おもい出し日記

近GGセミナー 2209

近GGセミナー 2209 220916 18時~20時



近GGセミナーとは、国交省地域型住宅グリーン化事業においてグループを形成している工務店・設計事務所との「これからの家づくり」の勉強の場です。

7/26の予定でしたがみなさん忙しく延び延びで9/16に変更になったのですが、みなさん急用が出来、4人で行うことに!

さて、今月の内容は…

1. トピックス
1) 構造区分の「4号」は廃止、木造2階建ては2号建築物に
2) 壁量基準もZEH等踏まえ見直しへ



2. 令和4年度 国交省地域型住宅グリーン化事業について
1) グリーン化事業予算の振り分けについて
2) 着工時の注意点

3. セミナー 「マーケティング」
1) マーケティングとは…
2) 量販メーカーの平均坪単価、平均単価、平均床面積について(2020年度)
① Mホーム  :103.6万円/坪  4,319万円  40.3坪
② S林業   :103.6万円/坪  3,940万円  38.0坪
③ A化成   :102.0万円/坪  3,614万円  35.4坪
3) 値上げ後の受注増減イメージ
・ 価格帯別に見てみる
4) 考えるべきこと
・ 別紙参照

4. 見学会等について
1) 完成見学会:利府の家N・S
・ 令和4年8月6・7日、10時~16時
2) 感謝祭は、暑かったです。来年は…

5. その他
1) 次回セミナー:10/18(火)18時~

構造区分の「4号」は廃止、木造2階建ては2号建築物に
建築士が設計した一定以下の規模の建築物に関しては、確認申請時の構造審査を省略することができましたが…。

今回の改正で4号の区分がなくなり、木造・非木造で区分されていた2号・3号は構造の区別なく階数や高さ、床面積の区分になります。
木造で階数に関わらず300㎡を超える場合は、許容応力度計算が必要になります。

少し面倒になりますが…。
長期優良住宅の認定を取るときには必ず、計算した図面、各伏図を添付しているので…いままでの設計業務になんら問題はなさそうです。

許容応力度計算は3階建て住宅の設計で何回か計算・申請をしています。

壁量基準もZEH等踏まえ見直しへ
住宅の高性能化や太陽光発電等の搭載により建物の固定荷重が増加しています。それを背景に必要壁量の見直しということです。

建築基準法で定められている現行の仕様規定は、品確法による耐震等級1の耐震性を1とすると0.7程度の耐震性しかありません。

国交省が試算したZEHの重量・地震力(1.3~1.4倍)を踏まえ、仕様規定の壁量を1.4倍にすれば品確法と整合性がとれるとのこと。

値上げ後の顧客増減イメージ
・ 超低価格規格住宅   :1,000万円➡1,300万円[横ばい]
・ 規格住宅       :1,500万円➡1,950万円[横ばい]
・ 低価格注文(高性能) :2,000万円➡2,400万円[増]
・ 工務店・量産メーカー :2,500万円➡3,000万円[減]
・ 準高級量産メーカー  :3,000万円➡3,600万円[減]
・ トップハウスメーカー :3,500万円➡4,200万円[横ばい]

イメージとなっていますが、すでに価格が2~3割UPしていますので、これは新価格帯ととらえていいのではないでしょうか。

・ 超低価格住宅が建て売り業者に受注をとられているとか…。
・ 値上げした分、予算が多くなってしまいローンが組めなく…それで値上げ分の価格を坪数で減らしているとか…。
・ 3,000万円台の価格帯が苦戦しているとか…。
・ 4,000万円台の価格帯は、変わらないとか…。

いろいろな話を聞きます…。

建築工事のほかに、外構工事、太陽光発電は?地盤が悪ければ改良工事も必要になります。
予算には、すこし余裕があった方が…いいと思います。

将来変えると大変は金額になる、気密と断熱はしっかり行い。
ソーラーパネルは設置し、蓄電池は後から…。
すべてが値上がりしているので…。

価格を抑えた高性能な家の受注が増える予想は当然で、わかります。

助成金を活用してもらい、値上分に対応してもらうのも方法としては間違っていません。

自分の会社は、どの価格帯をめざすのか、どう対応するのか、参考になれば幸いです。




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