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【特集】1晩で1600万円の売上 “伝説のホスト”のいま

2018-05-24 17:35:28 | ブログ
【特集】1晩で1600万円の売上 “伝説のホスト”のいま5年前、脱税事件で有罪判決を受けた男性がいます。男性はかつて大阪ミナミで関西最大のホストクラブを経営し、自身も「伝説のホスト」としてその世界の頂点を歩き続けていました。しかし事件でその人生は一変、ホストクラブはなくなり、多額の借金だけが残りました。男性のいまを取材しました。
入店1か月目からナンバーワンホストに大阪ミナミの歓楽街・宗右衛門町。ホストクラブ「ピースリー」に響き渡るシャンパンコール。次々と高級シャンパンがあけられていきます。このホストクラブに1人の男性が来ていました。井上敬一さん(42)。過去にホストクラブを経営していた井上さん、自身の経験を元に店側にアドバイスしていました。

「俺が引っ張っていくぞという人間の不在、一兵卒じゃ全然意味がないので、そのあたりの課題の解決が急務かもしれない」(井上敬一さん)

現役ホストに向けた研修も行っています。接客の基本から売れっ子ホストになる秘訣を伝えていきます。

「記念日や誕生日だけドカンとやって、あとは放っといていいってほど女性はばかじゃない。そんな大きなことよりも細かで親密な愛情表現やちゃんと共感、理解していることをどれだけ伝えられるかが大事」(井上敬一さん)

「ホストは会話とか人間関係の仕事なので、すごくためになる講習でした」(ホスト歴1か月)
「すごく熱意のある方、きょうからでもすぐに生かせる内容なので、しっかりとやっていきたい」(ホスト歴3年)

井上さんは兵庫県尼崎市出身。親の借金をきっかけに立命館大学を中退、20歳でホストの世界に飛び込びました。女性への気配り、ツボを心得た営業スタイルで、入店1か月目からナンバーワンホストとなりました。その後も当時の関西記録となる1晩1600万円の売上をあげるなど「伝説のホスト」として名を馳せました。
脱税で有罪判決井上さんは5年間、ナンバーワンを一度も譲らず現役を引退。25歳で次のステージに進みます。50人のホストが在籍する関西最大級のホストクラブを経営し、大阪だけでなく東京にも出店、経営者としても名声を手にいれました。しかし…2013年に脱税発覚。

『所得税法違反などの罪で起訴されたのは、大阪ミナミのホストクラブ『紫苑』の実質経営者・井上敬一被告です』(2013年6月4日MBSニュース)

井上さんは顧問税理士と共謀し、法人税と所得税あわせて約6500万円を脱税したのです。この事件で井上さんは懲役2年執行猶予3年の有罪判決を受けました。

「とにかく逃げたかったし楽をしたかった。税金はできるだけ納めたくない気持ちがあった。自分が全部悪かった認識は本当にある。いまホストクラブの研修行っても『絶対税金だけはちゃんとせなあかん』と、一番説得力ありますよね、自分みたいになるよと」(井上敬一さん)

宗右衛門町に井上さんの店はありました。

「そこですね、看板がまだそのままあるんですけどね」(井上敬一さん)

いまは別のホストクラブが入っていますが、いまだ当時の看板は残ったままです。

「とにかく大阪で一番大きなハコをつくって、スタッフたちに『どうだ』という店をつくりたくて、すべて投げうって作った店だった」(井上敬一さん)
残ったのは多額の借金だけしかし、事件で井上さんの人生が大きく変わります。追徴課税など約1億円、ホストクラブの経営は立ち行かなくなりました。周りから人は離れ、残ったのは多額の借金だけでした。

「当時、従業員は家族だと思っていた。しんどい時こそ一緒にやるのが家族だと甘い考えもあったけど、やっぱり辞めていきましたね。当然ですよね、沈んでいく船のイメージがあっただろうし。店の前に報道陣が来ていたり、新聞記事やニュースにもなっていたし、そういう噂が流れるとお客さんも少なくなってくるし。(ミナミは)昔は俺の街だと思っていたけど、いまは居場所がない感じですよね」(井上敬一さん)
「ホストの経験を生かせる職業をつくる」事件後、井上さんは大阪を離れ東京へ移り住みました。いまはホストクラブでの研修などで月収約20万円。借金はまだ5000万円以上残っています。

「最近検察庁から荷物がいっぱい返ってきて。これは新人育成のマニュアルとか、18箱ぐらい段ボールでこないだ返ってきましたよ」(井上敬一さん)

押収品の中にはホストを始めて以来、毎日のようにその日の反省や気づきを書き記していたノートがありました。

『俺を支えているのは勤勉さ、真面目さ』
『夢を見ていないやつがどうやって人に夢を与えるのか?』(ノートより)

「ちゃんと復活したい。直近の目標でいうとお金を全部清算したい、もう1つはホストの第2の人生をつくっていきたい。そのために自分がホストの経験を生かせる職業をつくる、それも目標の1つ」(井上敬一さん)
独身女性へのセミナー、10人以上が結婚その思いから井上さんが3年前に始めた活動があります。それは独身女性へのセミナーです。

「婚活や恋愛でうまくいかない、人間関係がうまくいかない方にいつも言っているのが、性格や年齢とかルックスは全然関係ないです」(井上敬一さん)

人の懐に入ることだけを考えていたホスト時代。恋愛については誰よりも理解していると、この仕事を始めたのです。

「例えば彼と1時間デートしました、そのうち30分間自分が話したら負けだと思ってください。勝ち負けじゃないけど、30分以上話をさせたら『よし、私に惚れたな』と考える」(井上敬一さん)

結果も少しずつ出てきました。これまでに10人以上が結婚にいたったといいます。

「恋愛テクニックをネットで調べていたけど、本質的なことを言っていると思った」(参加した30代の女性)
「なるほど、そんなカラクリだったのかと。教えてもらったことを実践して、形にしていくことで変われそうだなと」(参加した30代の女性)

「ホストでやってきたことはどんなことでも通用すると思って模索してきた。やっとこれが見つかったので、これを推し進めてみんなに喜んでもらえる仕事をしたい」(井上敬一さん)

かつて夢を売っていた伝説のホストは今、現実の幸せを与える「ホスト」として生きています。

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