いまやブログ

結婚生活の苦楽を気ままに書き連ねます。

ウェディングまでの道のり#7(アルドブランディ)

2013年10月20日 | ウェディング

ロアラブッシュの披露宴でのドレスは青山のアルドブランディというお店で決めました。オーナーさんのものづくり・ドレスづくり、伝統的なウェディングへの想いの強さがにじみ出たドレスは、Aちゃんに本当によく似合っていました。Aちゃんが何より気に入っていましたし。お世話になったお礼の気持ちも含め、ウェディングが終わった後にも、写真を持って二人で報告に行ったくらいです。たまにそういうカップルもいるみたいですが、お店側としてもそういう事後報告を受けるのは嬉しいことではないでしょうか。多くは一回限りの関係と割り切った商売上の世界かもしれませんが、そんな中でも二人の結婚生活のスタートを支えてくれた人たちの一人ひとりが僕たちにとっては、忘れられない思い出になるわけで、その人たちへの感謝の気持ちを伝えることが結果的に自分たちの結婚を大切にしていることの証になるものだと思います。そして、今後何かのきっかけでその人たちのことを思い出すとき、僕たちの結婚生活のスタートがいかにフレッシュなものであったか、また周りからいかに祝福されたかを思い出すことになり、初心を取り戻すことができるものだと思うのです。

ロアラブッシュ当日。Aちゃんのドレス。


なお、新郎のタキシードは新婦のドレスを選んだお店でほぼ必然的に決めることになります。その方がリーズナブルですし。名古屋の結婚式のドレスはMホテルの衣装部のものにしましたが、僕のタキシードもやはり同じ場所で選んだものでした。それにしてもドレスの試着写真は大量に撮ったなぁ。ドレスと装花。この2つですね。写真をたくさん撮って、入念に検討したのは。


さて、今後ウェディングシリーズはいろいろ書き留めていきたいのですが、いろいろな要素があり、思いついた順に書いていくことになりますが、おおよその予定を書いておきます。

・招待客の選び方と各種の調整(職場、友人、親族のバランスなど)
・招待状の発送あれこれ(慶弔切手を買いに休日営業の郵便局へ。日のいい日に投函)
・BGM選び(僕のこだわりが強かった点!名古屋と東京で2種類作成)
・余興とその準備(学生時代の友達と演奏。みんなとの練習が何より楽しかった!)
・装花(中目黒の花屋さんで2回打ち合わせ)
・会費制について(正統派の披露宴にしつつ、あえて2万円の会費制に!)
・引き出物に代えてのプレゼント選び(プレゼント選びは難航!?)
・ハネムーン(最高の思い出となりました。新婚カップルには絶対、新婚旅行に行くのをおすすめしたい!!)
などなど。

ウェディングまでの道のり#6(ドレス選び)

2013年10月14日 | ウェディング

ドレス選びについて書こうと思います。

もちろん、旦那は付属品、新婦がメインですが、このドレス選びは新婦にとっては特に重要なイベントであるだけに新郎の役割期待が最も大きなイベントの一つだと思います。特に僕たちは名古屋と東京で2回ウェディングをやったので、ドレスも2着選ぶということで、かなり時間をかけて「これぞ!」という2つを探索して回りました。僕はドレスのなんたるかを正直よく分かってなかったので、Aちゃんが見に行きたいと言ったお店に一緒に行って、助言をしてあげるという役目に徹した訳ですが、それでも休日のデパートでの洋服選びとは重要性が全く違うわけですから、こちらもそれなりに力が入ります。

試着した数から先に言うと、計15着くらいだったかと思います。さらに僕が仕事でAちゃんが休みの日に、Aちゃんが一人で見に行ったところもあるので、相当の数になったと思います。僕はこの時、Aちゃんの探究心と熱意、こだわりの姿勢を知ることが出来ました。ドレス屋さんは、普段気づかなかったけれど、やはり自分が当事者になると、東京ならたとえば青山を中心に街中のいろんなところにあるということに気づくのです。そんな中で扱っているドレスのタイプやオーナーのこだわり方も様々異なるわけで、その中から新婦にぴったりのものを見つけ出すというのは、文字通り宝探しのようでした。で、新郎の役割ですが…どこのお店でもたいていそうですが、店内に入ると、同じようなカップルが何組かいて、新郎はソファに座り、新婦が試着から出てくるのを待っている、そして出てくると、その美しさに一瞬はにかんだような笑顔を新婦に見せて(新婦も同じく照れ笑いを浮かべながら)、つづいて比較検討のためにカメラを撮りまくる、そして2、3コメントをするという、そんなことをやってるわけですね。

かくいう僕も、初めてAちゃんがドレスを試着して、カーテンがオープンしたときは、その美しさ・華やかさに思わず笑顔を浮かべ、自然と「おぉ~!」と声が漏れたことを思い出します。それを見たとき、女性にとってウェディングというのは本当に特別なものなんだということを、初めて分かった気がしました。そして、そのドレスが本当に新婦に似合うと思ったら、そのことをちゃんと伝えましょう(男性のみなさま)。

つづく。

シングルモルト雑記#5

2013年10月13日 | ウィスキー

金曜日、仕事帰りの一杯でいただいたシングルモルトはこちら。

1.グレン・エルギン12年 Glen Elgin
2.アベラワー10年 Aberlour

1.グレン・エルギンはこないだ書いたスペイサイドで、その中でもかなり新しい蒸留所です。自分の場合、その前後に何を飲んだかで印象が変わり、そのウィスキーの特徴を言い当てるのにふさわしい、固定した表現を持ち続けるのがなかなか難しいので、今一度マイケル・ジャクソン「モルト・ウィスキー・コンパニオン」を確認してみます。

味:ドライな花っぽいスタート、甘い、蜂蜜っぽい、クリーン、そして麦芽っぽくなる、少量のタンジェリン・オレンジのようなフルーティさに変化する。

今回口にした時の華やかなイメージが強かったのは、「ドライな花っぽいスタート」や「蜂蜜」あるいは「タンジェリン・オレンジ」といった部分に由来するものでしょう。

2.こちらもスペイサイドを代表する、スタンダードな一品と思われます。バーテンさんが女性のお客さんにスコッチの入門として最初にアベラワーを薦めていたのを見たこともありますし、価格もスコッチのシングルモルトの中では安い部類に入ると思われます。創業は、ラベル上は1879年となっていますが、1826年まで遡ることができるようです。所有者はペルノ・リカール社。マイケル先生のテイスティング・ノートを再び引用してみましょう。

ボディ:驚くほどソフトでスムース。ミディアムからフル。
味:口の中でまとわりつくよう、長く持続するフレーバーの変化をともなう。・・・(後略)

ボディについて、「驚くほど」という点がポイントなんでしょう。ソフトでスムースなスペイサイド・モルトは探せば色々ありそうだけど、なんといっても「驚くほど」ですから、初めてシングル・モルトを飲む人に新鮮な感動を与えるには恰好の一品と言えるかもしれません。色も琥珀色なのがたまりませんね。薄いゴールドよりも、熟成を経て樽の色が染み出しきったような濃い琥珀色の方が個人的には好きです。もう一つ言うと、色々な形・大きさ・色をしたボトル&ラベルを持つモルトがある中で、素朴で大人しいデザインを持つアベラワーの潔さもいいですね。次回は「フレーバーの変化」に意識を傾けて味わってみたいと思います。

つづく。