公文で九年

公文式教室を9年間経営していた学習塾経営者です。
公文教室とはどういうものか私の視点で公開したくなりました。

保護者面談

2013-08-01 | 現在の教室運営
仙台では夏休みに家庭訪問や保護者面談をする小中学校が多いようです。

去年は暑くてそうでもなかったのですが、今年はまだ梅雨も明けないほどで
ジメジメしているのは困りものとはいえ、涼しいので
学校との面談後すぐ教室へ資料等もっていらっしゃる保護者が結構います。

五月ごろにあった学力テストの結果などがメインですが
「算数の点数が良くない」というのには本当にげんなりします。
計算だけできても、最近の学力テストでは点は取れず
いわゆる文章題のほうがずっと多くて、一学年程度先の計算ができる程度では
高得点には結びつかないのです。

四月にうちの教室でも学力テストは実施しているので
見当はついているのですけれども、
学校の学力テストの結果が良くない、というのは親にしてみれば
「塾に行かせているのに・・・・・・」ということになりますから
文句の一つも言いたくなるのは当然の事でしょう。

夏休み中というのは子どもたちの来室時間もバラバラだし
中学生など3時から9時までいる生徒も結構いるので
のんびり保護者の愚痴を聞いている場合ではないのですけれど
≪お客様≫ですから。

無学年式の計算練習と同時に学年相当の文章題や図形関係なども
ドリルを作って毎回させているのですが
それでも、考えない子は考えないわけで。

考えるという事を教えることができて
うんと伸びた子もいるにはいるのですけれど
家庭内で自分の考えを拒否され続ける育ち方をしている子には
なかなか難しいのです。

そういう子の親って、やっぱりアタマがガチガチで
口ではわかりましたと言っていても、やってることは変わらないタイプがほとんどですから、あれこれノウハウをお伝えしても「笊に水」状態になりやすくて
お引き取りいただいた後、疲労感がどっと押し寄せます。





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