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銀うさぎの庭(お人形日記)

人形と花の写真のブログです。HPへもどうぞ♪
人形が苦手な方の閲覧はご遠慮くださいませ。

「夏目友人帳」第7話

2008-08-19 | 夏目友人帳

アニメ「夏目友人帳」第7話『子狐のぼうし』の感想です。
今回ネタばれは無いです。
夏目と学校の勉強合宿で行った森で出会った子狐ちゃんとの、心温まるほのぼのストーリーでした。

この子狐ちゃんの愛らしいこと!
こぼれそうに大きなパッチリお目々に、サラサラの髪。
まさにお人形さんのような美少女です。ほんとは男の子なのですが……

そして人間に化けた時のファッションは、生成りの丈の短いワンピ風の上着にハーフパンツ。
お帽子も良く似合って、完璧に可愛い♪
性格も頑張り屋さんで、夏目を慕う気持ちがとってもけな気な子狐ちゃんです。

夏目も、子狐ちゃんをいじめる悪者妖怪をコテンパンにのしたり、さりげなくエスコートしたり、とまるで王子様のようでした。
今回は、子狐ちゃん可愛い、子狐ちゃん可愛い、であっという間に過ぎてしまった30分間でした。
本当にすてきなお話でした。次回は『儚い光』です。


*画像のお人形はベッツィーです。(服はリカちゃんの服です)
 ぬいぐるみはビーニーベイビーズの Nutty です。


「夏目友人帳」第6話

2008-08-12 | 夏目友人帳

第6話の『水底の燕』はとても「夏目友人帳」らしい、きれいで切ない、心温まるお話です。
アニメでも、妖(あやかし)と人のきずなを結び合わせようと心を尽くし、奮闘する夏目達のお話がとても美しい映像で描かれていました。

ところで、驚いたのは…
名前を返し終えた後の友人帳のページは白紙になるのですが…
何と、丸めてほっぽってありました!
紙には何の価値もなかったとは。
ただの可燃ゴミになってしまうのですね~

次回第7話は、とっても愛らしい子狐ちゃんのお話『子狐のぼうし』です。


*画像はミツキです。

*2008-8-15追記*

原作とアニメを比較するのは避けようと思っているのですが、今回はどうしても気になったので…

原作未読の方は、ネタばれ注意!(反転してあります)

ラスト、燕と谷尾崎さんの写真を見る夏目。
燕の穏やかな微笑みに思わず夏目は涙を流します。
この時のセリフが原作よりもいくらか削られています。


  そうだね。
  僕も 人が 好きだよ。
  優しいのも温かいのも
  人も 獣も
  もののけも皆、
  惹かれ合う何かを求めて懸命に生きる心が好きだよ。


太字の部分が原作には書かれているのに、アニメでは削られた部分です。
生けるものすべてを愛しく思う夏目の心情を表現したセリフですので、ちょっぴり残念でした。

「夏目友人帳」第5話

2008-08-05 | 夏目友人帳

アニメ「夏目友人帳」第5話『心色の切符』の感想です。

大したネタばれはありませんがまだアニメをご覧になってない方はご注意下さいませ。
今回はアニメのオリジナルストーリーでした。

レイコの遺品を眺めていた夏目は、電車の切符を見つけます。
その切符の駅に行くと、ベンチでぽつんと一人でレイコを待ち続けている毛むくじゃらの妖(あやかし)「さんと」がいました。
妖怪は「みくり」に会いにレイコと一緒に「霧が沼」まで行く約束をしていた、と言います。
夏目はその妖怪に名前を返し、ニャンコ先生と一緒に「霧が沼」まで行ってあげることにしました。
しかし、待ちくたびれたみくりは、地霊に憑依され、巨大で凶暴な妖と化し夏目たちに襲いかかります。


う~ん、良く言えば分かりやすいお話なのですが…
田沼が夏目の親友ポジションへ一歩踏み出し、笹田が夏目にほのかな思いを寄せ――夏目が今後、人との繋がりを築いていくための伏線となるお話なのだと思います。
そして、今回の目玉は、用心棒らしく戦うニャンコ先生の大活躍、といったところでしょうか。

あと、個人的にショックだったのは、レイコが「さんと」との約束を守らなかったのは
「ただうっかり忘れただけ」というのが…(ニャンコ先生談)
そういえば第一話で「ひしがき」の名を呼んであげなかったのは、きっと何か深い事情があると思っていたのですが、もしかしてこれも「単に忘れていただけ」なのでしょうか…? そ、それって……

次回は『水底の燕』です。


*画像はロベリアです。

「夏目友人帳」第4話

2008-07-29 | 夏目友人帳

アニメ「夏目友人帳」第三話『時雨と少女』の感想です。

大したネタばれはありませんが、まだアニメをご覧になってない方はご注意下さいませ。

炎天下で倒れている河童にペットボトルの水を掛けて助けてやる夏目。
そんな夏目を見つめる少女・笹田…メガネがきらりと光ります――という出だしで今回のお話は始まります。


夏目は旧校舎で行われるクラス行事の肝試しに参加します。
この旧校舎があった場所には、その昔人間好きの招福の若神様が欲深い人間に囚われ、人間を恨んで悪しき『もののけ』となってしまい、今もこの地をさまよっている、という言い伝えがありました。

ペアを決めるしょっぱなから、一人多い、という怪異が起きます。
そして、一人また一人とクラスメイトたちが姿を消していきます。

そんな中、夏目と行動を共にすることになった委員長の笹田は、夏目がこの世のものでないものが見えるのではないか、と問いただします。
笹田は中学の時の肝試しの折に大事なお守りを落としてしまい、その時拾ってくれた謎の少年が今はもののけとなった若神様ではないかと思い、お礼を言いたい、だから夏目に協力してくれ、と頼みます。




う~ん、今回はあまり感情移入できませんでした。何故だろう…
ニャンコ先生が変身した女子高生はレイコさんをモデルにしたのでしょうか?
一応1話のレイコさんとも比べて違うキャラと判断してみました。
声はレイコの声優さんですが、声の感じを変えてますよね?
レイコに化けたら面白かったのに…

若神(時雨)は屋上に集めた生徒たちを結局どうするつもりだったのでしょうか。
親たちが嘆けばいい、といったことを言っていましたから、殺してしまうつもりだったのかしら…
蛇足ですが、時雨について原作の設定では…『逃げ出せないよう顔に傷をつけられ、足も一本取られてしまった人間嫌いの神様』となっています。

ラストで時雨が笹田の頭に手を乗せて「わたしを不浄と恐れなかったのは君とレイコだけだ」と言うところ…
時雨は友人帳に名を書かれているのですから、昔レイコとの勝負に負けたのですよね?
いったいどんな経緯で、どんな勝負だったのか、ものすごく気になりました。
もう、「レイコ過去編」をアニメオリジナルでもいいですから、作って欲しいです。
は! もしかして、DVDについてくるCDドラマが「レイコ過去編」だったりして!?
そうだったら嬉しいのですが!

次回はアニメオリジナルストーリー、第5話『心色の切符』です。

ところで、旧校舎とか廃校という言葉から小野不由美氏の「悪霊シリーズ」を思い出しました。
これって、やはり復刊することはないのかしら…… 復刊して下さい!!

2008/7/30追記
その後家族ともう一度ビデオを見ながら、ニャンコ先生が変身した少女について話し合った結果、「見た目レイコ、中身ニャンコ先生」に落ち着きました。
というより、説得された…。
どうも、私の脳内で「レイコ=美少女」という図式ができていますので、印象が今一つ違うのですけど……


*画像はエイティーンジェニーです。


アニメ「夏目友人帳」第3話

2008-07-22 | 夏目友人帳

アニメ「夏目友人帳」第3話「八ツ原の怪人」の感想です。

一部ネタばれがありますので、まだアニメをご覧になってない方はご注意下さいませ。
ご覧になる方は「ドラッグ」または「右クリックですべて選択」で反転してどうぞ。
今回は過去と現在の夏目の日常を描いたお話です。


妖(あやかし)たちに名前の返還をする日々を送る夏目。
でも、ちゃんとクラスに友達もいる感じです。
そんな夏目の元に八ツ原に住む二人(二匹?)の中級妖怪が助けを求めてやってきます。
ただ面白おかしく暮らしているだけの自分たちを『払い』に来る人間がいて、大変困っている。その『妖怪退治人』を夏目に退治して欲しいというのです。
夏目はその退治人が自分と同じく妖が見える人間なのかもしれない、と興味を持ちます。


夏目に『妖怪退治人の退治』を引き受けさせようと、二匹の中級妖怪は一生懸命夏目を『よいしょ』します。
道を歩く夏目に日よけの傘をさしかけたり、体育の授業を受ける夏目を応援したり、大変騒がしいことこの上ないです。
そして、校庭に『呪』の字を書いたり。←ここ気になりました。なぜ『呪』??

名前の返還を求めて突如現れる妖・三條(みすず)。
大物です! 格好いい!
夏目の祖母・レイコはどうやってこんな大物妖怪との勝負に勝って名前を友人帳に書かせたのでしょうか? そのあたりとっても気になります。いったいどんな勝負だったのでしょう?
夏目に従って力を貸すと言ってくれますが、あまり活躍の場面がありませんでした。残念。
べロ出してのびてる姿がなんとも……。次回登場時に期待したいです。ってアニメになるかな?



さて、最近八ツ原に越してきた田沼という生徒が夏目の身辺を探っています。
夏目は彼こそ異能者『妖怪退治人』ではないかと疑います。

田沼の赤い眼とか、とっても怪しかったのに…。
最終的には、何となく妖の気配を感じられるだけの人、でしたか……。
それは、ほとんど一般人なのではないでしょうか。ちょっと思わせぶり過ぎです。
一応、夏目にもう一人新しい友人ができたということなのでしょうか。
今後この田沼がどう夏目の物語に絡んでくるのか、期待したいです。でも、田沼ってなんか地味なのですよね……。


今回はメインのお話よりも、夏目の過去のお話が切なかったです。
小さい頃に両親とも亡くした夏目は、親戚の間をたらい回しにされます。
しかし、変なもの(妖怪)を見たと人に告げてしまう夏目少年はどこでも気味悪がられ、友達もできず孤独でした。

そんな夏目に一人の少女の友達ができます。
公園で二人っきりで語り合う二人。ところが、その少女も実は妖だったと気づいた夏目は深く傷つきます。

夏の夕暮れ、降りしきる日暮しの声、赤い夕日に照らしだされる二人と周囲の景色。
映像がとても美しく胸に迫ります。
『見えているものが存在しないかもしれない――そんな不安定な世界を一人で歩く怖さを分かってくれる人は誰もいなかった』とつぶやく夏目。
そして今、にゃんこ先生と共に夕焼け空の下を歩く夏目は静かに語ります。
『小さい頃、人に化けてまで声を掛けてくれた妖怪がいたんだ。あの頃はガキでその行為にひどく傷ついた気がしてたけど、今思うと、それでも会えて良かったと思う』と。
ニャンコ先生や友人帳を通じて出会う妖との日々の中で、夏目の心も成長しているのですね。

さて、次回は「時雨と少女」です。肝試しのお話です。

*画像はジェニーです。