【飲む点滴】甘酒について意外と知られていないコト
■案外知られていない「甘酒」の正体
お正月に神社で飲むイメージが強い「甘酒」ですが、最近ではコンビニなどでも売られるようになり、季節問わず簡単に手に入るようになりました。日頃から頻繁に甘酒を飲まなくても、寒い冬には甘酒を飲みたいという人も多いのではないでしょうか。
しかし、甘酒は他の飲み物と比べて不思議な部分が多いように思います。今日は、甘酒のキホンをお知らせいたします!
■1.甘酒には2種類あった!
甘酒は大きく分けると、「酒粕に砂糖を加えて作ったもの」と「米麹を発酵させて作ったもの」の2種類があります。甘酒はその名の甘いお酒ですが、この2種類では甘さの種類が違います。前者の酒粕の場合には砂糖を加えていますが、後者は砂糖が加わらずに甘味が出ています。これは、米麹が発酵しデンプンが分解され糖(ブドウ糖)を作り出すからです。お米を噛めば噛むほど甘くなるのと同じ理由です。
■2.甘酒を飲んだら飲酒運転になる?
名前に「酒」がついているからには、一見アルコール分が含まれているようにも見えますね。実は、「酒粕から作られた甘酒」にはアルコールが含まれていますが、「米麹を発酵させた甘酒」にはアルコールは含まれていません。ただし、味付けなどで酒粕が使用されていることもあり、微量のアルコールを含んでいることもあります。しかし、いずれにせよアルコール分は1%以下です。分類上は「清涼飲料」、未成年が飲んでも大丈夫です。ただし、アルコール分が低くても、万が一「呼気中のアルコール濃度0.15mg/l以上」が検出されてしまえば、「酒気帯び運転と規定」されてしまうので、一応気をつけておきましょう!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます