Takの秘密の木

誰にもいえない気持ちは、誰もしらない秘密の木の洞に、こっそり語って蓋をするんだって。@2046

追跡者III

2012-07-22 | TV番組の感想
レオナルド・ダ・ヴィンチについて今更何をかいわんや、という感じでしょうか。

映画『ダ・ヴィンチ・コード』公開の際に、ありとあらゆるテレビ局で特集番組を作っていた感もありますし、でも入門編としてはとてもよかったのではないかと。
ロケシーンが少ない(ほとんどなかった?)のはどうかと思いますけど・・・。あのヘンなイラストの再現映像を入れるぐらいなら、ロケシーンを入れればいいのに・・・。美男な若かりしダヴィンチは、岡田くんなら違和感なく演じられたでしょうに。
しかし、岡田くんの美しさは、それこそダヴィンチの絵のように輝いてましたね。
再編集したものが地上波総合あたりで放送されるかも知れませんし、続編も期待したいところです。



さて、
以下は私の追跡者魂について少々。・・・・

荒れ模様の天候が続いていますが、最近、私の中も東から西から暴風雨が吹きまくってもうどうしていいのかわからないぐらい右往左往しています。(少し不謹慎な表現となっていることをお許しください)

物心がつくかつかないかの頃からずーーーと好きな人や物が、なんだかここ4,5年で一気に動きを活発にしてくれて、なんだかもう、日替わりでいろいろなものにテンションMAXになってしまって、心のメーターが振り切れっぱなし。
おまけに暑いし、寒いし、プライベートは比較的安定しているからいいんですけど(といっても趣味もプライベートだよな)、10代並みの激しい気持ちの揺れ動きで正直身体がついていかないほど。

小学生ぐらいの時から好きだったんですよね。
シャーロック・ホームズ。そして、ロバート・ダウニー・Jrと堤真一さん。
おもしろいことに、RDJは1965年4月4日生まれ、堤さんは1964年7月7日生まれで歳もそう変わらず、彼らを初めて見たのも同時期ぐらいで、両方一目ぼれでした。
プライベートでも一目ぼれなんかしたことないし、お気に入り俳優さんも、大抵作品が好き→役者もしくは監督が好き、という流れです。
アイドル系には興味がないし、外見だけでいいと思うことはほとんどないのですが、この二人だけは、違うんです。
両方とも、3センチ四方ぐらいの一枚の小さな顔写真を見かけただけで好きになってしまった人。
RDJは本屋の映画グッズコーナーでたまたま見かけた『レス・ザン・ゼロ』のフライヤー(オープンカーに三人で乗ってるやつ)、堤さんは新聞に載ってた、何かの舞台の広告の、出演者欄の写真。
本当に小さく写っているだけだったけど、瞬間的に「この人すごく好きだ。」とはっきり思ったのを覚えています。
敢えて理由をあげるのならば、目、なんですよね。
目の色、というか目の輝きというか、目つきというか。・・・
以来、ずーーー・・・・・と心の片隅にあって、『チャーリー』が公開されると知った時は「あの人だ!!」とすぐ思いました。
両親にチャールズ・チャップリンの映画のリバイバルに連れていかれたりもしてたので、チャップリンについてもある程度の知識と関心があったし、ものすごくグッドタイミングでした。
堤さんがビールのCMに出演されていたのも丁度その頃で、その時も、「あ!あの人だ!!」と思いました。
初めて動く二人を観て、「やっぱ超かっこいい。間違いなかった。」と思ったのも当然で。(笑)
・・・あ、でも考えてみると、岡田(准)くんもこの路線かな。

その後、ブラッド・ピットやジョニー・デップ、ラッセル・クロウと、いろいろな俳優さんもお気に入りになったけど、RDJと堤さんは常に頭のどこかにあって気になっていて、でもお二人とも結構紆余曲折のある方だし(苦笑)、堤さんはともかくRDJは日本では一向に知名度があがらないし。
『アリー・マイ・ラブ』シーズン4ではかなり人気が盛り上がったけど、問題起こして業界から消えるし。(泣)
そうです、私はあの当時、周囲の人たちがカリスマ美容師や城西支部の某検事さんに夢中になっている中で、一人、ボストンの弁護士さんにめろめろにされていました。(笑)
今考えると本当に、アリー役のキャリスタ・フロックハートやルーシー・リューも含める他の共演者さんたち、製作のスタッフさんたちに降りかかった大迷惑と大損害は、とんでもなく途方もないものであったと思うけど、でもあそこまで本気になって見たラブ・ストーリーは、私は他にはありません。
最近また、まだ『恋ノチカラ』DVDも見てないのにアリーの古いDVDボックスひっぱり出してきてつい見直してしまった。(シャドウゲームの特典映像にめがねっ子RDJがちらっと写ってたせいでメガネ弁護士さんを思い出したのもあるけど・笑)
で、あらためて大ハマり。
だってラリーって、地獄の天使。優しい悪魔。
あの役をあそこまで説得力を持って演じられる人って、そうそういない。
今の『アイアンマン』や『シャーロック・ホームズ』でも垣間見れる、あの人物造詣の原点ともいえるかも知れませんね。

でもようやっと業界復帰したRDJが『アイアンマン』をやることが決まった時、私は最初は少しショックでした。
ネタが出尽くした感があるハリウッドの"誰もやりたがらない主役"といわれていたし、いい歳していまさらやるアメコミ・ヒーローっていうのが、繊細な演技ができる彼には似合わない気がして・・・・。
それでも欧米で大ヒットしてたし、とにかくRDJだからという理由だけで観に行ったら、映画館は4割ぐらいしか埋まっておらず、客層はいわゆるギークっぽい男性ばかり。(苦笑)日本での最終興収は10億ぐらいだっけ?
でもこれが、びっくりするぐらい良作だったんですよね。(笑)
で、とんとん拍子のように『シャーロック・ホームズ』の出演が決まって、もう飛び上がらんばかりにうれしかったです。

コナン・ドイルの「シャーロック・ホームズ」は、小学生の頃の愛読書でした。
ウチは昔から、児童向けやいわゆる子供向けのものよりも最初からホンモノを観せる、という教育方針でしたので、映像はグラナダTV製のホームズを見、本は原著翻訳ものを読んでいました。
シャーロキアンを自称できるほどではないけど、かなりの数の考察本、研究本、パスティーシュ、パロディ、翻案、ぱくり(笑)ものを見てきた方だと思います。(京極堂もホームズ型キャラクターの流れだと思うし)
私は、原作に対する愛情さえ感じられれば、どんな作品でもわりと平気な方かな、と。
「ここだけは外さないでほしい」という肝さえ、外していなければ。
RDJのホームズは、なにしろ監督がイギリス人だし、ワトソンはグラナダ版にも出てたジュード・ロウだし、音楽はハンス・ジマーだし、もうもう最高に楽しめる作品でした。
このホームズ役のおかげで、RDJの日本における認知度も飛躍的に高まった感があるし、続編も楽しみです。


そして、今晩、NHKのBSプレミアムで10時から放送のBBC製作『シャーロック』、これも最高に出来のいいホームズ物ですね。現代翻案だけど、正統派といえるかな。
かなりのうるさ型のシャーロキアンでも納得のクオリティ。缶バッチさんもマーティンさんも、マイクロフトもレストレードもいい味出してる。
今日から始まるのはシーズン2の一話目(全三話)。シーズン1も大評判でしたし、楽しみで楽しみでなんだかじたばたしてしまいます。

もーーーー、RDJ(ラリー)の魅力にめろめろにされたかと思うと、ホームズの世界観にハマり、堤さん情報を押さえつつ『恋ノチカラ』を鼻先にぶらさげ、『アベンジャーズ』と『アイアンマン』情報に煽られ、またホームズにそそのかされる、というめまぐるしさ。・・・
すっごく楽しいけど、睡眠時間がなくなってしまって、若くない身体には堪えますなー・・・・。
でも、しあわせ。

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