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至誠惻怛(しせいそくだつ)=真心と慈愛の精神

最低気温9.8℃

2010-09-29 | 日記
 9月29日(水) 

  最低気温が10℃を割った。冬支度をしなければ。
 
  9月29日9時
 今日のアメダス(新見市足見堂の下) 23時現在
  最高気温19.9℃=12時、最低気温9.8℃=6時、積算降水量0.0mm、最大風速3m/s
   ……徳島のアメダス(徳島市大和町の徳島地方気象台)は、23時現在、最高気温23.9℃、最低気温18.7℃、積算降水量0.0mm、最大風速6m/s


 午前10時、起床。将棋「王座戦」第三局。

 ――「スーパービュー踊り子号殺意の旅 ・ グリーン個室の遺言」 (愛川欽也、三橋達也、若林志穂、森本レオ、美木良介、岡本舞、鹿内孝、五代高之、荒木しげる、岡橋和彦、井川晃一、山村紅葉、石濱朗 ・ 1995) 瀬戸内海放送 13:55~15:50
 
 資産家が殺された。息を引き取る間際の被害者から遺書を受け取った男が、独自に調査を開始。踊り子号の車内に端を発した連続殺人事件に、巧みに仕組まれた復讐劇。
 
 
 
 
 ……犯人役は、若林志穂と五代高之。

 夕方、サンパークへ。犬の餌「ペディグリー11歳からの・ヘルシーチキン&緑黄色野菜入り」(6㎏・¥1,480)と「ひのくち」などを買った。餌は盆や歳末の大売り出しでは1袋¥1,280なので、今日は1袋だけ買った。

 夕食は、母のおでん。

 ――将棋「王座戦 ・ 第三局」 (羽生善治王座vs藤井猛九段、神奈川県秦野市「陣屋」) 棋譜中継 ……午後10時1分、111手までで先手の羽生王座が勝ち、3連勝で防衛した。これで王座戦19連覇、19連勝となった。
 
 対局場「陣屋」のある秦野市の鶴巻温泉駅へは、小田急線の急行に乗って新宿から1時間ほどで着く。鶴巻温泉駅を出ると、辺りは温泉街らしくのどかな雰囲気に包まれている。遠くを見やれば、雨で洗われた山々の緑。じわっと目にしみるような優しい色。鶴巻温泉駅から陣屋へは、徒歩で5分ほど。
 
 
 
 【陣屋の歴史】(「陣屋さんぽ道」より)
 北に丹沢、大山を背負い、南は大磯、茅ヶ崎海岸に面している。
 一万坪の敷地内に今も蛍湧く飯泉とカルシュウム含有量世界一を誇る温泉が千年湧く、恵まれた地利にある。
 いざ鎌倉に備え、時の侍所別当 和田義盛公が守った西の砦であった。
 大正時代、三井物産の奥座敷として始まり、終戦までは、平塚で栄えた火薬廠や、海軍の将校が馬車で通うのが風物であったという。
 松風の間はその時大磯から移築されたもので、明治天皇の為に黒田藩主が建てたものである。
 将棋の対局は昭和15年関根名人からの歴史を刻み、今も名勝負が行われている。
  ◇
 【戦型は角交換型振り飛車へ】
 
 
 
 上図の通り、序盤に藤井九段が△3三角と上がった。これは「△3三角戦法」と呼ばれる指し方で、角交換を前提に居飛車・振り飛車の両方を視野に入れた作戦。本局は藤井九段が5筋に飛車を回り、角交換型の振り飛車になった。
 ◇◇
 
 
 
 夕食休憩後、再開の一手は▲5九香。▲3三角成が本命だっただけに、関係者のだれもが驚きを隠せない。以下、△5六と、▲同香、△6五銀、▲3三角成と進んだ。羽生王座は「銀を取らせた不利より、と金を消した利が大きい」と踏み、この順を選んだようだ。
 ◇
 
 
 
 上図は午後8時20分ごろの局面。羽生王座が両取りに▲4五桂と跳ねたところ。この手を着手するとき、羽生王座が駒をぐりぐりっと押さえつけるようすがモニタから見てとれた。この「駒ぐりぐり」は、羽生王座が勝ちを意識したときに出る仕草として有名。
 ◇
 
 
 
 上図の▲5二同竜を見て、藤井九段が投了を告げた。終局時刻は午後10時1分。消費時間は、▲羽生王座4時間53分、△藤井九段4時間59分。この対局に勝った羽生王座は今シリーズを3連勝で制し、王座を防衛。19連覇を達成した。また王座戦での連勝も19に伸ばした。まさに「無敵」と呼ぶにふさわしい偉業だ。 (中継ブログ)
 ◇
 午後10時過ぎ、藤井九段投了の確認を待って、報道陣が対局室へなだれ込んだ。両対局者とも疲労の色をにじませている。すぐに主催者によるインタビューが行われ、羽生王座、藤井九段とも小さな声で搾り出すように答えていた。
 
  終局直後
 
 行方八段の話 「王座戦19連覇、19連勝はとてつもない記録。本局は藤井さんの奇策が功を奏さなかった。夕食休憩の局面は難しいところもあったと思いますが、(57手目)▲5九香から▲5三香成という一連のつくりが華麗で、印象に残りました」
 高崎一生五段の話 「本局は藤井九段の放った△6四角(34手目)の勝負手が通ったかに見えましたが、羽生王座の▲9五歩、△同歩、▲7七角(45~47手目)が気がつかない妙手順でした。その後、藤井九段に一失あり形勢が傾きましたが、終盤は最後まで根性を見せてくれました。見ごたえのある将棋だったと思います」
  ◇
 
  大盤解説場で(「陣屋」)
 
 インタビューを終えた両対局者は、ファンの待つ解説会場へ移動。石田九段、森内俊之九段、安食女流初段とともに一局を振り返った。一致したのは、△3三同金(62手目)がよくなかった、ということ。
 「終わってからわかってもしょうがないんですけどね」と、藤井九段=写真右端=が得意の自嘲節を披露すると、会場は笑いに包まれた。
  ◇
 
 
                                                感想戦
 
 羽生善治王座の話 「力戦形の将棋になり、序盤から手探りの状態だった。一手一手苦心して指した。(本局を振り返って)寄せがちょっとおかしかった。▲3三角成(61手目)のところはよくわからなかった。(王座戦19連覇について尋ねられ)今はまだ終わったばかりで実感はないです。ただ、ひとつの形なのでうれしい」
 藤井猛九段の話 「(本局を振り返って)仕掛けていったが、行かないと模様が悪いので仕掛けざるを得なかった。難しいかなと思っていたが、気がついたら悪くなっていた。馬を取った(62手目△3三同金)のはよくなかった。(シリーズを振り返って)有利な局面がほとんどなかったのが残念です」



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