病み上がりの身にはしんどい試合だった。
かつてのうちなら、あのまま呑まれてひっくり返されるとこだったが、最後までよく集中できたと思う。
いや、最後ああいう展開だったから逆に集中できたんだと思っている。
ああいう展開…じわりじわりと追いつめられて僅差でゲームが進んだってことだ。
ビッグイニングを作られて一気に追いつかれていたら、最後はわからなかっただろうけどね。
そういう意味では、どれだけ点を取られてもビッグイニングは作られちゃダメってことだ。
点は取られてもいいから各イニング最少失点に抑える。
これ鉄則だな。
勉強にならない試合なんてないのだけれど、今日はしっかり勉強した実感があるだろう。
コールドでも1点差でも、勝利は勝利。
それが公式戦だ。
ゲームセットの声を聴くまで点差は関係ない。
序盤に大量得点しようが、それによって浮つくメリットなんてない。
常に「今何をすべきか」に集中し続けること以外、君たちにできることはないのだ。
だから中盤は本当に反省材料が多かったね。
初球に手を出せなくなるのも、果敢に守れなくなるのも、すべて今ある点差を守ろうという【消極的な姿勢】の表れだと思うよ。
現時点で「リードしている」だけで「勝って」いないのに。
いわゆる【守りに入る】ってやつだな。
未来を求めるから今を大事にできなくなる。
試合中に君たちにできることと言えば、今を全力でプレーすることだけだろ。
勝敗なんてものは、「どれだけできることを積み上げられたか」でさえ決まらないものだよ。
つまり…試合中の点差なんて何の意味もなさないんだ。
思い出してほしい。MTの意味を。
MTとは「今」に集中するためのトレーニングであって、それは決して未来のことをどうこうしようという考え方ではない。
禅の言葉に【前後際断】という言葉がある。
これは事象の前も後も断ち切って今に集中しようという考え方を表す。
(これを学ぶために1年生には毎年座禅を課しているのだが、今年は説明する暇がなかったな…。)
過去の失点や失策や凡打・失投を振り払うトレーニングは十分に積んでいることと思う。
マイナスからプラスへの雰囲気の切り替えはうまくなってきたよ。
僕が昨年N外野手を主将に推そうと考えてたのはその雰囲気のコントロールが非常に上手かったからだ。
しかし一方で、「リードしているからこのまま勝ちたい(あるいは勝てるだろう)」と未来を展望してしまうがために、プラスからフラットへの雰囲気の切り替えはまだまだ甘い。
前後際断という言葉に沿って説明を加えれば…前【過去】は断ち切れているが、後【未来】は断ち切れていないということだな。
これは今後の課題。
これができるようになって初めてMTは完成する。
その手始めとしては、明日の練習と予選最終戦。
今大会も通過点の1勝を挙げたに過ぎん。
未来を望む前に「今」を大事にできるか。
かつてのうちなら、あのまま呑まれてひっくり返されるとこだったが、最後までよく集中できたと思う。
いや、最後ああいう展開だったから逆に集中できたんだと思っている。
ああいう展開…じわりじわりと追いつめられて僅差でゲームが進んだってことだ。
ビッグイニングを作られて一気に追いつかれていたら、最後はわからなかっただろうけどね。
そういう意味では、どれだけ点を取られてもビッグイニングは作られちゃダメってことだ。
点は取られてもいいから各イニング最少失点に抑える。
これ鉄則だな。
勉強にならない試合なんてないのだけれど、今日はしっかり勉強した実感があるだろう。
コールドでも1点差でも、勝利は勝利。
それが公式戦だ。
ゲームセットの声を聴くまで点差は関係ない。
序盤に大量得点しようが、それによって浮つくメリットなんてない。
常に「今何をすべきか」に集中し続けること以外、君たちにできることはないのだ。
だから中盤は本当に反省材料が多かったね。
初球に手を出せなくなるのも、果敢に守れなくなるのも、すべて今ある点差を守ろうという【消極的な姿勢】の表れだと思うよ。
現時点で「リードしている」だけで「勝って」いないのに。
いわゆる【守りに入る】ってやつだな。
未来を求めるから今を大事にできなくなる。
試合中に君たちにできることと言えば、今を全力でプレーすることだけだろ。
勝敗なんてものは、「どれだけできることを積み上げられたか」でさえ決まらないものだよ。
つまり…試合中の点差なんて何の意味もなさないんだ。
思い出してほしい。MTの意味を。
MTとは「今」に集中するためのトレーニングであって、それは決して未来のことをどうこうしようという考え方ではない。
禅の言葉に【前後際断】という言葉がある。
これは事象の前も後も断ち切って今に集中しようという考え方を表す。
(これを学ぶために1年生には毎年座禅を課しているのだが、今年は説明する暇がなかったな…。)
過去の失点や失策や凡打・失投を振り払うトレーニングは十分に積んでいることと思う。
マイナスからプラスへの雰囲気の切り替えはうまくなってきたよ。
僕が昨年N外野手を主将に推そうと考えてたのはその雰囲気のコントロールが非常に上手かったからだ。
しかし一方で、「リードしているからこのまま勝ちたい(あるいは勝てるだろう)」と未来を展望してしまうがために、プラスからフラットへの雰囲気の切り替えはまだまだ甘い。
前後際断という言葉に沿って説明を加えれば…前【過去】は断ち切れているが、後【未来】は断ち切れていないということだな。
これは今後の課題。
これができるようになって初めてMTは完成する。
その手始めとしては、明日の練習と予選最終戦。
今大会も通過点の1勝を挙げたに過ぎん。
未来を望む前に「今」を大事にできるか。