徹底ができていない。
序盤にいい流れを作りながら昨日の試合で敗れたのは、一死三塁で三番・四番が凡退したところにある。
特に三番は内野が後ろにポジショニングをとったところで、何もできなかった。
フルスイングの三振ならまだしも、合わせにいったしょうもないスイング。
下級生が育っていれば一発交代でもおかしくないくらいの大きなミスだ。
二つ目のストライクも同じようなスイングでとられ、勝負球はあれがくるに決まっているところで何もできず。
「チャンスをつぶしたら一気に持って行かれるよ」
そう述べた先週の反省も活かせずに、ふわふわと守備に向かうレギュラー陣。
何も声を出せないベンチ。
ちゃんとどういうプレーが出たら危険かを指摘してあげているのに、それを共有する徹底ができていない。
エンドランのミスもそうだ。
約束事を徹底できていない走塁ミスともいえない単なるボーンヘッド。
2点のビハインドを背負ったところで、あそこは勝負にいかなければならない場面。
「ボーンヘッドが出たら負けるよ」
一年間そう言い続けてきたにも関わらず、誰もそのことに触れずに試合が進む。
あのエンドランが決まっていれば、試合はどうなっていったかわからない。
夏は一年間の総決算である。
一年かけてしてきた監督の訓示がまったく徹底されていない。
こんなチームは勝てない。
二試合目にしてもそうだ。
「アピールできる時間はわずかだよ。これが最後の試合だよ。」
常に縦の視野を働かせながら自分の出番を探り、ヘルメットとバットを携えて俺のところにきたU三塁手。
練習から代走に特化しよう、自分の役割を見つけようとしている2年N三塁手。
可能性が低い中でも何とか準備をして出番を求めてきたT遊撃手。
その一方で、俺に声もかけず平気で「準備をしてました」と口にできるS外野手。
2年生の必死な生き残りが徹底できていない大きな証拠。
とりにくる変化球を叩こう。
お前たちが立てた攻略方針で二球連続でストライクの変化球を見逃すM二塁手。
「(引き出したい場合以外)ボール球でもしっかりタイミングをとれ」という指示に忠実に従うS二塁手に対して、それができない数多くの打者。
できている奴が成功するとか、できていない奴が失敗するとかいう問題ではない。
チームとして心を一つに約束事を徹底し、文字通り一丸となって相手チームと戦わなければ夏は勝てない。
夏までの限られた時間の中で、無駄にできる一球・一秒なんてありえるはずがない。
だから二試合目にも各自が意味づけをしていかないと、ただの時間の無駄に終わる。
夏8強。
チームとしてこの目標を掲げるからには、誰か一人でもそれを疑っては立てる意味がない。
そして、目標は達成しなければ全く意味がない。
本気でそこを目指す覚悟はあるのか。
のこされた一瞬一瞬に生命を燃焼させる覚悟はあるのか。
昨日の相手に比べて確かに我々個々のポテンシャルは低い。
しかしながら、初回の先制攻撃のように、視野や頭を使えば点を取れることがわかったであろう。
ああやって勝っていく。
相手をぐちゃぐちゃにして点を取っていく。
その手応えを感じた試合だった。
うちの両投手が万全の状態であれば、そしてあのボーンヘッドがなければ、勝つことは難しくなかった。
だからこそ、俺は目指す。
お前たちとは笑って終わる。
高校野球の監督である以上は、俺は甲子園に行く。
この目標を達するために、すべてを犠牲にしてでも残りわずかな時間、全知全能を傾ける。
序盤にいい流れを作りながら昨日の試合で敗れたのは、一死三塁で三番・四番が凡退したところにある。
特に三番は内野が後ろにポジショニングをとったところで、何もできなかった。
フルスイングの三振ならまだしも、合わせにいったしょうもないスイング。
下級生が育っていれば一発交代でもおかしくないくらいの大きなミスだ。
二つ目のストライクも同じようなスイングでとられ、勝負球はあれがくるに決まっているところで何もできず。
「チャンスをつぶしたら一気に持って行かれるよ」
そう述べた先週の反省も活かせずに、ふわふわと守備に向かうレギュラー陣。
何も声を出せないベンチ。
ちゃんとどういうプレーが出たら危険かを指摘してあげているのに、それを共有する徹底ができていない。
エンドランのミスもそうだ。
約束事を徹底できていない走塁ミスともいえない単なるボーンヘッド。
2点のビハインドを背負ったところで、あそこは勝負にいかなければならない場面。
「ボーンヘッドが出たら負けるよ」
一年間そう言い続けてきたにも関わらず、誰もそのことに触れずに試合が進む。
あのエンドランが決まっていれば、試合はどうなっていったかわからない。
夏は一年間の総決算である。
一年かけてしてきた監督の訓示がまったく徹底されていない。
こんなチームは勝てない。
二試合目にしてもそうだ。
「アピールできる時間はわずかだよ。これが最後の試合だよ。」
常に縦の視野を働かせながら自分の出番を探り、ヘルメットとバットを携えて俺のところにきたU三塁手。
練習から代走に特化しよう、自分の役割を見つけようとしている2年N三塁手。
可能性が低い中でも何とか準備をして出番を求めてきたT遊撃手。
その一方で、俺に声もかけず平気で「準備をしてました」と口にできるS外野手。
2年生の必死な生き残りが徹底できていない大きな証拠。
とりにくる変化球を叩こう。
お前たちが立てた攻略方針で二球連続でストライクの変化球を見逃すM二塁手。
「(引き出したい場合以外)ボール球でもしっかりタイミングをとれ」という指示に忠実に従うS二塁手に対して、それができない数多くの打者。
できている奴が成功するとか、できていない奴が失敗するとかいう問題ではない。
チームとして心を一つに約束事を徹底し、文字通り一丸となって相手チームと戦わなければ夏は勝てない。
夏までの限られた時間の中で、無駄にできる一球・一秒なんてありえるはずがない。
だから二試合目にも各自が意味づけをしていかないと、ただの時間の無駄に終わる。
夏8強。
チームとしてこの目標を掲げるからには、誰か一人でもそれを疑っては立てる意味がない。
そして、目標は達成しなければ全く意味がない。
本気でそこを目指す覚悟はあるのか。
のこされた一瞬一瞬に生命を燃焼させる覚悟はあるのか。
昨日の相手に比べて確かに我々個々のポテンシャルは低い。
しかしながら、初回の先制攻撃のように、視野や頭を使えば点を取れることがわかったであろう。
ああやって勝っていく。
相手をぐちゃぐちゃにして点を取っていく。
その手応えを感じた試合だった。
うちの両投手が万全の状態であれば、そしてあのボーンヘッドがなければ、勝つことは難しくなかった。
だからこそ、俺は目指す。
お前たちとは笑って終わる。
高校野球の監督である以上は、俺は甲子園に行く。
この目標を達するために、すべてを犠牲にしてでも残りわずかな時間、全知全能を傾ける。