落穂拾い

Gleanings in my life

今回はたまたま予想が外れただけです

2005年08月30日 19時06分14秒 | News
「虚偽のメモ」で記者解雇 誤った記事、本紙が掲載 (朝日新聞) - goo ニュース

このニュース、要約すれば次のようになる。


  1. 記者は取材できなかった。
  2. そこで取材内容をを想像した。
  3. リアルな問答であったかのように脚色した取材メモを作成した。
  4. 編集者は取材メモを鵜呑みにした。裏は取らなかった。
  5. 記事にした。
  6. 長野県知事が「記事、嘘やん」と突っ込んだ。
  7. 参りました。記者が降参。
  8. 朝日新聞は記者のせいにして、降参。


とても重要な問題が一つある。

もしも、ヤッシーと亀井氏が実際に長野で会談していたとしたら?

そう、このストーリーは上記の5番で終了なのだ。「捏造取材メモ」は捏造されたものだと気がつかれないまま終わるはずだったのだ。

今回は想像で書いた記事がたまたま外れただけなのだ。
取材もせずに臨場感たっぷりに作成された想像による取材メモによる記事は、ほかにもまだまだあるに違いない。そう、ヤッシーのようにきちんと突っこむ人がいなければ、朝日の捏造はばれないのだ。

そして、ほとんどの場合、ばれることがないから捏造をするに違いない。サンゴに文字を刻んで「自然破壊」と報道したのも朝日新聞であった。まさか「それ嘘じゃん」と突っ込むような人がいるとは、ばれるとは、その記者は思っていなかったのだろう。

今回の記者も、「長野県知事は忙しいから、話をするなら亀井氏が長野に来るのが自然だな。」と想像し、その想像が間違っていないと思っていたから、取材もしないまま捏造メモを作成したのだろう。バレると思ってないのだ。

ZakZak(夕刊フジ)の記事のなかに面白い表現があった。


 朝日の一部政治記事をめぐっては、これまでも「舞台裏のやりとりが、見てきたように書かれているが、あれは小説だ」(野党幹部)という指摘


この指摘がいつ、誰によってなされたものなのかは分からない。真実かどうかも知らない。
ただ、まさに、この記事の通りだ。

朝日の記事は小説だ。

コメントを投稿