タソガレブログ

読んだ本のこと。観た映画のこと。マイブームはころころ変わります。

イベントレポ:「読書」をさらに楽しもう!

2008-06-22 23:21:20 | 本に纏わる事
熊本子どもの本の研究会 25周年記念事業 「読書」をさらに楽しもう!

一緒に行ってくれる友達いないかなぁ~って思っていたんですが(結局断られた)
ひとりで行ってよかったかもしれません。こんなテンション高いさよっち、
見たらきっと、みんな引くわ(笑)

朝6時に起きたのにちょっと遅れて到着でした。
雨降ってたから膝あたりまでぐしょぬれ・・・でもそのへんを差し引いても
充分おつりがくるくらい楽しかったです!!

以下、感想とメモごちゃまぜに。箇条書きです。


午前の部
<対談> 森絵都氏×伊藤たかみ氏 司会:たつみや章氏

・森絵都さんはほんとにキレイな方です。
 ピンクワンピースとジーンズ、かわいかったvv
・伊藤たかみさんは、思っていたよりかなり面白い…っていうか天然?な方でしたw
・子どもの頃にマンガを読むのが遅かった話 がおかしかった。
 絵とセリフをじっくり見てしまうから、友達がページをめくるのに合わせていると、
 最初のコマしか読み終われなかったそうです。
 「ゴゴゴゴゴとかの擬音語は読んじゃいけないことに気付いたんです」
 「大人になってマンガ読むのがはやくなったなーと思う」
 などなど。会場爆笑です。

・お二人の共通点は、20代前半でYA作家としてデビューしたこと
 なのですが、10代がすぐそばにあったデビュー当時と違って
 今変わったことはありますか? という話題。
・確かに書きたいものが変化してきている。
・「今、書きたいもの」を書いて自然に、大人向け・YA向けになる。

・伊藤さんは、学生時代に自主制作映画の脚本を書いていたからか
 どの作品でも登場人物は同じ俳優陣 なのだそうです。トリックスター?

・森さん「小説を書いていて楽しいのは1年のうち2週間ぐらい」

・読者が書き手が考えている以上のことを読み取ってくれる。
・読み手の力

・推薦図書とか読む? という話題に。
 森さん「金のシールとかいかがわしいですよね?」(迷言?www)
・大人が子供に本を薦めるのは難しい。
・たかみ氏「嫌いな人が好きな本は嫌いになるんです」またまた会場爆笑
・自分の嗅覚で本を選びましょう。

・伊藤たかみ氏のキャラが素敵すぎでしたw


午後の部
<対談> あさのあつこ氏×金原瑞人氏

・同郷で同じ歳
・あさの先生も金原先生も服は水色でした。
・金原先生は上下ジーンズ、スニーカーは赤、遠くからみたら学生みたいです。
 てかけっして40過ぎには見えません。かっこいいいいいいい!!

・お二人の対談は司会もいないため?か、ほぼ漫才のような会話に…(笑)
・基本あさのさんがボケで、金原先生がツッコミでしたw
・もっと編集者や翻訳家のことを考えて書いてくださいという話題で
 あさのさん「小説家は変わった人が多いけど、私は普通の仕事もしてたし
 一般的ないい人だと思ってるの」
 金原氏「あんたなぁー」
 というようなノリw
 
・森絵都の小説を出版順に読むと、森絵都の成長が分かる。
・あさのあつこは初めから上手い。それが「バッテリー」で良い意味で
 歪み始める。金原先生の分析。
・あさのさん「作品世界で2つの力のせめぎあいがある」
 物語に収めようとする⇔物語にされたくない 
 
・ケータイ小説
・今はワンパターン
・これから進化していくと金原氏が予想。

・「小説」の誕生と歴史について。金原先生のダイジェスト講義!

・あさのさんにとって大人の男性を書くこととは?
 この話題で名言が続出でしたw
・「男は色気」「女は?」「女は腕力」(会場笑)
・藤沢周平の小説の男性が生々しくて色っぽくて素敵!と、あさのさん乙女モード
 「着物を十字に結ぶでしょう。あの細紐になりたい!
 「『DIVE!!』の飛沫が好きなんです。プールの水になりたい!!
 ツッコミ不能ですwww

・色っぽい男性を、時代小説なら書けると思った。
・金原氏「時代小説は物語空間なのかもしれない」

・「12~15歳がストライクゾーンだと言っていたら、狭すぎだと非難された
 のでしぶしぶ18歳まで上げたんです」
 と、やはり少年が好きでしょうがないらしい。あさのさん正直でステキです。

・物語の原型があって、センチメンタルものなどは特にパターンがある。
 でもそのディティールをどれだけオリジナルにするかが作家の技。

・金原先生の翻訳の苦労話
 原作をいかに損なわずに訳すか。自分を出さない。
・荻原規子氏が米翻訳から「舞台になっている神社の造りがどうなっているか教えてください」
 と言われたときに「そんなの考えてないわよ」と応じたwww
・小説版とマンガ版『陰陽師』の違い。いかに原作が適当か。
 (ってわかりやすいけど例に出された獏の立場はどうなるんだろうw)
・翻訳は古びていく。
・一人称の話。
・海外小説の方言をどう訳すか。
・このへんの話は『翻訳家じゃなくてカレー屋に~』に載ってることなので割愛。

・翻訳本の出版が300冊突破。(会場拍手)
・寝てるとき以外はずっとパソコンに向かって翻訳をしているそうです。
・翻訳がいきぬき。
・あさのさん「遊びで稼いでるってこと?!」

・とにかく漫才のようなトークに笑いが止りませんでした。
・あさのさんは楽しい人だなぁ~
・あさの家の家訓は「成績が落ちても、オチはつける」なのだそうです。
・金原先生の絶妙な舵取りw

***

金原先生から『バーティミアス』にサインを貰いました。
バーティが大好きなこととか、「ホエール・トーク」が好きなこと
などを伝えたのですが足ががくがくしてましましたwww
金原先生まじ若っけーーーー!かっけーー!
握手もしてもらいました。
もう しんでもいい。

森絵都さんには『カラフル』のサイン本(初版)に更にサインを貰いました。
「字が昔とかわってるなー。これは珍しい」と言っておられました。
森絵都さんはほんと美しい。

あさのさんは去年貰ったので自重しました。
そうじゃなくても長蛇の列だったもんさ。

あぁぁぁぁぁ~楽しかった♪♪
金原先生にお会いできたのが、本当に嬉しかったです。
熊本まで行って良かった!!


てか長い。
すみません。読まなくていいよ。

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2 コメント

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うおぉぉぉ!!!! (朋子)
2008-06-23 20:53:38
いいなーー!!!!!!!!!
サインですかっ?!?!
ワタシは熊本の隣県に住んでて、このイベントも行きたかったんですけど・・・・なんせ学生ですから
返信する
Unknown (小夜)
2008-06-24 00:08:31
イベントには沖縄や福岡など、遠方からも多かったみたいです。制服姿の中高生も多かったですよ(さすがに学生は地元の子かな?)
地方に住んでるとサインを貰う機会なんてめったにないですよね。チャンスは逃せない!(笑)
朋子さんもいつかもらえるといいですね^^
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