とりあえず普通に Linux が導入できた LaVie Z。
次はデスクトップ環境、GUI の導入である。
そこで、make.conf に下記あたりを追記して、
で、X を試しで起動する。
今回は slim を使うことにする。
なお、デフォルトのままだと slim が起動すると自動で num lock がかかるので、/etc/slim.conf を編集して num lock を off にしておくとよい。
動作確認。
次はデスクトップ環境、GUI の導入である。
昨今、デスクトップ環境は迷走を続けている。
以前は Gnome がデフォルトでよかった。しかし Gnome-3 が全てを混乱に陥れた。
Gentoo の ebuild ツリーでは未だに Gnome-2.32 がstable。しかし、これは2010年秋にリリースされたものだ。半年に一度のバージョンアップがある Gnome からしてみると5世代も前のバージョンである。5世代前のバージョンで留まらねばならない事情が Gnome-3 にはあったのだ。
というわけで、我々に残されている選択肢は、Gnome-3に移行する、Gnome-2.32 で頑張る、fork したデスクトップ(cinnamonとかmateとか)に移行する、他のデスクトップに移行するといったあたりになる。
Gnome から fork したものは未だに ebuild ツリーでは stable にはなっていない。
今回は stable なデスクトップで新し目のバージョンということで、KDE か XFCE が候補になった。
で、結局、XFCE を選択した。
X
デスクトップ環境を利用するには X が必要である(少なくとも今は)。そこで、make.conf に下記あたりを追記して、
# -------------------------------------------------------------------- # Language # -------------------------------------------------------------------- LINGUAS="ja" # -------------------------------------------------------------------- # X11R7 # -------------------------------------------------------------------- VIDEO_CARDS="intel vesa fbdev" INPUT_DEVICES="evdev" # -------------------------------------------------------------------- # Audio # -------------------------------------------------------------------- ALSA_CARDS="snd-hda-intel"X を導入する。
emerge -av xorg-server xf86-input-synaptics twm xterm xclock xwininfosynaptics はタッチパッドの利用に不可欠である。twm, xterm, xclock は正直なところ過去の遺物で実際に使うことはない。しかし、デフォルト状態で startx したときにはこれらが必要なので、テストのために導入である。
で、X を試しで起動する。
startx無事起動。xwininfo コマンドで確認すれば 1600x900 の解像度で無事動作している。
基礎的な X アプリを適当にインストールする。
emerge -av xmodmap xev setxkbmapこれで準備完了。XFCE の導入に移る。
XFCE のインストール
emerge -av xfce4-metaこれで基礎的な部分が導入できる。しかし、このままでは寂しいので XFCE 関連のものを追加でインストールする。
emerge -av xfce4-battery-plugins emerge -av xfce4-datetime-plugins ; 標準の時計よりも強力で、クリックするとカレンダーが出る emerge -av xfce4-mixer emerge -av xfce4-power-manager ; USE flag に networkmanager を追加。 emerge -av xfce4-terminal emerge -av xfce4-screenshooter emerge -av parole ; media player (backend は gstreamer)さらにログインマネージャー(display manager)もインストールする。
今回は slim を使うことにする。
emerge -av slimslim は xsession を起動するので
echo XSESSION=\"Xfce4\" > /etc/env.d/90xsession env-update && source /etc/profileとして xsession のデフォルトとして xfce4 を起動するように設定しておく。
なお、デフォルトのままだと slim が起動すると自動で num lock がかかるので、/etc/slim.conf を編集して num lock を off にしておくとよい。
これで XFCE 関連は大方入れ終わったが、XFCE だけでは NetworkManager とかがイマイチ。このあたりは Gnome の助けが不可欠である。
NetowrkManager, Dropbox の導入
emerge -av networkmanager nm-appletかなり多くの Gnome アプリケーションも一緒にインストールされる。
動作確認。
/etc/init.d/NetworkManager start動いた。これを自動起動させる。
rc-update add NetworkManager defaultBluetooth 関連も同様に動作する。
/etc/init.d/bluetooth start rc-update add bluetooth default続いて dropbox。
emerge -av dropbox nautilus-dropbox dropbox start -iデスクトップ環境としては整ってきた。
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