はじめのい~っぽ 60'S

今日生きてるのは奇跡!
鬼籍入りまでの軌跡!

朝霧高原 井之頭エリアから飛びました。

2017年12月11日 | パラグライダーにまつわる
2年ぶりかな?朝霧(井之頭エリア)行きました。
高度1002mから見る富士山はそれはもう神々しくて雄大でした。しかも雲一つない穏やかな冬日和。



私たちは、前山からテイク・オフをしていきます。
いつも・いつも美奈子校長に注意され、励まされてきているので、飛び出す前での重要なポイントは全員身についているのを実感しました。

いつもの練習は海抜5mの所、高くても10mの所での練習ですから、風景は全然違いますが、基本は全く変わりません。
もちろん・当たり前のように、テイクオフ前の立ち上げ体勢から前傾・大股で走り出す。これは一番安定したテイクオフが出来ます。
私テイクオフしました

姐さんのテイクオフ(絶品!)

おりしも、同じ時間にJ2というパラグライダーのパイロット資格者たちの大会が行われていました。
ゲート・オープンされると大会部外者はしばらくウェイティングです。


日差しの暖かい場所から、大会参加のパイロットさんたちのテイクオフを見ていると「きゃー危ない!」という場面がたびたびありました。
まぁ運よくテイクオフしていきましたが、それもおっかなびっくり。

もう誰も止められない状態でテイク・オフするので、まさに「実力ではなく運」を使ってスタートしていく選手が少なからずいます。
理想的なテイクオフ・前傾


不安定なテイクオフをしている技量の人を「パイロット」に認定(スクールで合否をはんていします)するとは、もしもの事故に繋がる恐ろしさがあるのではないか?と心配になりました。

こういうテイクオフが日常的に「危ないのが当たり前」になっているとしたら、それを許しているスクールの危機管理に問題があります。

いくら空中での技量があっても、事故率が一番高いテイクオフやランディングがきっちり身についていないのは、問題ですよね。

大会参加者が全員テイクオフしたあと、やっと練習の再開です。
次々と空とも練習生がテイクオフしていく姿をみながら、現地スタッフから「空ともさんは、テイクオフ安定してるね~」と呟いていたのを聞き逃しておりません。なんだかすっごく嬉しかったです。


私はテイクオフしたあとは、緩やかに300mを下ってランディングへ降りていきます。(いわゆるぶっ飛び)
ココでの課題はスロープ・エイト(道の上を行ったり来たりします)
ランディングできるファイナルの高さ(約20m位)まで高度を落とすコースを飛行しながら頃合いを見て・考えてランディングします。


スロープエイトの注意点は、同じところを行ったり来たりしながら高度を落とすので、高度を下げるだけで位置がズルズルと前に出過ぎたりしてはいけません。(∞を細長くした形の旋回をします)
これもできました。

さぁ、ランディングです。
3回ともダメでした。
ランディングは、座り姿勢から立ち姿勢にして、なおかつ足は走り出せるようにどちらかの足を90度くらいにまげて、着地したら走るのが正しいのだけれど、スピードがついた状態(あのスピードが一般的らしい)では、気持「わ~早い!」でビビッてしまって、両足そろえ前に出していました。
お手本

いざ着地!という所でブレーク・コードの引きがあまく、胴体着陸になってしまいました。
両日の反省点=ランディングの足の形=走り出せるように、ファイナルから立ち姿勢でゴールを目指すこと。ブレークをしっかり引くこと。

*******
美奈子校長:談(空とも日記より)

テイクオフはみんなバッチリだったようで、みんな次々とテイクオフしてきましたね(*^^*)
いつもの空パークでの偏流飛行やターンの練習が出来ている人は上空の旋回も綺麗でキッチリ元に戻れているようで、やっぱり日頃のグラハンの成果って出るんだな。と見守っていて実感しました

コメント (4)
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本を読んで・・・ 野口嘉則著 『「これでいい」と心から思える生き方』

2017年12月08日 | 本・絵本・雑誌
先日の「アドラーの勇気づけ講座(主催者 浅井智子さん)」の中で「良い本だよ~」と教えて頂き、何回も途切れながら1週間、のめり込んだのは小倉広著の「一瞬で自分が変わる100の言葉」でした。


それから、彼女は野口嘉則氏も紹介してくれました。


今読んでいるのが野口嘉則著『「これでいい」と心から思える生き方』です。

ユーチューブでお聞きするのと、内容は大筋あっていますが、中でもいいな~とおもう所を紹介させて頂きますね


「こどもへの執着心を手放せた父親」 P208~213
Aさんは長男が中学三年に上がる直前に、次のようなことを話しました。

父:「お前には悔いのない人生を歩んでほしいと思っている。
俺は高校受験の時に楽勝で入れる安全パイの高校を選んだ。
チャレンジするのが怖かったし、勉強するのが面倒くさかったからだ。

入学してから「もっと上のランクの高校にチャレンジしておけばよかった」と後悔したんだ。
だから、お前には公開するような人生を歩んでほしくない。

人間はチャレンジしなかった時に後悔する。だからお前にはチャレンジしてほしいんだ。
お前はやればできるやつだ。

お父さんは応援する。とにかく後で悔いを残さないようチャレンジしてほしい。
人生はやり直しができないからな」

その後、Aさんは定期的に長男に進路を尋ねました。
夏休みに入る前のとき、
いつもはぐらかしていた息子がこの時は怒りを爆発させたのです。

長男:「うるせ~な~。ほっといてくれよー」
父:なんだその言い方は! お父さんはお前を応援する気持ちでいってるんだぞ」

長男:「じゃ~言うけど、俺が受けようと思っているのはT高校だよ」
父:「なぜT高校なんだ? T高校はランクも低いし、お前なら勉強しなくても入れるところじゃないか」

長男:「ランク・ランクって何のランクなんだよ! 」
父:「お父さんは、お前に後悔してほしくないから、チャレンジしろって言ってるんだぞ」
父:「お父さんは、お前が将来後悔するのが目に見えてるから言ってるんだ」

長男:「俺には「後悔する自由」もないのか!自分のやりたいようにやって後悔するなら本望だよ。
俺の人生は俺のものだ。

「チャレンジしない自由」もあるし「悔いのある人生を送る自由」もあるはずだ。
それとも俺には、競馬の馬みたいに全力疾走するしか選択肢はないのか!」


その後、Aさんは自分をみつめなおしていくうちに
「息子の為だ」と正当化していたけれど、実は自分の望みを息子に実現してもらおうとしていたのでした。

このように、親が自分の子供の人生を所有しようとしてしまうケースは珍しくありません。

******
長くなりました。お読み頂きありがとうございます。
コメント (3)
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