自転車二景

ここんとこまたしても更新が滞っていて、
そろそろなんか書こうかなと思いつついたところ、


なんと！！


もう10月！！！



だからなんだってこともなく。


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今朝、娘の友だちが、お父さんの自転車に乗せられて家の前を通っていきました。

しばらくすると、お父さんだけが戻っていきました。

さてしばらくすると、お父さんがまた家の前を通っていきました。

それからしばらくして、お父さんの自転車の後ろに娘の友だちが乗せられて戻っていきました。


そのあとしばらくすると、こんどは娘の友だちの妹が（以下略）



そんなふうにして、お父さんはなんどもなんども家の前を通りました。

午後3時ごろ、娘の別の友だちが遊びに来たので外に出たところ、


またお父さんが通りました。



「4回目やで」


と娘。







そのあと娘は友だちの家に行きました。


夕方になったので自転車で迎えに行く途中、

近所の少し学年の上の女の子たちの、これまた自転車に乗ったお母さんとすれ違いました。


そのお母さん、

「あ、こんにちは」

「こんにちは」

「このあいだはどうもありがとうございました」

「いえいえどういたしまして」

この最初の「あ」から「いたしまして」のあいだで、われわれはすれ違いました。



「このあいだは何がどうもありがとうございましただったのだろう」としばらく考えて、

最近、あの子たちとぼくがからむようなことはなかったと思うし、

なんだろう。

あああれは運動会でのPTA活動のことだったのかな、

と思い当たりましたが、


そんなことを考えずに、条件反射的に「いえいえどうも」と返したあたりに、

父親になったのだなあと。