ子でしょう。
家の中に入ったのは寒かったからではなくて、何かにびっくりして入り込んだのだと思いますよ…」とおっしゃっておられました。
つかまっちまった……orz
動物病院から帰った後、麻酔から覚めた猫にひっかかれて逃げられましたが、なんとかケージの中に入れました。(うずらのケージです)
そして結局、ニューハーフになった猫は父親には内緒で(そのうちにばれてしまうのですが)、隣の空き部屋の中で飼ってみる事にしました。
(TNR・・・Trap 捕獲して、Neuter 不妊手術をして、Return 元の場所に戻す。
公益財団法人どうぶつ基金さんのホームページより)