はじめのい~っぽ 60'S

今日生きてるのは奇跡!
鬼籍入りまでの軌跡!

本を読んで 「ザ・メンタルモデル」

2021年07月08日 | 本・絵本・雑誌
土曜日から学習する資料の1つとして、「ザ・メンタルモデル」(由佐美加子・天外伺朗 著)大急ぎでを読んでいます。

この本の内容は、だれでも4つの問題・悩みに該当しており、それを知りましょうと説いている。

4つとは、
・ひとりぼっちモデル
・価値なしモデル
・愛なしモデル
・欠陥欠損モデル

この区分は、もれなく誰にでも当てはまると言っている。
私は、「愛なしモデル」に当てはまる

愛なしモデルの特徴は
本当の愛を見出したい。だから愛がほしくて、認めてほしくて、滅私奉公のように人に尽くす。
(やがて限界を感じます)
そこまでしても「ほしい愛」は得られない。

愛がほしい・愛に飢えている人がどうすれば「愛」を感じ、愛することにきづくのか?

それは「自己愛」なくしてなりたたないと知ること。もつことだ

十分自分を「いいんだよ」「その判断も、その行動も いいんだよ」と抱きしめてやること。気づくことと言っている。

とても納得しています。

*****

親の愛情という言葉で「子供のことを心配する。口出しをする」中には暴力を使って、言うことを効かせる」ことも世間にはある。

子どもを想い・心配する感情は、子供の成長や行く末を案じてこその、親のまごころなんだけど

実は、その真心(美しいことば)には、「私の言うことを聴かせる」狙いがある。

*****
私は出来たから、この子にもやらせてあげたい。
私は出来なかったから、この子に期待をかけたい
愛されなかった私が、自分の子供には「不憫なおもいさせたくない」

これ、子供にとって、また家族にとってどうなんだろう。
子どもの言葉として、出てこなくても、「親は自分の夢を叶えるため、自分の満足のためにやっているんだろう」と思われていないだろうか?

子どもは、親に言われて進んで嬉しそうに取り組んでいるだろうか。
イヤイヤやっていないだろうか。それが日常になっていないだろうか。

これ、自分を愛していない人が、してしまう「おせっかい」や「命令」

愛を持っている人は「愛の押し売り・おしつけ」をしない。

この本を初めて手にしたとき、なんだか難しそうと思ったのだけど、

著者と受講生(塾生とかいています)と会話で、進めている文章はに、
「すごい!! 言い切っている」とか、「なんて読みやすいんだろう」に変わりました。

「愛の押し売り」を、無自覚に・惜しみなく長年やってきた私、新たに気づかせてもらっています。

色づいてきたほうずき

コメント (2)
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岡部明美さんの「約束された道」を読みました

2020年01月29日 | 本・絵本・雑誌
岡部明美さんは
生き方を求め、学び・拡げ続けていらっしゃる女性です
詳しくはこちら→http://okabeakemi.com/blog/

今回は『「約束された道」(いのちの仕事に出会合う時、喜びの人生がはじまる)』を初めて読みました。

この本の前には、彼女の著作「私に帰る道」を4回読んでいます。

読み終えて、また読み始めると、新たな感じ方や「何度読んでも、ここはとても共感する」所がちりばめられています。

今回の本は、彼女の自叙伝的著作の一番新しい本になります
2017年6月が初版です

中で
*****
9章のP208
愛を学ぶ道、意識の拡張への道に歩み出すと、必ずや「自分の壁」にぶち当たる。壁とは傷口だ

自分の心の深い所に埋め込まれたまま時効になっていない心の傷が
新たな関係性の中に投影されその傷そのものが感情的な反応を起こし、自己防衛や攻撃、執着や共依存を繰り返し、再び同じドラマを創り出してしまうのだ。

恋愛の最初のさざめきは、努力などしなくても自然に起きてくるものだけれどじきにお互いの恐れや条件付けやエゴが姿を現し、二人の関係に問題が起きてきて、恋愛は試練を迎える。

*****
P209~210
責めあったら地獄許しあったら天国
相手を責めている間は、人は成長できません。

相手のネガティヴな反応というのは、自分の心や態度をありのままに映し出している鏡なのです

相手を否定したり、批判したり、裁く気持ち、しがみつく気持ち、相手を変えようという気持ちがある間は、相手は態度を変えません

いやむしろ、自分がもっとも見たくないもの
望まないものを出してきます
*******
p211
私たちはどれだけ見返りを求めて愛を与えていることだろうか

自分の努力に相手も同じように報いてくれるだろうかという希望。

自分がこんなに愛しているんだから同じ量だけ愛を返してほしいという要求

自分がこれだけやってあげているのだから感謝するのが当たり前という見返りを求める心

これは愛でもなんでもない
取引なんだ

真実の愛というのは「あたえっぱなし」なのだとと思う。

与えているなどという意識すらなく、愛が自分の中から自然にあふれている時は、愛は不思議なことに、こだまにように返ってくる。

*******
P212
の欠乏感と恐れを抱いている人、自己価値の低さ、自己否定の強さから自己不信を抱え、
同じドラマを、相手を変えてやっている人は、自分の心の傷の癒しに取り組むことが先決だと思う。

人間関係は、自分の内面が映し出されているものだからだ。

それらの話を聞いても、とおりいっぺんの道徳的な話としてしか響かないかもしれない。

聞いたことを実践できない自分への否定として受け取ってしまうだろう。
しかし、そうではないのだ

受け取れないくらい深く愛に傷つき、それでもなお懸命に幸せをさがして生きてきたあなたがいるという

ただそれだけのことなのだ。

*****
P213
すべての能力はトレーニング、練習が必要です。
能力は磨く努力をしなければ成長しません。
愛も能力と考えれば同じように練習が必要です

ですから人間関係の確執やいさかい、離婚や失恋は愛することの失敗ではなく、愛を学ぶための大切な経験です

人生には一切の失敗はなく、すべての人が自分にとっての必要な経験をしているのです。

人生の学びは、痛みに満ちたものなのです

しかし学べば学ぶほど、成長すればするほど、人生には喜びや感動、豊かさや愛が満ち溢れるようになってきます。

*****
1章~10章のステキ・唸らせる内容をお伝えしたいのですが、
このつづきは、どこかで直接この本と出会って頂き、
岡部明美さんを感じてくだされば幸いです。

ながくなり恐縮です。
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岡部明美著 「私に帰る旅」 の中から

2019年01月17日 | 本・絵本・雑誌
元旦までは、なにかと気忙しい日を送っていましたが
1/2に山登りをした後、初仕事の7日までは、どこへも行かず、読書していました。

いくつか読みましたが、中でもご紹介したいのは、岡部明美さんの「私に帰る旅」です。

簡単に紹介させて頂きます。

出産中に胎児の心音が聞こえなく急遽「帝王切開」になります。

男の子を出産したものの、数日後彼女はベットでエビ反りになるほどの頭痛に襲われ「脳腫瘍を2か所発病。直後に水頭症を併発していることが判明」

医師からは「命の保証は出来かねる」「どんな後遺症が残るか分からない」と言われましたが、手術後、頭に棒が刺ささりベットにくくりつけられる生活が続きました。


時間は経ち、彼女の体は「めだった後遺症」は残りませんでしたが、退院後から徹底した生活改善をします。

彼女は病気とは「体からの」&「これまでの生活の仕方」からの警告だと気付きます。

*******

1章から一気に第6章にスキップします。P220

「振り返れば、いつも自分と人を比較してきたように思う。

他者からの評価や、私への好意のあるなしによって心が満たされたり、満たされなかったりしたから

心はいつもジェット・コースターのように上がったり、下がったりと大忙しだった。

それに、私は「楽に生きる」ということにどこかで罪悪感を持っていたからなおさらだ。

私は、ほんとうは人生を楽しみたいし、謳歌したいだけなのに、私の頭はすぐ

「そんなに楽していいのか。好きなことだけやっていていいのか」

「自分をそんなに甘やかしていいのか」

「人生を楽しむだけじゃ成長がないじゃないか」と言って私を責めるのだ。

私の頭とハートは、まるで敵対関係にあるようだった。

私は今まで、楽に生きると言うことを、手抜きとか、いい加減、ぬるま湯人生、怠け者の人生だと思っていた。

私はなんという人生の貧乏性だったのだろうか。

自分の中で「好き・楽・心地いい・ワクワクする・楽しい・私がそうしたい」という感覚で人生を選んでいったら

苦しいことや問題が起きた時に人のせいになんかできないのだ。

もっと楽に生きよう。

私がそうなれば、周りの人たちだってきっと楽になるだろうし、居心地がよくなるだろう

わたしは、自分にあまりにも厳しく生きていたら、一緒にいる人だってしんどいはずだから。
*****

まだまだ続きはあるのですが・・・

お読み頂きありがとうございました。



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本を読んで・・・ 野口嘉則著 『「これでいい」と心から思える生き方』

2017年12月08日 | 本・絵本・雑誌
先日の「アドラーの勇気づけ講座(主催者 浅井智子さん)」の中で「良い本だよ~」と教えて頂き、何回も途切れながら1週間、のめり込んだのは小倉広著の「一瞬で自分が変わる100の言葉」でした。


それから、彼女は野口嘉則氏も紹介してくれました。


今読んでいるのが野口嘉則著『「これでいい」と心から思える生き方』です。

ユーチューブでお聞きするのと、内容は大筋あっていますが、中でもいいな~とおもう所を紹介させて頂きますね


「こどもへの執着心を手放せた父親」 P208~213
Aさんは長男が中学三年に上がる直前に、次のようなことを話しました。

父:「お前には悔いのない人生を歩んでほしいと思っている。
俺は高校受験の時に楽勝で入れる安全パイの高校を選んだ。
チャレンジするのが怖かったし、勉強するのが面倒くさかったからだ。

入学してから「もっと上のランクの高校にチャレンジしておけばよかった」と後悔したんだ。
だから、お前には公開するような人生を歩んでほしくない。

人間はチャレンジしなかった時に後悔する。だからお前にはチャレンジしてほしいんだ。
お前はやればできるやつだ。

お父さんは応援する。とにかく後で悔いを残さないようチャレンジしてほしい。
人生はやり直しができないからな」

その後、Aさんは定期的に長男に進路を尋ねました。
夏休みに入る前のとき、
いつもはぐらかしていた息子がこの時は怒りを爆発させたのです。

長男:「うるせ~な~。ほっといてくれよー」
父:なんだその言い方は! お父さんはお前を応援する気持ちでいってるんだぞ」

長男:「じゃ~言うけど、俺が受けようと思っているのはT高校だよ」
父:「なぜT高校なんだ? T高校はランクも低いし、お前なら勉強しなくても入れるところじゃないか」

長男:「ランク・ランクって何のランクなんだよ! 」
父:「お父さんは、お前に後悔してほしくないから、チャレンジしろって言ってるんだぞ」
父:「お父さんは、お前が将来後悔するのが目に見えてるから言ってるんだ」

長男:「俺には「後悔する自由」もないのか!自分のやりたいようにやって後悔するなら本望だよ。
俺の人生は俺のものだ。

「チャレンジしない自由」もあるし「悔いのある人生を送る自由」もあるはずだ。
それとも俺には、競馬の馬みたいに全力疾走するしか選択肢はないのか!」


その後、Aさんは自分をみつめなおしていくうちに
「息子の為だ」と正当化していたけれど、実は自分の望みを息子に実現してもらおうとしていたのでした。

このように、親が自分の子供の人生を所有しようとしてしまうケースは珍しくありません。

******
長くなりました。お読み頂きありがとうございます。
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「孤愁(こしゅう)」読みました。 新田次郎・藤原正彦著

2017年04月24日 | 本・絵本・雑誌
新田次郎にのめりんで第5弾は「孤愁」

先回読み終えたのは、新田次郎の御嬢さんの藤原咲子「父への恋文」。
「お父さんが大好き」「教えてもらったこと・笑いあったこと」父が娘を想う気持ちをしっかり受け止めていた作品


今回は新田次郎氏の絶筆となった「孤愁」を、長男正彦氏が父亡き後30余年の時間を費やして完成させたもので、新田ファミリーから産み出された作品に出会えました。

新田次郎著=美しい国⇒日露開戦まで
藤原正彦著=祖国愛⇒森羅万象まで

この物語の終末を、新田次郎氏が本当に書き終えたかったどうかは分かりませんが、モラエス氏という日本に実在した人物を、本の中で散歩に歩かせ、恋をさせ、失う痛みを味あわせている文章に、胸が焦がされるような気分になりました。

外交官として昨日までは心を開いていた関係でも、情勢の変化により今日からは一線を引く駆け引き・必然性のくだりも面白かった


孤愁(ポルトガル語で=サウダーテいう)とは、「別れた恋人を思うことも、死んだ人を想うことも、過去に訪れた景色を思い出すことも。懐かしく思い出すことの全て。甘く悲しい、せつない感情に浸りこみ、その中に生きようとしている」と解説しています。

初めて知った(当たり前だと思いますが)ことは、外交官という職業は、自国の利益をまず最大の課題として働いていること。そして友好国と調整取りながら、貿易・軍事・在留の本国人の利益と諜報活動を仕事としていることを知りました。

モラエス氏の優秀な能力により、沢山の出版物を残してくれたおかげで、新田次郎父子の力により「日本を逆輸入」して眺めることもできました


全体で727頁(私にとっては分厚い)を毎日20ページ~30ページと読み進めて、やっと読み切った感を味わっています。
いや~本って、素晴らしいですね。

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