「RDG3 夏休みの過ごしかた」
荻原規子/角川書店
今回は…というか、またしてもというか、宗田きょうだいメインでした。
1・2章はあまり勢いがなくて、今回あれれな感じ~?と思ったんですが
3章途中から4章が俄然おもしろかったです!
生徒会メンバーやファンクラブの面々がわりと丁寧に紹介されてました。
今後もっと関わってくるってことなんだろうか。
泉水子は真響好きすぎだろう。なぜそこまで…?
この作品中で一番愛されているのは間違いなく真響だなぁ。
普通のファンタジーだと主人公のはずなのだけど
泉水子はジャニとかに近い存在なのかしら。傍観者的な
あ、でも!
泉水子が酔ったときの深行の反応うけたwww
最後の最後も「高柳みたいなのが好みなんだろ」って嫉妬か嫉妬かww
まぎれもなくツンデレなんだから!!もうっ!(๑╹▽╹๑)
今回のメインは、真響と見せかけて真澄と見せかけて、真夏だったと思う。
合宿先は長野県戸隠。
天岩戸伝説でおなじみの場所です。
泉水子はアマノウズメの役割を演じることになります。
そして、そのあとはどちらかというとイザナギイザナミ。
追う者と追われる者。蛇が追ってきます。おお恐い。
最強の姫神様が登場して、わりとあっけなく解決。
紫子さん登場!
今回の泉水子は自分から姫神を呼び出そうなどと
なかなか大胆なことを言って深行を驚かせてました。面白くなってきた。
ただ受け身だった泉水子もかわりつつあるということかぁ。
糸世の舞や草十郎の笛もそうだったし、考えてみると勾玉もそうでしたが
あの世にあるものをこの世に呼び戻したり、またあの世にあるべきものを
こちらから追い出したり、というのが荻原先生の作品にはよく出てきますね。
勾玉三部作も文庫化されるし、読みなおすにはいい機会かもしれません!
しかし和宮出てこないのかよ…カラス期待した俺orz