公文で九年

公文式教室を9年間経営していた学習塾経営者です。
公文教室とはどういうものか私の視点で公開したくなりました。

くもんの幼児クラブ・・・・?

2008-09-19 | くもん教室の運営
『公文では、幼児クラブというのがあって、
入学前の幼児は国語関係、算数の足し算まで一緒で
¥6000だそうですね』と、
教室見学に見えた方から聞きました。ほんと?

もし、現在のシステムがそうなっているのなら
いつから?
ご存知の方がいらっしゃったら、ぜひ、教えてください!!


私が公文の教室経営・教室運営について知っている限りでは
そういうことはできないルールになっているはずだからです。
入会体験の時に、両方の無料体験はOKでも
入会となれば、
国語教材、算数教材というのは別立てですから
算数教材も使用するなら、二教科での入会のはず・・・・
それとも、幼児用に
ワンセットになった新たな教材でも作られて
一教科分の会費で学習が可能になったのでしょうか・・・・
???

見学に見えた方のおつもりでは
入学準備として¥6000で、国語算数が一応やれれば
入学後は学校任せで大丈夫だろうから・・・・
安上がりでいいと思うので、そういうところでちょっと、と
お考えだったとのこと。
ひらがなの書きはまだまだですが、読むほうはスラスラという年長児です。

うーん、もし、そういう考え方が蔓延しているなら
幼児指導に力を入れても、その後の継続学習には繋がらないわけで、
幼児は手間隙はかかりますから、
それじゃあ、踏んだり蹴ったりじゃない?


実は、うちの教室は現在、くもん教室ではないので
幼児は国語入会で、足す1に入る前の算数指導もしています。
公文式の教材分けで言うと、一教科分の会費で二教科、となるわけです。
対面指導が多くなるので手間はかかって大変ですが
うちの教室の場合、
ほとんどの幼児入会は、その後小学生になっても学習は継続し
中学になっても・・・ということも多いので、
幼児期の初期投資ぐらいは元が取れるから・・・・
また、幼児指導は親指導と割り切っている面もあるので
この頃に親に、家庭学習・うちの教室で学習を続けることの意義などをしっかり教育しておけば、子どもも優秀に育ちますし、継続率もいいので
初期指導の徹底ということも含め、手間のかけがいはあるからです。

しかし。
くもんのフランチャイズシステムにおいて
あれこれと手間隙のかかる幼児に、一教科分の会費で二教対応をすることを
要求されたら?
指導する教室としては割に合わないことはなはだしいのではないかと思います。
前述の見学者のように
「入学まで」と割り切っている人が多いとしたら、まったくの徒労に終るわけで。

にもかかわらず、
幼児クラブとして、会費は一教科分で・・・・と
研究会のシステムがなっているのなら、
現場の教室経営をまったく無視した行きかたであると思えます。
まさか、とは思いますが
実際にそうなっているとしたら、経営破たんする教室が相次ぐのは必須とも言えます。
どうなのでしょうか、ご存知の方はぜひ、教えてください。
情報ソースは公開しませんので。

ただし。
指導者個人の判断で、研究会には単科(国語or算数)で届けておき、
内々で両方やっているという場合には、それはもう、ご勝手に、の範疇です。
地域に「あの教室は一教科分の会費で・・・・・」という噂は流れるので
ご近所の教室はご迷惑でしょうけれど、
その指導者はそれなりの見返り、メリットがあってやっておられるのでしょうから
いいんじゃない?と思います。
もっとも、研究会のルールが近年変更されていないとすれば、契約違反ですけどね。
でも多分、そういうことのやれる教室は
生徒の継続率もよく、当然生徒数も多い有力な指導者でしょうから
事務局も見てみぬ振りをしそうですけれど。






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