この前の記事で「砂台」についてちょこっと触れました。
要するに、金属を打つための土台です。
金属を出っ張らせるためにタガネなんかで打つわけですから
土台は容易に変形する必要があります。
これに良く似たものとして
例えば銀のスプーンを作るための鉛の台みたいなのもあります。
直径20cmくらいの砂台を作りたいので
厚紙で半径10cmのコンパスを作ります。
コンパスの中心に針を立てて、端っこにボールペンを差して
型紙を用意します。
袋状に縫いますので、必要な革が二枚要ります。
適当な厚さの革に型紙を当てて、周囲をボールペンでなぞって
革を2枚切り出します。
丸い革二枚の周囲は片面ゴム糊を塗って
ピチンと張り合わせますが、砂を入れる穴の部分は塗りません。
そういう状態にした2枚の革の周囲に菱目を打って縫う準備をします。
革の厚さにも依りますが、周長の3倍程度の糸に針を通して縫っていきます。
砂が漏れてはいけないので、念のために二重に周囲を縫います。
すると、こんなのが出来ます。
なんだか饅頭みたいで旨そう!なんてのは嘘です。
喰えたモンではありません。
一枚目の画像みたいに、表を膨らませたい対象物を裏にして
皮台に置いて、タガネなどで叩き出すわけ。
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これを作ってるうちに、ふと・・・
砂入りの枕を作ってみたら??
とイタズラ心が起きました。
この糞暑い夏には石の枕や一升瓶なんかのガラスの枕が涼しい。
となれば、砂入り枕って答えもあるんぢゃないか?
で
そいつを作ってみました。
幅30cm奥行き20cmの砂袋です。
目方は軽く3kgを越えました。
こういう重たい枕って安定感抜群で
中央を適当に凹ませれば寝ていても頭はビシッと安定します。
こりゃぁ~ひょっとして頭も良くなる枕かもしれないぞ!
受験生向けの夏枕として最高かも?
で、これが売れに売れてオイラは貧乏生活から抜け出せるかも?
という夏の夢をみたのでした!
サンドバッグとかメディスンボールにもなって受験のストレスもこれで解消!ボクサーやアスリートの君にも!ってのはどうですかU+2048笑
しかし、暑いですね~
ほんまに梅雨明けしとらんのでしょうかU+2048
そんなに世の中甘くないですよね。
ホンマにあっついですわ。毛鉤振りに行きたいんですが
寝不足で元気が出ません。
一杯、やりてぇなぁ。