いまやブログ

結婚生活の苦楽を気ままに書き連ねます。

シングルモルト雑記#8

2014年02月15日 | ウィスキー

一昨日、いつものバーに行き、一風変わったシングルモルトを頂きました。
それはこちら↓


オクトモアの第6弾!アイラはブルイックラディ蒸留所の超ピーティな一品です。希少性もあるとのことで、試しにストレートで頂きました。

うーん、強烈な香り(臭み)!!そして辛口!フィニッシュが長い!オーク樽の5年熟成ですが、5年でここまでとは!そして、その香りに対してはお店の人が「正露丸」と表現してくれましたが、まさにそれです。正露丸って、子どもの頃は本当にダメでした。「良薬口に苦し」の典型的な薬ですよね。わざわざ美味しいお酒を飲みに行って、苦手な「正露丸」の味を楽しむわけですから、大人とは矛盾した生物ですな。

で、このオクトモアの数値的な特徴が、ピートの強さを示すフェノール値が167ということです。これは出来上がったウィスキーそのものの値ではなく、原料のモルトの値だそうです。発芽したモルトを乾燥させる時に一緒にピートを炊くことで、いわゆるアイラ独特の薬品的な臭みが出るわけですが、このオクトモアはアイラの一般的なウィスキーの3倍近くのフェノール値だそうで、この強烈な香りはそこに由来するわけですね。

普段はスタンダードなシングルモルトばかりを飲んできましたが、こういう希少性のある、ある種お祭り的・イベント的なものに対しても垣根なく、自然体で嗜んでいけることが、さらにオトナのお酒道につながるんだろうと思います。うーん、はるか遠き航海に出ていく気持ち!(?)