公文で九年

公文式教室を9年間経営していた学習塾経営者です。
公文教室とはどういうものか私の視点で公開したくなりました。

研究会へのクレーム

2014-07-08 | 読者からのコメント・おたより
くもん教室でスタッフを希望、という方からおたよりをいただきました。

いきさつはともかく、対応した教室指導者に不快なことがあったようで
「こんな指導者がいるという実情をどう考えますか?」というようなことでした。

言うまでもなく、私にはお返事のしようもなく、
「クレームは研究会へおっしゃったらいかがでしょうか」というようなことを
申し上げたのですが、折り返し
「研究会にも連絡してみたのですが、クレーム対応はしていないとの話で
とりあってもらえなかった」とのこと。

? しっかりクレーム対応窓口はあるはずだけど ?

でも、あとで気が付きました。
生徒・保護者からのクレームなら、それこそ局長が出てきて指導者に対して
「ご指導」があるのかもしれませんが
各教室は個人経営なので、その経営に関することは「知っちゃあいない」だったのです、
そういえば。

スタッフのお給料がどうだろうと、労災に入っていようがいまいが、
さらに言えば経営状況がどうであろうと
ロイヤルティさえ支払っていれば、他の事は関係ない、だったのでした。

スタッフの不平不満を並べたらそれこそきりがなく
うちの教室だって
「お給料が少ない」
「自分だって採点ミスをすることがあるくせにスタッフのミスにうるさい」
「作業内容が煩雑である」
などなど、きっと山のようにあるに違いありません (^.^)

自分の手足・延長として動いてもらわなければならないスタッフですから
採用・教育は大仕事で
教室の繁栄はスタッフの質にもよりますから、
頭数だけいればいいってわけにもいきません。
バイトといえば昔、バイトに応募してきた大学生が東北大生でなかったので
お断りしたら、親から
「大学名だけで判断するのか、うちの子が泣いている・・・・・・」云々の
怒鳴り電話がありましたっけ。
「そうですか、でも、学習塾なのでバイトの大学名は大事ですから。
 学歴を問わないところでお仕事されればいいでしょう?」
うーん、昔の事なので記憶はさだかではありませんが
この「親」は事務局にもクレーム電話をして局員がなんか言ってたような・・・・・・
もちろん、「うちのニーズに合わない採用はしない」と言って
局員もごもっともですって笑っていたような・・・・・・

通常の採点スタッフは別に高卒だろうとなんだろうと
言われたことをきちんとやれる人であれば構わないのですが
子ども達に年の近い学生バイトはやっばり
「勉強のできる 兄・姉、話のできる先輩」でないとね。

フランチャイズ傘下とはいえ、
それはあくまで商品(教材・指導にかかわること)のみで
ほかのこと、それぞれの教室経営に依ることには
その類のクレーム対応はしない教育研究会なのでした。
ということは、ひっくり返せば、
指導者にとっても、
その類のトラブル解決の援助も得られないということでもあるわけです。









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