2018年:ソー/ラグナロク
2018年02/16:Black Panther
2018年03/01:ブラックパンサー
2018年04/27:Avengers/Infinity War(世界共通)
2018年05/25:Star Wars/Han Solo
2018年07/06:Ant-man and the Wasp
2019年03/08:Captain Marvel
2019年04/12:The Voyage of Dr.Dolittle
2019年05/03:Avengers4
2019年05/24:Star Wars Episode9
2019年07/05:Spider-man2
2019年07/19:Lion King
キャップって、徹頭徹尾の軍人さんですよね。
アベンジャーズ1でトニー、バナー、キャップ3人のシーンで以下のようなやりとりがあります。
キャップ:We have orders. We should follow them.
トニー:Following's not my style.
それともちろん、コールソンが殺された後の、
キャップ:Is this the first time you lost a soldier?
トニー:We are not soldiers!
soldierはもちろんですが、このorderって言葉、たぶん軍人以外の一般社会では"注文"という意味でしか使わないですよね。
普通の会社では上司の命令であっても、orderという言い方はしない。
しかし軍隊におけるorderの威力というのは現代でも絶大なものがあるらしく、イギリスのTVドラマSHERLOCKシーズン2の「バスカビルの犬」のワンシーンに
ワトソン:That's an order, Corporal.
伍長:Yes, Sir!
大尉のワトソンのorderに伍長はどんな状況下であれ一切逆らえない、というやり取りがあります。上官の命令は絶対であって、即応。否はない。
軍人であるキャップは当然、チームへの帰属意識が高い。そうでなければ務まりませんし。
AOUで、キャップが他のアベンジャーズが自分にすべてを報告しないことに苛立つ姿はすごく印象的でした。
プライベートを洗いざらい言わないのは、一般社会の現代人にしてみれば普通のことなのに、命をやり取りする軍人気質とそれは相いれないようで。
クリントの家族のこと、トニーとバナーがウルトロン計画を進めていたこと、そして、ソーが理由も行先も告げずに飛び立った時は怒りと不満を漏らして、トニーが「もう少し待ってやれ」と嗜めたぐらいで。・・・
キャップにしてみれば、ハウリング・コマンドー(大戦下でキャップが率いていたチーム)やシールドのストライク・チームと比べると、アベンジャーズは危いぐらい足並みの揃わないチームであることが、歯がゆくて歯がゆくて仕方ないのでしょうけど。
だけど他のメンバーは、基本、自分は個だと認識しているタイプでしょう。
このタイプは、orderは自分に下されるものではなく、自分で決断して(自分自身に)下すものだと思っているから、組織人とは逆に、残虐さや冷酷さに対しては敏感になるそうです。
orderは下される側ではなく、下す側であるからこそ、その加減を慮る。元CEOのトニーは特にそうでしょうね。
興味深いですよね。
チームのため、チーム優先と言う人ほど、実はかなり冷酷なことができてしまい、個人主義と言う人ほど、我が身のこととして考えるから残虐になり過ぎることはない。
こういう展開ならば、話の中心は常にキャップになるから、CAのタイトルでやるのがベストになる。
アイアンマン(RDJの存在)が必要以上の悪者にならずに済むし、キャップはバッキーらとの旧交を好きに温めればいいってやつで。(笑)
で、原作通りなら、キャップがトニーに手紙を遺すことになる。・・・AOUでスカーレットウィッチに見せられたトニーの悪夢が、現実になる。
AOUの最後でI will miss you, Tony.とキャップが言ったのは、トニーにアベンジャーズに戻って欲しい、アイアンマンに力を貸して欲しいと願うという展開を暗に表しているのかな?と
As fans it's our duty to take what we don't love with what we do & accept not everything will play out onscreen as we imagined.
プレスツアー1の記事でも書いたけど、MCUが自分個人が望むような展開にならないからと言って、ヒステリックに監督や出演者を誹謗中傷するのは止めていただきたいな、と。
AOUに関しても、ものすごく攻撃的な口調で監督を誹謗している人がちょくちょく見受けられて、しかもそういう人たちはほとんどが「ある一定の嗜好を持った人」だったのが、ほんとに苦々しいな、と。
MCUやハリウッド俳優さんたちは、いわゆる二次創作系の人たちにとても寛容なのが裏目に出ちゃったのかな、と。
どんな性癖・嗜好で、どんな二次創作をしても個人の自由だとは思うけど、映画や原作が自分の妄想通りの流れにならないからって逆ギレはないでしょう。
ここのところは少し落ち着いてきたみたいだけど、公開してから2,3日は本当に酷かった。(誹謗中傷を連投してる人も何人か居たし)
日本ではまだ公開していないので蚊帳の外ですが、公開したら、たぶん同じ趣味嗜好のひとたちがやっぱり同じ論調で騒ぐんだろうなー・・・と。
今日、『キャプテン・アメリカ/シビル・ウォー』にマーティン・フリーマンが出演することが発表されましたが、早速同じ反応してましたもんその手の人たち。日本でも。(苦笑)
でも、そういう「ある一定の嗜好を持った人」は声がやたらと大きいだけで、いろいろある派閥の中の一派に過ぎず、AOUはその一派が言うほど駄作ではないし、大筋は原作アメコミに沿ってるみたいだし、また、シビル・ウォーは原作になるべく沿う方向で進んでいるのではないでしょうか?
それを気に食わないって言われてもね・・・だいたい、MCUの監督はマーベル社の意向には逆らえないみたいだから、監督個人の志向でもないだろうし。
私はアメコミやキャラクターのファンではなく映画と俳優のファンなので、俳優としてとても優れていると思われるマーティン・フリーマンが加わってくれることは喜び以外の何者でもないし、RDJの次ぐらいに好きなCW出演者かも知れません。
・・・と言っても、マーティンが誰を演じるのかまだわからないし、ほんの数分の出番ですぐしんじゃうような役かもしれないので、ほどほどの期待にしておくつもりですが。(笑)