
日本棋院なる組織がある。
ここがプロ棋士の総本山であり300人のプロ達の面倒を見て居ると言っても良い。
現在は公益財団法人となっていて税制面でも優遇されている。
とりあえず、「公益」を謳っているのである。
いわゆる日本の組織と言う奴はそれなりのハイアラーキを蟻塚の如くなしている。
しかし、蟻塚をなす構成要員がそれぞれの立場で
本当に日本の囲碁界をなんとかしようという努力に汗を流しているかと言うと
どうも疑わしいところがあるように思えてならない。
:
最近のこととて、この組織でもHPを作ってそれらしく情報を公開している。
一度、このHPをクリックしてご覧になれば、はは~ん!と
思われるのではないだろうか?
なんだかえらく、お役所的なのである。
オイラが一番問題だと思うのは掲示板的なものがなく
一般的な、いわゆる「公益」の対象となるべきファンからの声を受け止める機能が
全く存在しない点である。
今、日本囲碁界が危機に瀕している大きな理由は外部との意見交換もなく
大正時代に日本棋院が設立されたままの精神で、それが引き継がれていることだ。
要するに排他的なのである。
おそらく、「公益」の対象であるファンからの声を聞いても
それに対応することが出来ないのが本音であろう。
まず、その点を早急に改めるべきであることを進言したい。
元、NTTなどのOBを総裁として担いでいるのだから
総裁も単に蟻塚の親分として座っているだけでなく
日本棋院という存在をインターネット上で公にしているHPを
つぶさに検証してみて、組織に潜む閉鎖性を摘発すべきである。
プロ棋士だけで日本棋院を運営することの問題性から
外部の経営者をトップに仰ぐようになって久しいが
かかる外部出身者の視線を活用しているようには思えない組織なのである。
:
第二に言えることは情報公開の遅さである。
例えば昨日打たれた棋戦の結果が翌日の夜になっても
判らないのだ。
新聞報道の方が早いことすら日常化している!!
つい最近、6月3日に打たれた阿含・桐山杯という棋戦がある。
この勝敗はどうなったのか?
6月5日朝7時になっても公開されていないのだ。
どうかしてる!としか言いようがない。
夕べ行われたサッカーの結果なんて夕べのうちに結果が公開されているというのに!!
日本棋院という組織のタガが緩んでいることは明白だ。
いわゆる「公益性」が確保されていないだけでなく
棋戦を企画し、資金提供している企業に対しても非常に失礼だ。
棋戦が終了したら、ただちに結果を公表することぐらい
子供でも出来るパソコン操作に過ぎない。
多くの職員が居ながら・・・・
組織の存亡に関わる基本的な行動が取れないなんて。
公益財団法人として、こういう組織は
見直しの対象とすべきだろうと思う。
今朝はかなり立腹度が高いぞ!!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今日から第68期本因坊戦挑戦手合い第三局が北海道でスタート!!
棋士の皆さんの奮闘に併せて
日本棋院職員各位のフンドシの〆なおしにも期待したい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます