開心香港街市

ほいさむほんこんがいしぃ
~気づけば在住6年目。香港のおいしいもの、おもしろいこと、ときどき…。在ホンコン的趣味生活~

『硫黄島からの手紙』と、それだけでは済まぬ夜

2007年03月12日 | 香港雑記
以前、宣言したとおり、土曜日にジャニーズファン揃って『硫黄島からの手紙』を観てきました。総勢7人。高校生の頃から「映画はひとりで観てこそよね」なんていうスカしたヤツだった私なので、そんな大勢で観るのは初めて。すっかり寂しがり屋になった(歳を取ったってこと?)今では、わくわくする大イベントです。
チケットが発売になる3日前に劇場窓口でずらーっと7人並びの席を確保。上映前のお食事にタイ料理店も予約して準備万端よ!

          


ワイワイと観る内容でないことはわかっていましたが、反対にひとりで観なくてよかったと思えるお話ですよね。
日本史の教科書では軽く流す程度にしか語られていない硫黄島の戦いに関して、この映画が話題になってから、各メディアを通じて悲惨すぎる実状が付加されていきました。少しだけ予習ができた状態で観た映画は、お約束のポップコーンを食べることもできないまま映像は次々と悲惨さを極め続けていき、リニューアルオープンしたばかりの劇場の最新音響によるリアルな爆音にお尻が浮き、ビクリビクリと体をこわばらせながら観ていたので上映終了後はものすごい肩こりとなっていました。

日本での映画紹介やレビューではキャストのトップに渡辺謙が来ていますが(実際エンドロールも渡辺謙がトップでしたし)、香港の映画館サイトでの記述は二宮くんがトップに来ています。ハリウッドでのネームバリューから渡辺謙をトップにもってきていますけれど、物語的には二宮くん主演ってことでいいですよね? 全然強くなくて、非国民的発言もしちゃて、好きあらば逃げ出したくて…ってきっと本当はそれが戦地にいた普通の人たちの普通の姿だったんだろうなぁって役を、とっても自然に演じていたと思います。頬が引きつったり、ノドが震えたりと細かい部分まで描写していて「うまいなぁ」っと思わずにはいられなかったです。


その昔、日本テレビの『知ってるつもり?!』という番組が好きでよく見ていました。感激しいな私が感激して泣きまくったエピソードが、「バロン西と愛馬ウラヌス号の物語」だったのでした。ロサンゼルスオリンピックの馬術決勝の最後の最後、ウラヌス号が今まで見せたことのないピョコッと後ろ足を折り曲げる動作をしたことで障害物を飛び越えられ、優勝することができた…そんな話の主、バロン西こと西竹一氏がこういう最後を遂げたというのも衝撃でした。(脚本上の創作もあったと思いますが)



ヘビーな空気に押されてどんより気味な一行7人。そんな雰囲気のまま「バイバイ」なんて夜を終えるわけには行きません。そんな空気になることを知ってか知らずか、ちゃんと予約してありますよ、カ・ラ・オ・ケ

前回と違う広めの部屋に通されると、なんとそこには「2月14日までの新曲が入っています」と。ってことはですよ。「HONEY BEAT」も歌えるってこと?踊れるってこと?きゃーっ!!
すっかり先ほどまでのどんより~も吹っ飛んで、カラオケ本片手にエントリーしまくりです。

          

そして、今回も出ましたジャニーズ公式ペンライト! さらに今回は4枚のウチワも振られています。いくら待っても香港のコンサート会場でウチワを振らせてくれないから、こういうときに振らずにいられないのよ。ストレスたまってるのよ!

日本だとプロモーションビデオと共に歌うこともできるけれど、香港ではまだそれはムリ。「観たいよね」をどれだけ連呼しても叶わぬ願い。ですが、なぜか今回は、曲の前にCDジャケットの映像が出るというオマケが付いていました! しかもV6とタッキー&翼のみ。…ってことはavexのアーティストだけそういうサービスが付くのかな? 画面に一瞬現れる写真に、叫ぶ!叫ぶ!! ぎゃーっ!剛くーん!!

ペンライト振りまくっていい具合に映画での肩こりがほぐれたし、普段飲まないお酒まで飲んじゃって(といっても梅酒サワーだけど…)、とっても気持ちいいったら。騒ぎまくったことは覚えているけど、何をどう騒いだのかはちょっと記憶が…(ヤバイっ!) 騒ぎすぎてご迷惑をかけたみなさまごめんなさい。

今回参加の7名のうち、1名だけ香港人がいました。日本人とのカラオケに初めて参加したという彼女いわく「日本人のカラオケは盛り上がる!」と。さらに「みんなマダ~ムな感じなのに、はしゃぎっぷりがすごい」と。
やっぱりカラオケを生み出した国の人間ですもの、壊れっぷりも半端じゃないのよ~。