落穂拾い

Gleanings in my life

VirtualBox on Gentoo

2009年07月18日 02時10分19秒 | Linux
Gentoo でカーネルや glibc をアップデートするたびに動作しなくなる vmware。
滅多に使わないとはいえ、いざ使えなくなると何だか心許ない。

そこで、vmware から VirtualBox に鞍替えすることにした。

amd64環境で、~amd64 な VirtualBox を emerge する。
emerge virtualbox-bin

とても簡単だ。今回は binary のインストールとしたことで、コンパイルの時間もない。

ただし、VirtualBox を使うためには、自分を vboxusers に加えておく必要がある。
sudo /usr/sbin/usermod -a -G vboxusers gleaning

こんな感じでO.K.。有効にするために一度ログアウトしておく。

とりあえず vmware の仮想マシンを読み込んでみることとする。

  1. VirtualBox を起動。Gnomeのメニューにも入っているが、コマンドラインから起動するならそのままずばり virtualbox と打てばよい。
  2. ファイルメニューから「仮想メディアマネージャー」を起動
  3. 「追加」ボタンをクリックし、vmware用のディスクイメージ (.vmdk) を登録
  4. 「新規」ボタンで、仮想マシン作成ウィザードを起動
  5. メモリ量を設定し、ディスクを選べば設定終了。実はここでディスクイメージをメディアマネージャーで登録することも可能だ。
  6. 起動すればOK

とても単純、簡単だ。
ただし、vmware 用の vmdk ファイルは、root にしか読み取り許可が出ていなかったため、予め一般ユーザーにも読み書きできるようにパーミッションを調整しておく必要があった。私の場合は owner を変更することで対応した。

ちょっと使ってみた感想。基本は vmware-server (完全無料版)との比較である。
  • 動作が軽快。体感的なものだが、vmware を VISTA、virtualbox を XP と表現しても違和感がない。それどころか、もっと差があるかも。
  • GUIがこなれている。vmwareのwebインターフェイスと比較すると使いやすい。やっぱりGUIも軽い。
  • ほぼdefault設定でそれなりに使える。反対に、細かな設定はやりにくい面がありそうだ。たとえばネットワークは自動で NAT を使う設定になっているが、bridge 接続はちょっとやっかいそうだ。


ここでは、とりあえず vmware で作成した仮想マシンを使ってみたが、全機能を使うには virtualbox で作った仮想マシンを使う方がよさそうだ。

というわけで、新に virtualbox で Windows XP を載せた仮想マシンを作成した話は、また今度…。

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