近GGセミナーとは、国交省地域型住宅グリーン化事業においてグループを形成している工務店(6社)との「これからの家づくりを考える」の勉強の場です。
1月の予定でしたが、みなさん忙しく、2月になってしまいました…。
メニューは1月を想定しているので「今年の目標」とかあり、内容にすこし違和感が残りますが…気にしないで…進めました。
令和5年度の地域型住宅グリーン化事業について
概要が発表されたので、その報告を行いました。
概算は今年度より大きくなっていますが、まだ予定ですのでわかりません。
たぶん今年度と同じぐらいの予算と思っていた方がいいと思います。
住宅業界の変化
セミナーは住宅業界の変化ということで、住宅新聞の新建ハウジングより10ページほどの資料からポイントだけ抽出し、確認させていただきました。
資材価格は2023年前半まで上昇基調?
注文事業の受注は2023年前半まで低調が続く?
建基法の改正に対しての対応、こどもエコすまい支援事業、現場DX…。
住宅業界には、いろいろな変化があり、常に変わります。
資材の値上げが大きいところで、今後どうなるかもわかりません。2023年前半までと予想ではそうなっていますが…それもわかりません。
利益率が悪くなっており、営業利益は出ないでしょう…。
そんな状況下の中、次のステップも考えなくてはいけません。
工務店のグループを形成して10年
グループを形成して良かったのは、協力して仕事をすることができることです。
たとえば建て方の大工職が欲しい時は、いつものメンバーで建て方を行うことができます。
何も言わなくても、それぞれの仕事分担が決まっているようなところがあり建て方をおこなっています。忙しくなった時もそうです。
あとは…廃業するようになった時どうするか!を考えています。
まだ倒産にはどこもなっていませんが…。
廃業したら、それぞれの会社でつくらせていただいた家を守って(と言ったら大げさになるかもしれませんが)いかなければならないと思っています。
建て主の住所、連絡先、図面、履歴情報等の資料を各社まとめてもらうようにしていますが…。
それだけでいいのか…。
伊藤工設計を壊す
グループの10年後を考えます。
自分は何歳になるのだろう…。
大工職人はどのぐらいいるのだろうか…。
設計は、工務は、CADは…。
家を守っていくには、次の世代がいないといけません。
10年後は若い世代が主役であり、現代表の方達は応援側に回り、次世代の方が仕事をしやすいようなマーケティングを考えなくてはいけません。
例えば、せっかくグループを形成しているので、伊藤工設計が中心で新築を受注し、施工は各工務店、若しくは木工事を請け負ってもらうことは、すぐにできることです。
10年目以上の点検に工務店の代表の方が同行し、一緒に点検する。
不具合があり、その場で直せるのであれば、すぐ直してもらうこともできます。
大規模な断熱改修の設計は若い世代にしてもらい、工事は各工務店に請け負ってもらう…。
各代表のご子息には建築に携わっている方もおり、その方たちがグループから新組織を立ち上げ、新しい会社をつくるのがいいと思っています。
伊藤工設計の名前なんてなくてもいいのです。
代表でなくていいのです。
大切なのは「どうやって家を守っていけるのか」を考えることで、次のステップに入りました。
今回そんな課題を出させていただき、次回の4/4に話し合いができればと思っています。
伊藤工設計ホームページ
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