走って、止まって、考えた

たまには立ち止まって、ちょっと考えてみた。

自転車大国?

2006年03月27日 | トライアスロン
今朝の新聞に日本の自転車業界に関するデータが載っていました。
それによると、国内の自転車保有台数は8600万台。
輸入は800万台/年で、99年に比べてほぼ倍増。
一方、国内生産は200万台で、99年に比べて1/3近くに減少しているそうです。
ま、それにしても年間1000万台の自転車が世に出て行くわけです。

しかし、8600万台という数字はすごいですね。日本国民の3人に2人以上は自転車を保有している計算ですが、どれぐらいが幽霊自転車なのでしょう。
放置して引き取り手のない自転車、道端や河原で朽ち果てている自転車、マンションや家の駐輪場に置きっ放しの自転車・・・
そんな幽霊自転車が膨大な数に上っているように思えます。

駅前の放置自転車が大きな問題になってますが、そろそろ強制的な対策も必要じゃないでしょうか。
子供や年寄りが安全に出歩けないなら、規制もやむなしと思います。
もし、すべての自転車に対して年間1000円の税金(登録料)を課せば、単純計算で860億円の収入になります。たぶん、100億円ぐらい使えば、ICタグを使った自転車追跡・管理システムを作れるでしょうから、これで課税インフラを作って、残りで環境整備や教育を行えば、ずいぶん自転車も歩行者も安心できる社会が作れるような気がします。

日本は「お車様」優先の道路行政が、綿々と受け継がれてきました。いまだに、自動車をスムーズに通らせること、が道路の一番の役割のように思えます。
守られるべき“歩行者”と優先されるべき“自動車”、その間隙に落とし込まれた鬼っ子“自転車”。その鬼っ子も8600万台となれば、立派な凶器にも重荷にもなります。
一自転車乗りとして、考えることはたくさんありますが、即効薬はないだろうというのが正直なところですね。

昨日は、スイミングスクールで3ヶ月に一度の1500m記録会でした。
調子は悪くなかったし、泳いだ感じも悪くなかったんだけど、タイムはえらく悪かったです。
なんとなく、まーったりと泳ぎ始めたら、最後までまったりと行ってしまった、って感じかな。
どうも、モチベーションがイマイチな感じもするな。
ここらで、ジャパンに向けて建て直しを図るとしましょう。

ケータイ生活

2006年03月22日 | トライアスロン
週末は会社で仕事をしていました。
休日なので自転車通勤にして、まずは途中のコンビニで昼飯を買い込む。支払いは、携帯電話に入っているJRのSuicaで払います。ピッとタッチするだけ。
夕方、仕事を終えて池袋へ。女房から頼まれていた買い物をしようと思ったら、財布を持っていないことに気がついた。
家に忘れてきたけど、朝はケータイで支払ったので気がつかなかった(>_<)
ここまで来て、何もせずに帰るのもシャクだなぁ...

と考えていたら、こないだ読んだニュースリリースを思い出しました。
UFJニコスのスマートプラスが、銀行ATMのキャッシングに対応した云々。
さっそく、三越横の東京三菱UFJ銀行に行ってみると・・・ありました、携帯電話対応のATMが。
クレジット-キャッシングを選んで、携帯電話をピッとかざして金1万円也をお借り入れ。

おかげで、買い物して床屋にも行けて、時間が無駄にせずにすみました。
まだまだ、使える場所の少ない電子マネーや携帯クレジットですが、そう遠くなく、携帯電話だけ持ってれば生活できるようになるかもしれませんね。

昨日の春分の日も休日出勤でした。
先日のマラソンの筋肉痛が残っていたので、朝は軽くローラー台で自転車練習。仕事前に新宿区のプールで30分だけスイム練習。
時間は短いけど、筋肉痛は取れました。

サクラサク

2006年03月20日 | トライアスロン
久しぶりに自転車通勤しました。途中にある花見の名所・江戸川橋公園で、一番日当たりの良さそうな木を見たら、やっぱり気の早い桜が花開いていました。
今年も花見の季節になりましたねぇ。



今度の週末には、この公園も人で溢れ返るでしょう。
その後にはゴミの山、山、山。
花見は好きだけど、あの惨状を見るとウンザリ。

昨日は、毎年恒例の荒川マラソンを走ってきました。
ランの強い友人Y君をペースメーカーにして、速いペースで行けるところまで行ってみるのが今回の修行(^^♪
行きの21kmは追い風に乗って、ボクにしてはかなりのハイペース。1月に走ったハーフマラソンのタイムを10分も上回って折り返し(ヒェ~大丈夫かなぁ)。
折り返してからは向かい風。だんだん苦しくなってくる。
30km手前でY君とサヨ~ナラ~
ここからは、この冬一番という猛烈な向かい風も吹き出して、ただただ耐えるのみ。
前半のスピードがウソのような、歩くようなスピードでなんとかゴール。
3時間30分の平凡なタイムでしたが、30kmまではハイスピードに着いていけたのは大収穫。
練習の課題ができました。

今日は、思いーっきり筋肉痛(>_<)

視力矯正手術

2006年03月14日 | トライアスロン
先週、うちの女房が視力矯正手術を受けました。
ここ数年、アメリカのゴルフの選手たちがこぞって受けていたので、向こうじゃ流行ってるんだなぁとはおもってました。
タイガーもすっかりコンタクトレンズとおさらばしたし、牛乳瓶の底みたいなメガネしてたトム・カイトもメガネなしですっかり別人のようになったし、ビジェイ・シンもメガネバイバイ組ですよね。

うちの女房も、メガネなしじゃなーんにも見えない、強度の近視+乱視でした。
先週の木曜日に銀座の病院で手術を受けたので、車で迎えに行ったんですが、その帰り道ではもうメガネなしで交通標識の文字を読んでました。
いや、驚くべきものですね!
われわれの歳になると、老眼はどうしようもないそうだけど、それ以外は簡単に治るそうです。
手術も、正味10分位で終わります。費用も、数年前までは50万ぐらいしてた記憶があるけど、今は20万を切ってます。
これから残りの人生のメガネ代や煩わしさを考えれば、目の悪い人はやらない手はないと思いますね。

当日、迎えに行った病院の待合室は若い人で一杯でした。たぶん、この季節なので、進学や就職を機にメガネからオサラバしたい人たちでしょうか。

ボクも受けようかどうか考えています。ただ、ボクの場合はふだんはメガネなしで生活できる程度なので、ちょっと迷ってます。

今朝は寒かったですね。気温1℃の中、朝ランに出かけました。
どうも調子はイマイチ。まだ土曜日のロングライドの疲れが残っているようです。
最近、歳のせいか疲れが取れるのが遅くなってます。
まぁ、無理せずいきましょう。
久しぶりの通勤バイク、往復18Km。

名古屋国際女子マラソン

2006年03月13日 | トライアスロン
名古屋国際女子マラソンで、弘山選手が優勝しましたね!
昨日は仕事で会社にいたのでTVは見なかったんですが、夜のニュースで知りました。

トラックの女王も37歳になり、マラソン10回目の挑戦でようやく掴んだ栄冠だそうです。
その上、旦那がコーチで二人三脚で苦しい道のりを歩んで来た、となるといっそう涙モノです。

マラソンやトライアスロンといった長距離持久系スポーツというのは、走っている時間の99%ぐらいを、自分の肉体のバイタルシステムのチェックに費やしているように思います。
「足に違和感があるけど大丈夫だろうか?」「ちょっと呼吸が苦しいけど最後まで保つか?」「空腹じゃないけど食べないとハンガーノックになるんじゃないか?」
って、だいたいそんなことを延々考え続けて、自問自答して自らの葛藤と戦ってます(少なくともボクの場合は)。

恐らく、今回の弘山選手も、前を行く選手との距離、残り距離、自分の調子、相手の調子、これまでの練習、これまでの経験、そんなものを延々と自問自答しながら走ったことでしょう。
加齢に伴う衰え、結果を出せなかったこれまでの記憶、周囲の期待、若い選手の台頭・・・そんなことも頭を巡りまわったでしょう。
42km先のゴールを目指して彼女が一瞬一瞬にどんな決断を積み重ねたのかは想像すらつかないが、その小さな決断の集成が全体として収支プラスになった故に、彼女は真っ先にゴールテープを切れたのだと思います。

なにはともあれ、弘山選手の快挙に拍手を贈りたいと思います。また、新たな“中年の星”の誕生、と言ったら怒られるかな(^^ゞ

先週の土曜日は、晴れて暖かくなるという天気予報を見て、急遽仕事をほっぽり出してバイクロングライドに行くという英断をしました(^^)
走り出しは、まだ気温も低く向い風が吹いています。
しかし、日が高くなってくるにつれ汗ばむ陽気になってきました。
冬用ウェアの中は汗でビショビショ。
物見山ののぼりをこえて、松郷峠のハードコースへ。約3kmの上りをこなしてから、いったんコンビニのある西平まで下って、すぐ先から再び2.5kmを上る慈光寺というお寺までのハードコース。
久しぶりのバイクのうえ、どちらの坂も延々続く上りなんで足がボロボロ。
お寺の茶店で、うどんを食べて休憩。ここの田舎うどんはうまい!



帰りは、行きと反対に南風。またもや向い風(>_<)
春先の荒川ではよくある現象です、行きも帰りも向い風。
疲れた身体には堪えました。
約110km、4時間。

自然とたわむれるアソビ

2006年03月10日 | トライアスロン
先週のアイアンマン・ニュージーランドは、悪天候のためにスイムが中止になり、バイクとランの距離も半分に短縮されたそうです。
過去、スイムが中止になった大会はいくつもあったけど、それに加えてバイク、ランが半分になったっていうのは、アイアンマンの歴史の中でも珍しいんじゃないでしょうか。
少なくとも、ボクは初耳です。

なんだかんだ言っても、トライアスロンは自然と戯れるスポーツだということを、改めて実感しました。
自己ベストを出すとか、ライバルに勝つとか、ドラフティングは止めろよとか、トライアスロンに関わる四方山話って自然の前ではあまりにも狭量な話題に思えちゃうね。

はるばる南半球の島国まで高いお金と貴重な休暇を使って行ったのに、ってぼやいてる人もいるかもしれないけど、アイアンマンの歴史上まれに見る大会に参加できたことを誇りに思ってもいいでしょう。

まぁ、物足りない気持ちは分かるけどね。
そのパワーは、次の大会にぶつけてください!

ボクのほうは、アイアンマン・ジャパンがグッドコンディションで開催されることを祈りつつ(^^)、わずかな時間を見つけてはトレーニングしてます。
水曜日夜は、恒例の東京体育館コソ練。スイム得意のバイク仲間・ハギが参加するようになったので、ここのところスピードが上がってあっぷあっぷ状態。なんとか付いていけるように頑張りましょう。
来週の荒川マラソンに向けて、早朝ランニングも毎朝1時間を確保。少し足の筋に違和感がでてきてるので、なんとか時間を作ってマッサージに行きたいなぁ。

オリンピックはナゼ面白い?

2006年03月03日 | トライアスロン
トリノオリンピック終わっちゃいましたね。やっぱり“オリンピック”を見ると興奮します。
なぜオリンピックなのか...
ほとんどの競技にはワールドカップがあって、トップ選手は世界中を転戦しているはずです。オリンピックに出てくる選手のほとんどは、同じ顔ぶれの選手でしょう。つまり、若干の“オリンピック効果”はあっても、競技のレベルはワールドカップとそう変わらないはずです。
でも、、オリンピックの興奮は格別!
選手も競技内容も同じなのに。
その違いは、巨額の資金に支えられて制作される映像の効果と入念にしつこく繰り返されるプロモーション効果のような気がします。
ふだん見られないようなマイナーな競技の中継にも、数十台のカメラが用意され、今まで興味も無かったような競技の裏話までアナウンサーがしゃべってくれます。
スキーなんかも、ケーブルテレビで放映されてるのは数台の固定カメラで写した単調な中継です。
その同じ競技を、選手と一緒に動くカメラあり、上空から映すカメラあり、ハンドカメラによる選手の大写しあり、と至れり尽くせりで見せてくれる。これがオリンピック効果なんじゃないかと思うわけです。
つまり、映像とプロモーションで作り出された興奮がオリンピックの本質なんだろうと思います。
裏を返せば、スポーツを含めて人々のメンタルの多くの部分は、映像でコントロール可能だということでしょう。
こういうことを考えると、必ずメディアによるマインドコントロールの薄ら寒いストーリーが頭に浮かんじゃうのはボクだけでしょうか。

他人からマインドコントロールされるのはゴメンだけど、最近は自分のマインドをコントロールして、もっと早く走ったり泳いだりする方法を模索しています。
多くの指導者は、“集中しろ”“リラックスしろ”などと言うようですが、なかなか実践するのは難しいでしょう。
ボクは、脳への刺激という形でそれを実現できないかと考えています。
決して、頭を叩きながら走るわけじゃないよ。
詳細は、また別の機会に。