連載（？）プロップ紹介。 ・・・ もうすぐ「ネタ切れ」になってしまいますので、残すところあと３回か４回です。 但し、カドガン卿が６月初旬にゲットした「プロップ」が到着すれば、また、追加で掲載しますね～。
これ、読んでる方は楽しんでいらっしゃるのかしら・・・ あまり閲覧数は多くないんですが、アクセスＩＰ数は増えています・・・ あんまり面白くないかしら・・・
プロップとは、映画で使用されたセットやモデルや小道具や衣装のことです。 興味ない方は興味ないでしょうが・・・ HPコレクターならば、究極の垂涎グッズは、やはり、映画で実際に使用されたプロップです。
今回のプロップは、 「アズカバン」で使われたプロップです。
初めていらした方はまずこちらへ 自己紹介etc.
フォトを御覧下さい。 「アズカバンで使用された本のページ」２種です。 上下に２種類の紙が、お分かりいただけると思いますが、違う本のページなのです。
上のページは、「図書室の本のページ」、下のページは「Monster Book of Monstersのページ」
です。
「図書室の本のページ」のほうは、なにやらミステリアスな文字（？）が書いてありますが、アルファベット文字でもアラビア文字でもギリシャ文字でもなく、どうやら、世界に存在する文字ではありません。 どう考えても意味がなく、カリグラフィー・アートのようです。 褐色がかったやや厚めの紙に、見開きで、この「文字」が書かれています。
本の１頁だったことを裏付けるように、裏側もびっしり「文字」があります。
どのような「図書室の本」だったのかは不明です。
「Monster Book of Monstersのページ」は、イラストが美しく描いてあります。 各ページのヘッダーの部分に"Monster Book of Monsters"と書いてあります。 ベージュ色の厚めの紙に茶色の文字で書かれています。
ご覧になっているページには、「賢者の石」に出てきたトロルがいますね。 "The Troll of Nadroj"と読める記述が絵の横にあります。 このページにもちゃんと裏側があり、裏側には、知らない２種類のMonsterイラストが描いてあります。 １つは"Alizor of Westacottus" 、もう１つは"The Limax"と書いてあるのですが、「Fantastic Bests and Where To Find Them」には載っていません。 どちらのイラストもなかなか素敵なのですが、いったいなんなのかゼンゼン分かりません。
それから、文字のように見える部分は、地球上に存在する文字ではなさそうです。 美しい飾り文字なのですが、やはりカリグラフィー・アートのように見えます。
（ちなみに、カリグラフィーとは、日本や中国で言えば書道のこと。 欧米では飾り文字です。本の装丁などに使われるアートです。）
各ページのヘッダーに書かれている"Monster Book of Monsters"の字体は、映画に出てくる本の表紙の字体と全く同じです。 このことからも、本物だと思うのですが・・・本のサイズが馬鹿でかいのに比べて、少しページのサイズが小さいようにも思われます。 ですので、本当に映画に使われたのか、その「原稿」だったのかは不明です。
スタジオにコネのあるお友達（イギリスのコレクターＫ．Ｂ．さん）に聞いてみたところ、この種のプロップは、比較的、入手しやすいそうです。 「欲しかったら、次回スタジオに行ったときにゲットしてあげるから、あまり高い値段で買っちゃだめだよ。」と言われました。
確かに、オークションにもたびたび出品されています。
この「アズカバンで使用された本のページ」は、上映された映画シーンでは登場しませんでした。
まあ、よくあることです。
記憶に新しいところでは、ＰＯＡ上映前に、横浜みなとみらいでFireboltや占い用Crystalと並んで、ＤＡＤＡの教科書が展示されていましたよね。 あれも、Warewolfのページがあり、イラストがあり、また英語でページ内に文章が書いてありました。 それなのに、映画では登場しませんでしたね。 せっかく小道具や美術担当の方々が作っても、それでも、ＰＯＡのシーンには登場しなかったのです。
小道具は色々な種類が作られているのに、運がよければ日の目を見るし、運が悪ければ全く日の目をみないで終わってしまうんですね・・・
ＰＯＡのヒッポグリフ授業のシーンで生徒たちが持っていたMonster Book of Monstersに、トロルのイラストが書いてあったのかどうか・・・ 今となってはスタジオ関係者以外知るよしもありません。
それでも、Monster Book of Monstersの美しいイラストを眺めているだけで、カドガン卿は大いに満足なのでした。。。。。
