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銀うさぎの庭(お人形日記)

人形と花の写真のブログです。HPへもどうぞ♪
人形が苦手な方の閲覧はご遠慮くださいませ。

アニメ「夏目友人帳」

2008-07-15 | 夏目友人帳

「夏目友人帳」第2話の感想です。

一部ネタばれがありますので、まだご覧になられてない方は閲覧ご注意下さいませ。
今回は、素敵な物語ばかりの「夏目友人帳」の中でも、恐らく最も人気の高いお話の一つ「露神の祠」です。

夏目は、祖母レイコの遺品「友人帳」に名前を書かれた妖(あやかし)達に名前の返還をする日々を送っていました。
そんなある日、「露神」と名乗る小さな妖が、名前の返還を求めて夏目の元を訪れます。
ところが、露神の名が書かれた「友人帳」のページはレイコの食べこぼしのご飯粒のせいで次のページとくっついてしまっていたのです。
夏目が無理に剥がそうとすると、ひどく苦しみ始める露神。
「友人帳」は名を書かれたページを破けばその妖の身が裂け、燃やせば妖の身も燃えてしまうという、物騒な代物なのです。
夏目はニャンコ先生と共に、くっついたページに名を書かれたもう一人の妖を探し始めます。



物語の冒頭、学校でクラスメートから『肝試し』に誘われてあっさり応じる夏目。
普段妖達との付き合い(?)で苦労していますし、友人達にも距離を感じているという設定なのですから、ここはもう少し渋るなり迷って欲しかったように思います。
そして夏目、妖達に首を絞められ過ぎ…。夏目の体が心配です。

クライマックスの名前の返還の場面。(ちょこっと反転)

妖・ススギに空中高く飛ばされた夏目が、本性を現したニャンコ先生=斑(まだら)にひらりと飛び乗り、友人帳をくわえるシーン。
せっかくのアニメなのですから、この動きのある格好いい場面をあと20秒長くとって表現して欲しかった…!!

ラスト、露神が光の粒になってキラキラと融けていくシーンは美しかったです。
露神やススギの回想に登場する謎の美少女レイコさんもとても魅力的でした。

こういう良作は、もっと早い時間に放送して、たくさんの方達(特にお子さん)に見て欲しかったです。なぜ深夜?

今回のドッキリ。
夏目の寝顔の美しさにドキドキしました♪


*画像はジェニーです。




アニメ「夏目友人帳」第1話

2008-07-08 | 夏目友人帳

いよいよ始まりました! とっても!良かったです!!
原作の軽やかで繊細なタッチがアニメでどう表現されるか一番心配でしたが、作画も綺麗でした。
主人公の夏目の細やかな目の表情とか、背景のうっそうとした緑の林や田園風景も原作の雰囲気をよく表していると思います。

夏目の声優さんは、PVで聞いた時はもう少し少年らしい声の方がいいのにな~と思いましたが、今回本放送で聞きますと、透明感がある声で違和感がなかったです。
ニャンコ先生の声は、小さい時も大きくなった時も同じ声優さんがなさっているのですね。びっくり! こちらは慣れるまでもう少し時間がかかりそうです。

クライマックスの『妖の名前を返還をする場面』とても美しかったです。
でも、せっかく第1話なのですから、もう少しじっくりこのシーンを見せて貰いたかったです。ちょっとあっさりし過ぎです。
ただ、このシーン、原作を知らないと妖怪が成仏(?)してしまったように見えたのではないでしょうか? 少し気になりました。

この作品は1クール(13回)ですが、段々と人に心を開いていく夏目の心の動きとか、『妖祓い人』名取との関わり等々、どこまで描いていけるのか心配です。
時間が足りないのでは?と思います。中途半端にまとめないで、できれば二期も制作してじっくりこの物語を描いて欲しいです。
次回は「露神の祠」です。


*画像はジェニーです。


「夏目友人帳」新刊♪

2008-07-07 | 夏目友人帳

7月5日に「夏目友人帳」の新刊が発売されました。


*緑川ゆき著「夏目友人帳」第6巻(白泉社刊)

第20話~第22話が一つの長編で、あと短編2本が収録されています。
以下
ネタばれを含みます。未読の方は閲覧注意! ご覧になる方は「ドラッグ」または「右クリックですべて選択」でどうぞ。



「長編」第20話~第22話

箱の中に閉じ込められていた小学生を助けた夏目。その少年カイもまた夏目と同じように妖怪の姿が見えるのだ。
妖(あやかし)に追われるカイを守りたいと思う夏目。夏目とカイは友達になった。
ところが、『妖祓い人』名取周一からカイが妖であることを知らされる。
カイは普通の人間に化けられるほどの力を持った妖だという。名取はカイを退治するために来たのだった。

名取とカイ、人間と妖の間で板挟みとなり苦しむ夏目。
このお話は妖カイとの出会いと別れをややシビアな視点から描いたちょっぴりほろ苦い作品です。
大切な人との絆が増えるのと同時に、妖怪達との関係の見直しも迫られる夏目。
人と妖の狭間で、夏目がその答えを見いだせる日は来るのでしょうか……




第23話「特別編5 夏目観察帳4」
第4巻の子狐ちゃん、再登場です。
山で帽子を拾った子狐妖怪が夏目を懐かしんで町までやってきます。
とても心温まるやさしいお話です。
子狐ちゃんがけな気ですごく可愛いです!


第24話「特別編6 レイコ懐古帳」
妖ヒノエが語るレイコとの思い出。
漢前(おとこまえ)なレイコさんにヒノキがフォールインラヴする楽しいお話です。
人と妖怪のこういう素敵な絆もあるのですね。

今回は私の大好きな『友人帳を口にくわえて妖の名前の返還』をする場面がなかったのが寂しかったです…。

でも、第20話の扉絵の裏のイラスト、夏目が弓矢を手にしています! なんだか嬉しい♪
さて、大変楽しみでしかたないアニメ「夏目友人帳」は、


*2008年7月7日 深夜25時~ テレビ東京系列

にて放送スタートです!

*画像は中国製の抱き人形です。


「夏目友人帳」アニメ化♪

2008-05-28 | 夏目友人帳

既にご存知の方も多くいらっしゃると思いますが、あの珠玉の名作コミックス「夏目友人帳」が七月からアニメになります。

 *緑川ゆき著「夏目友人帳」(白泉社刊)

先日、「夏目友人帳 アニメ公式サイト」の PV で動いている夏目君とニャンコ先生を見ることが出来て感激致しました。

では、簡単にご紹介致しますね。
孤独な少年・夏目貴志には、人には言えない秘密が……。それは、本来人間の目には見えない筈の「妖怪」が見えてしまう事。
ある日、妖怪・ニャンコ先生と出会い、祖母レイコの遺産「友人帳」を入手します。「友人帳」にはかつてレイコが従えた妖怪達の名前が書いてありました。
妖怪達に名前を返還して彼らを解放しようと夏目が決意した時から、妖怪達やそれに関わる人々との因縁話が始まります。
飛び散ったカードや玉を集めるお話は良くあるような気がしますが、集められたものを持ち主に返して回るお話は珍しいように思います。

コミックスは大変繊細で柔らかなタッチの絵柄ですので、アニメ絵には向かないのでは…と心配しましたが、公式サイトの PV はきれいな作画でほっと致しました。

以下、ネタばれ、ではなく、微妙な感想ですので、ご注意下さい。ご覧になる方は、反転して(『ドラッグ』または、右クリックで『すべて選択』)でどうぞ。


夏目が妖怪に名前を返す時――友人帳の一ページを口にくわえると、妖怪の名前がふわ~と空中に舞い上がる――このシーンが大好きです。儚く、名状しがたい風情があって、尚且つ色香すら漂うほど流麗に描かれています。
今回アニメでそのシーンがどう表現されるか一番気になっていましたが、とても美しく描かれていました。動画になりますと紙に描かれたものとは別の臨場感が生まれますね。

アニメ化ということで、つい絵柄のことばかり書いてしまいましたが、ストーリーもきめ細やかな心の機微が深く描かれ、夏目と妖怪達・周囲の人々との絆が切なく心を打つ作品です。
コミックスは本当に稀にみる名作ですし、アニメにも期待したいです。
七月のアニメスタートが楽しみです!

*トップ画像はティモテです。