Takの秘密の木

誰にもいえない気持ちは、誰もしらない秘密の木の洞に、こっそり語って蓋をするんだって。@2046

アベンジャーズAOU鑑賞香港旅行

2015-04-29 | マーベル関係
アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロンを観に香港へ行ってきました。
以下はその覚え書です。
日本公開の7月までまだかなり間があるので、都合の付く方ならこれから行くことも可能でしょう。もし私と同じく、初香港・初一人旅という条件の方がいたら、なんらかの参考になればと思います。

香港へのエアチケットは、キャセイパシフィック系列のLCCである香港ドラゴン航空や香港エクスプレスが格安のものを扱っています。
その深夜早朝便であれば、0泊で日帰りの鑑賞旅行もできてしまいます。
実は私は当初0泊弾丸旅行を計画していました。
お金の節約のためと言うより、目的は映画観賞だけだし、時間の節約と着替えのスーツケースを持たずに済むという身軽さが魅力だったからです。
しかしこれまでLCCを利用したことが一度もなく、酷い飛行機酔い(吐き気を伴う頭痛)のことを考えると、ある程度は余裕のある空路・日程の方がよいかと思われ、最終的には、LCC利用は止めて普通のキャセイ便に、そして香港の尖沙阻で2泊することに。絶望的な方向音痴なので空港~ホテルの送迎ありで、終日フリーのパッケージツアーにしました。
このホテルには無料Wi-Fiがなかったので、日本でレンタルWi-Fiを手配。
香港にはMTRという地下鉄道網があり、安い運賃で大抵のスポットにはすぐにアクセスできます。日本語のMTR乗り換え検索無料アプリとかもあるので、TAXIに乗らずとも国内の移動手段は問題ないでしょう。

映画のチケットは、事前に日本で予約を入れました。
香港の映画館事情や洋画を鑑賞する香港人の行動パターン、混み具合等がまったく分からなかったので、限られた日程の中で「実際に行ってみたら満席だった」なんてことになるのを避けたかったからです。
香港にはUA、MCL、Broadway Circuit、Golden Harvest等大きいシネコンが4社ほどあって、(私が見た中では)アカウント作成(会員登録)をしなければ事前のネット予約はできません。
また香港や中国本土内に電話番号がないPCやモバイルは、アカウントの作成もできないところもあります。
正直、会員登録にあたりクレジットカード等の個人情報をかの国のホームページに入力するのはかなり抵抗があったので、普段メインでは活用しない旅行用のカードを新たに作りましたよ。(苦笑)
しかし、登録したはいいけれど、なぜかPCでは予約を確定することができず焦りました。結局、そのシネコンのアプリをスマホにダウンロードして、アプリ経由で予約を完了させました。
ちなみに「チケットをネットで買える」というだけの会員費無料・特典なしの会員ですが、ネット予約の際は手数料として5HK$取られます。
香港の映画料金は映画館や上映設備、上映時間帯によって異なります。平日や午前中の早い時間帯は安く設定してあるようです。
またIMAX3Dは専用の3Dめがねが入り口付近で配られますが、普通の3Dの場合は個人で3Dめがね(10HK$ぐらい)を購入する必要があります。
AOUの場合、コラボ3Dめがねもあるので、館内の売店等をチェックするといいかも知れません。

さて、これで、映画館に上映時間前に辿りつけさえすれば、必ずAOUを観ることが可能となり一安心。(笑)
キャセイって初めて利用しましたけど、座席はわりと快適ですね。機内食はイマイチ。CAさんは欧米の航空会社よりは愛想がいい。機内上映の映画は観たいものばかりでしたが、頭痛が怖いのでなにも見ずにひたすら寝ようと努力。(寝れたためしがないけど)
でも欧米旅行と違って4時間半ぐらいで到着するので、深刻なほどの頭痛は起きずに済みました。
この分ならばこの日の内に1回観れるな、と思い、ホテル近くのモールの中のシネコンの夕方の2D上映回を予約。
少し街中をうろついてシネコンの場所等を確認し、上映時間20分前ぐらいに再度そのシネコンへ。
チケットは、日本と同じようなディスペンサーに、登録したカードを通すだけで発券されます。
20分前では早すぎたらしく、スタッフの人にもう少し待ってくれと言われ、3分過ぎぐらいに入場。
予約画面上ではほぼ満席だったはずなのに、この時点ではガラガラ。
シートはレトロな革張り、床は古臭いタイル、スクリーンは小さく、冷房効き過ぎ。あちこちから着信音は聞こえる、喋り声は聞こえる、となりは赤ちゃんと小さな子供連れの若夫婦。
本編が始まってからもわらわら人が入ってくる。
飛行機で冷え切ってしまった身体の上にさらに強力冷房、周囲の状況は騒々しく、正直、あまり集中ができなかった初回鑑賞でした。(苦笑)
でも、2Dということもありこの回の料金は安かったんですよ。平日の夕方だから、中高生ぐらいの若いカップルが多いし、隣の子連れ夫婦もこの回だからこそ観に来たのかも知れない、と思いました。
言ってみれば、そういう客層のための上映とも言えるのかな、と。・・・

香港では公開日まで上映スケジュールは確定しないらしく、日本で事前に調べたのとはかなり違っていました。
IMAX3Dスクリーンには変更がありませんでしたが、上映する箱や回数がかなり増え、朝はAM8:00台から、深夜AM0:00台の回もあり、ほぼ一日中上映している状態。
これなら予約なしでも入れるかも知れませんね。

翌日は朝イチのIMAX3D回を観ようかとも思いましたが、体調と相談し断念。
香港島側の銅鑼湾でやっているアベンジャーズのイベントを見るために、スターフェリーで中環に移動。
このスターフェリー、なぜか私はすごくハマってしまいました!
この日はとても天気もよくて、めっちゃ楽しかった。のんびりレトロ感と異国情緒があって最高に気持ち良かったです。

フェリーから見た中環の街並み。

ifc(国際金融中心。ビジネス・ショッピングモールの複合施設)にある正斗という店で朝ごはんをいただくつもりだったのですが、開店が11:30でした・・・。もしかしたら早餐をやってないかな、と思ったんですけどね。・・・
モール内に開いてるお店は他にたくさんあるし、MTR中環駅に繋がる地下街にも大家食とかの中華系ファストフード店もあるのでお食事処には困りませんが。
MTRで中環から銅鑼湾に移動。私は香港のSuicaのようなプリペイドカードは買わず、券売機でその都度現金で切符を購入しました。
タッチ画面で行先の駅名を押し、「成人」の金額を投入するだけ。切符は紙製ではなくギフトカードでよく使われるようなぺらっとした形状の磁気式のもの。これをピッとかざしてガードを回して入場します。
構内には掲示やフロアマップも日本並みにあるし、乗り間違えや道に迷うこともないと思いますが、駅名等は、中国語表記と英語表記と両方チェックしておいた方が、人に道を訊ねるときに困らないでしょうね。中国語(広東語)の表記や発音は難しいので、必然的に英語で捜すことになります。
銅鑼湾のHysan PlaceでHottoysイベントを見物。

中央上部にはウルトロン。左にキャップ、右にアイアンマン。


Hottoysのグッズ売り場があり、ショッピングバッグやマグなど可愛くて手頃なものも売ってましたが、私は基本的にグッズは買わない主義(キリがないから)なので、パンフレットもらって冷やかすだけで終了。ごめんなさい。
近くに奇華の店舗があったので、友人の好物のパイナップルケーキとお土産用の限定品、菓子パン等を購入。
フェリーの風情がいたく気に入ったので今度は湾仔から乗船して尖沙阻に帰ろうかと思ったけど、MTR湾仔駅からフェリー乗り場まではかなりの距離がありそうだったので止めました。(苦笑)
MTR駅間の間隔は、山手線と同じぐらいの感じかな。渋谷と原宿、みたいな。

一旦ホテルに戻って荷物を置いて、今度は尖沙阻の1881ヘリテージへ。

元は香港水上警察の建物でコロニアル調建築がすばらしく、現在は高級ホテルやブティック、レストランが入っています。

ここの3階にある隆濤院という広東料理店に行くのが目的でした。
とあるブログさんが、飲茶のランチブッフェをやっていると書いてらしたからです。
ものすごくわかり難い場所にあるので、1階のホテルのフロントさん?の女性にすぐに場所を訊いちゃいました。

こういう中庭の一角にある、店頭の看板も見当たらないような隠れ家的お店。

道々、お姉さんが「予約はおありですか?」と訊いてきたのですが、予約はしてませんでした。・・・だってブッフェだし某ブログさんには要予約とは書いてなかったんですよ。
そのお姉さんが、店の人に話を通してくれて、すぐに入店できました。
実際、ランチタイムなのにかなり空いてましたしね。
高級感のある落ち着いた内装だけど敷居は高くなく、観光客が少なくて清潔で静かで、居心地は最高です。
日本語要員らしい眼鏡に蝶ネクタイのお兄さんがお茶とかメニューとか、いろいろお世話してくれるんだけど、正直、英語が通じる人の方がオーダーがスムーズのような気がしました。(苦笑)
どうも彼は、韓国語と日本語が少しできるみたいなんだけど、逆に英語がまったくわからないみたいで・・・。「One Piece」も通じない。
ここは点心1個からのオーダーが可能と聞いたから来てみたのに、最小で3~4個からだと。
とりあえず4種類だけ頼み様子で追加しましょう、と勧められ、まあごもっともなのでそういうことに。

大根のパイ。不思議でおいしいんですよ。

チャーシュー入り生春巻きみたいなもの。中身は牛肉のものも選べます。一個食べちゃった。

定番の海老餃子。

蟹卵入り海老焼売。これも一個食べちゃった。

だけどとてもじゃないけど、食べきれないし追加なんてできる状態じゃない。デザート食べたかったけど、うーん・・・と思っていたところ。
眼鏡お兄さんの他に、007カジノロワイヤルの時のマッツ・ミケルセンにそっくりな、スーツの渋めのウェイターさんがいらっしゃいまして、一つの蒸籠をすっと置いていきました。
中には、たまご饅と草餅みたいな点心が一つづつ(また写真撮り忘れ)。たいへんおいしくいただきました。
しかしこれは・・・眼鏡お兄さんは3個からと言ったけど、やっぱりブッフェで1個づつのオーダーが可能だったんじゃないか?と。もしくは、香港のマッツが気を回したのか、ランチ・コースに必ず付くデザートなのか。
まあ、いろいろ思うところはありますけどとりあえずデザートまで食べられたしいいか、と。
あ、持ち帰り(香港は飲茶の残りを持ち帰りにしてもらえると聞いていたので)ができるか一応訊きましたけど、できませんとのこと。
マッツにお会計頼んだら、これでよろしいですか?と持ってきたレシートの金額は235HK$でした。
食べ放題ブッフェじゃなくて、アラカルトの扱いだったって感じでしょうかね。
予約時か入店時に「ブッフェで来た」とはっきり告げた方がいいかも知れません。
全体としては、味は薄めで普通という感じ。だけど、化学調味料を使ってないからこその薄味とも言えるので、良心的だと思います。
ロケーションは最高だし、サービスは悪くないし、値段もそれほど高くはないので、静かに落ち着いてご飯を食べたい人にはおススメですね。マッツもいるし。(笑)

その後は、IMAX3D予約回の上映時間までアベンジャーズ・コラボ商品の取り扱い店を中心にショッピング。

STAY REALのTシャツ。ここのデザインはマーベルのファンじゃない人でも着られそうでいいと思ったけど、びっくりするぐらい高い。日本製かってぐらい。(苦笑)

香港・尖沙阻エリアの街並みは、なんだかアメ横とかっぱ橋と原宿を混ぜて縦横3倍に広げたような規模と言うか。
あちこちが工事中で、辻辻になぜかインド系の人が必ず立っててキャッチセールスに余念がない。

建築現場の足場は今でもほとんどが竹製。

メイン通りの彌敦道は想像より道幅が狭くて、最初、私はそこが彌敦道とはわからなかったです。
とにかく何もかもが「過多」という印象。狭い場所に、人も物もなにもかもがぎっしり詰まってて溢れかえってる。
雑然と雑踏はエネルギッシュで嫌いではないですが、日本のさまざまな安全基準法からするとどう考えてもアウト―――!なものだらけなので、我が身の無事を考えると長くは住めない場所ですね。(苦笑)
でも人間の生命力の凄まじさみたいなものは感じるので、それに喚起されるのか、思ったよりも疲労感は覚えませんでした。

さて、IMAX3Dで観たAOUはたいへん面白かったです!
IMAX3Dの箱は、日本の普通のシネコンと同じような設備(ふかっとしたシートにカーペット貼りの床、大スクリーン)で、観客も大人が多く、上映中にお喋りをする人はいませんでした。(ただし着信音は何度か鳴ってたし、となりのおっさんはメールやってた)
英語が分かる人も多いらしくて、反応もいい。
冒頭のアクション・シーン、アベンジャーズ、アッセンブルなシーンは絶対にIMAX3Dで観るべきですね。2Dの時には盛り上がり損ねましたが、今度はめっちゃテンションあがりました。
トニーの表情の隅々までよく見えるし、あのもっちり体型の質感もよいですなー・・・。
内容は、観客のスタンスによってだいぶ反応に差が出る部分があるので、一部のファンには覚悟が必要かもしれません。
私的には何の問題もなく、たいへん楽しく観られましたけど・・・。
それぞれのキャラの「ぼやき」がちょこちょこ笑えますね。ジョス監督ってぼやき芸なのかな?
英語がまったくわからない人は、日本語字幕か吹き替え版を待つ方がいいでしょうね。

余韻に浸りつつ、同じモール内にあるスーパーマーケットでお水やアベンジャーズ・コラボ商品を購入。

キャプテン・アメリカのドリトス。アベンジャーズのラベルのついたミネラル・ウォーター等がありました。

なんというか・・・いろいろな商品が五月雨式に出てくる感じもあるので、一度見てなかったとしても、その日の午後や次の日に同じ場所を探して見るとあったりもします。
例え店員に「ない」と言われても、機会があれば何度もチェックするようにした方がよいでしょう。
それはグッズやコラボ商品に限らず、食事でもなんでもそういう感じ。あるはずの店を「ない」と言われたこともありますし。(苦笑)
香港人気質って、たぶんいい加減なんだと思います。私はそれほどそういうことに腹が立たないタイプなので、「まあ、彼(彼女)はそう言ってるかも知れないけど、別の人に聞いてみるか・・・」ととりあえずダブル・チェックはするので特に問題はありませんでした。
そうだ、ペニンシュラ・ホテルでお土産を買おうとしたら、そこの店員が、おまけで同じ商品をもう一つくれました。
思うに、前シーズンの売れ残り商品かなんかだったのかな?SALEと書かれてたわけでもないし、店頭にありましたけどね。私は別に値切ったわけでもないし、サービスを求めたわけでもないけど、1個の値段で2個買えたのは悪いことじゃないのでいただきましたけど。その店員さんが一人One buy get oneプロモを開催中?「他にもう一つなんか買ったら、これも付けちゃいます」みたいなことも言われましたけど、別にもう充分だし・・・。(苦笑)
日本では、販売や会計のシステム上そういう融通って簡単には利かないものだと思うけど、その場の個人の判断で適当に流しちゃう感じですかね。

そんなもろもろもすべて込めて、なかなかおもしろい香港旅行でした。一人旅も悪くないもんですね。

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