落穂拾い

Gleanings in my life

ubuntuのxserver(ATI radeon mobility M6 LY用)

2008年05月17日 00時31分54秒 | Linux
ubuntuはVAIO Z1R/Pという5年近く前のノートパソコンで使っている。
このパソコンには ATI radeon mobility M6 LYというビデオチップが搭載されている。
radeon 7000クラスの性能で、VRAMは16MBというものだ。

Gentooで使っていた頃は快適だったこのビデオチップも、
ubuntuになってからモッサリ感がある。

特にubuntu 8.04にアップグレードしてからのモッサリ感は
まるで錘を付けられたかのような悲惨さだ。

8.04になって更に重くなったのは、Firefoxに代表されるように
アプリのバージョンが上がり、PCに対する要求が上がっているのが原因だろう。

しかし、Gentooと比較したときにubuntuで重くなった原因は、
色深度を24bppで使う必要が生じたことにある。
supertuxは、16bppではグラフィックが一部おかしくなるが、速度的にはゲームになっている。
しかし、24bppではコマ送り状態だ。全くゲームにならない。

というわけで、この非力なビデオチップでは、色深度は16bppが適当だ。
実際、Direct Renderingを有効にするには16bppにする必要がある。
というわけで、Gentoo時代(その前のPlamo時代も)16bppで利用していた。
それで困るようなことはなかった。

しかし、ubuntuでは16bppではXVideoが全く使えない。
結果として、xine、totemで動画が一切見られない。
mplayerでもビデオドライバーとして xv が利用できない。

16bppで動画を見るには、mplayerでx11ドライバーを使う必要がある。
しかし、x11ドライバーでは動画のスケーリングができない。
すなわち、動画サイズが変更できない。
フルスクリーン表示ができない。
まさに、DVDを観るっていうレベルじゃないぞ、って感じだ。

これに対する何か手立てはないのか?
そう思って検索をしてみた。

同じ問題を議論している場があった。
ubuntuのフォーラムだ。

みな、16bppでないと direct rendering が使えない、24bppでないと動画が見られないと嘆いている。
そして、必死で対策を講じようとしているが、結果としてうまく行っていない。

当方でもチェックしてみた。

AIGLXをdisabledにした。効果なし。
compositeやrenderもdisabledにした。効果なし。
VideoKeyを指定した。効果なし。

というわけで、やっぱり効果なし。

残念ながら対策が施せないのだが、遅過ぎる24bppを離れて、
しばし16bppで過ごしてみようかと思う。
これがあまり速いと感じないなら、24bppに戻ることにしよう。


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