落穂拾い

Gleanings in my life

【Gentoo】日本語 man

2013年02月20日 01時34分26秒 | Linux

Gentoo の man-pages の日本語版は、中身が古過ぎて結局英語版を見なければならないことが多い。

それでも、日本語版でマニュアルが見られるのはお手軽感がある。 今迄、/etc/man.conf で適当に

JNROFF		nkf -e | LC_ALL=ja_JP.eucJP /usr/bin/groff -Tnippon -mandocj

と設定して日本語マニュアルを表示させていた。これで大抵のものは問題がない。 しかし、一部のマニュアルで文字化けするのと、Emacs 内の man.el では文字化けして見られないという問題があった。Emacs では woman.el を使えば解決するのだが、woman.el は man.el よりも「面倒臭い」気がするのであまり好きではない。

というわけで、今日は man-pages のバージョンアップがあったので、ついでに man の設定も見直した。 設定はやはり /etc/man.conf で行なう。ここでは、入力と出力の文字コードをそれぞれ EUC と UTF8 にするというややこしい作戦に出てみた。

JNROFF		nkf -e | LC_ALL=ja_JP.eucJP /usr/bin/groff -Tnippon -mandocj | nkf -w

こんな感じだ。もちろん、この設定をするために nkf をインストールしておかねばならない。

上記の設定により、全てのマニュアルを nkf が EUC に変換してくれたあとで groff で整形し、その整形結果を UTF8 で出力するようになる。私の環境では locale としては ja_JP.UTF-8 を使っているので、出力が UTF-8 になっていれば基本的にどのページャーでも文字化けしないで安定して表示できる。たとえば、more, cat, less, lv など。さらに、Emacs でも特段の設定をしなくても、このままで man.el で日本語マニュアルが表示できる。

というわけで、自分の使用範囲ではこれで解決だ。


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