公文で九年

公文式教室を9年間経営していた学習塾経営者です。
公文教室とはどういうものか私の視点で公開したくなりました。

オトナの教室見学

2011-12-12 | 契約解除・脱公文
《オトナの教室見学》
くもんからの独立を考えてうちの教室へ見学にいらっしゃる場合を
こう言うことにしようかな。
先日もそんな方がいらしたので。

彼女の場合、既に教材屋さんとの連絡は取り
「さっそく研究会に内容証明つきの郵便で連絡して・・・・三ヵ月後に」というところまで
意志が固まっているようだったのですが
「ちょっと待った!!」

研究会に言う前に、事前準備は済ませておかないと。
こちらは三ヵ月後のつもりでも、研究会のほうから即刻解約通告してくることもあるのよ・・・・・研究会の判断により一方的にそれが出来ると、契約書にその一項は昔からあるから・・・・以前それで、知人の教室のために徹夜で手伝うはめになったことがある・・・・
事前に、教材を替えるつもりでいることが研究会に漏れてしまって、月末に突然
「今月いっぱいで契約解除します」って連絡が来てね・・・・

次回の教室日のために、今日明日で教材屋さんのテキストで教材セットをしなくては、
ってことで、くもんに返却する教材の片付けと、急遽送ってもらった教材の整理とをすることになって、その日自分の教室はスタッフに任せて駆けつけることになった・・・・
ベテラン指導者三人で取り組んで、
翌教室日には何事もなかったように新教材でこどもたちの学習はやれるようにしたものの、かなりハードでしたよ・・・・

それと、もう一点。
見学にいらした方と話していて気づいたのが会費振込みのこと。
現在のお教室ではかなりのところで
くもんのりそな銀行引き落としシステム等を使っているそうですが、これだと
研究会の方で、先生への生徒側からの入金を管理することが出来てしまうようで、
先生への生徒からの会費振込みが、先生の通帳に記載されないようになったという
事例があるとか。

もし、これが事実だとすると
保護者は先生へ会費を引き続き(くもんでなくてもいいから、と)振り込んでいるつもりが、それこそ研究会のほうへ転がり込むことになりかねない・・・・?
まさか、とは思いますが、引き落としシステムについてよくよく確かめたほうがよさそうです。
そうして、くもんから独立するつもりでいるのなら
会費の振り込みシステムも使わずに一時現金納入にきりかえる必要があるかもしれません。しかし、
ある教室への保護者からの入金が一斉に止まれば、研究会の方で《異常》に気づくのは必至です。
ということは、保護者には
新教室へ変わる前月までは従来どおりにくもんに連絡してある口座へ振込みをしていただく必要があります。

月末に振り込まれる会費は、翌月分ですから
例えば3月から新教室の予定なら、2月末の会費納入から現金あるいは別の口座への入金にしていただくということになります。
そういうことなども、
研究会へ解約通告をする前に
保護者の理解と協力をいただかなくてはならないわけです。

くもんから独立し、自分の教室でこれまでの生徒たちを育て続けたいという時には
生徒保護者の同意・理解・協力がなくてはならないのです。

以前、「契約解除」カテゴリー内のどこかで記載していますように
研究会との合同説明会などで、これまでの生徒を新教室で維持できる方向へ持って行くというのは不可能です。
研究会のほうではその説明会事前に、あることないこと保護者へ根回ししてくるのは当然ですし・・・・

まあ、色々と《注意事項》があるのですけれど
このブログは公開ブログなので、そうそう立ち入ったことは記載できないから。
今回の《オトナの見学者》には
非公開メールでやり取りすることにしました。






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