公文で九年

公文式教室を9年間経営していた学習塾経営者です。
公文教室とはどういうものか私の視点で公開したくなりました。

リスク管理室って?

2008-10-18 | くもん教室の運営
読者の方から、
「事故が発生し、事務局に相談したが、その日のうちに返事が来ず、
翌日リスク管理に電話で相談して、いわれたとおりにしたが、
結局保護者を怒らせる結果になり、大金の賠償をするはめになった」という
お便りをいただきました。

通常、教室がらみの事故に対しては、保険をかけていると思うのですが
確か一教科あたりで、頭数ではないヤツ・・・・

皆様からのお便り等によりますと、局員も知っているブログだそうですから
投稿者の特定に繋がる細々したことは書きませんが、
実のところ、以前私のいた事務局でも同じような話を聞きましたし
どこの事務局でも一つや二つ、そんな話があるのではないかと思います。

≪保護者から研究会にクレームが行き、
自分は決して悪いとは思わないのに、研究会のほうから
「何が何でも謝りにいく」といわれて保護者へアタマを下げに行った・・・・
局長同行で・・・・・局長は自分の味方をするどころか
私の不行き届きだと保護者に謝らせた・・・・
この一件で、くもんをやめる覚悟がついた≫という話も。

で、リスク管理が護っているのは、
個々のお教室の≪安全・安心≫ではなく
くもん教育研究会の安全・安心でしょう・・・・ということ。

トラブルが生じなければ
教室の安全・安心=研究会の安全・安心 と思っていられるので
問題はないのですけれど
本当に何かがあったとき、
研究会が護るのは、研究会の顔であって、教室指導者ではない・・・

昔、私が教室を始めた頃の、何人目かの担当者に
「先生、都合の悪いことは何でも事務局のせいにしてもらっていいですから。
ボクが謝りにいきますし、ボクが対処しますから
先生は堂々と胸を張っていらしてください」
と 言ってくれていた局員がいました。

うーん、当時は彼も若かったのでしょうね、まだ30代で。
でも、その言葉をとても頼もしく思いました。
今思い出しても、目がウルウルしてきてしまいます。

ちかごろよく聞く、
「悪いのはこどもではなく、くもんでもないのだから・・・・指導者が・・・・」というのとは
大違いです。
その後、新教室設置関係で私と対立することになりましたが、
宮仕えの厳しさということもわかるので、彼を悪くおもったことはありません。
当時担当していたお教室の先生のために、
事務局の成績のために、立場上仕方がないということはあるのですから。

おーい、○○さん、
どっかの局長になったと風の便りに聞いているけど元気にしてる?
もしこのブログを覗く事があったらおたよりちょうだいね、
ご本人にはわかるでしょうから。コメントは非公開にしているから大丈夫よ。


おかげさまで、
うちでは保護者とのゴタゴタは、おきてもみな、自分で解決できてきて。
なにしろ、
くもんの生徒ではなく私の生徒だと思っていましたから
研究会にクレームをつけるような感覚の保護者はいなかったのです。
時には局員に対応方法などの知恵を借りることはありましたが
実際に保護者との間に、研究会・局員などを挟んだことはありません。
幸いに≪事故≫のたぐいはありませんでしたし。
自転車の盗難騒ぎは毎年のようにありますが、私の責任を云々するような保護者はいません。


それにしても。
自らの保身ばかりに汲々として、対外的な交渉力を持たない局長・局員ばかりでは
何の為の「寄らば大樹・・・・」なのやら。









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