欧米の景気回復を背景に、原油などの資源価格が高騰。円安も輸入品の値上がりに拍車をかけた…。
その隣の欄に
「シャウエッセン プラ削減へ小さな袋に 「巾着」衣替え」 の見出し。
環境への配慮や資材価格の高騰を背景にプラスティックの使用を減らす動きが広がりつつある。
我が家の好物、日本ハムのシャウエッセン! 包装が「巾着型」から正方形に近い形にして、プラスティックの使用を3割減らし、内容量は変えないとのことですが…将来7%の値上げを予定しているとのこと。
企業努力はしているが、値上げしないと経営が成り立たないというところでしょう。
企業によっては、価格は変えないで数量を減らして調整しているところもあります。
それでは住宅業界はどうなのか?
昨年は、大巾に木材価格が上がり、これから建材・住設・内外装材が、と言われています。
木材の方は春ごろから落ち着きを取り戻すのでは?と言われていますが…希望観測も多く含まれているので、まだわかりません。
他県での聞いた話です。
300棟前後受注している工務店は値上げをせず、仕様を変えて価格を調整しているとのこと。仕様を変えてというのは、断熱性能を下げて価格を調整しているそうです。
このご時世に?と思ってしまうのですが、なぜかというと、価格を上げると今までの300棟が受注できなくなるとのこと。そこに携わっている従業員、その家族、職人さん、業者さんに影響がでるがゆえに価格を上げられない…。
この考え方でいいのかな~。
「高気密はカッパを着ているのと同じで…」
「室温は一定より、温度差があった方が体に…」
ある自然素材系の工務店は、最近まで高気密・高断熱住宅を良く思っていませんでした。
しかし最近は方針を変え、高気密・高断熱住宅をつくりはじめました、が…。
外付加断熱、樹脂サッシ+トリプルガラス、UA値が0.41?、ん0.41?
雑誌の資料からなので立地場所や間取り、周辺環境が分かりませんが…。
お金と数値・仕様のバランスがすごく悪いです。
内断熱の他にお金をかけて外付加断熱、さらにお金をかけて樹脂トリプルガラス!でUA値が低すぎる…。
UA値を上げればいいということではありませんが、無駄なお金の使い方をしているように思えてなりません。
この考え方でいいのかな~。
最近の住宅新聞で「高級品ではなく、恒久品を」ということが言われています。
新聞で言われなくても普通の地域工務店は、この恒久品住宅を目指していることと思います。
地域工務店は、変わった形、仕様の家はつくりません。
毎回同じような空間、仕様でつくりますが…そこには少しですが改良点があります。
それを繰り返して、いい家になるように努力しているのです。
地域の工務店がつくる家はそれでいいと言われています。
シンプルですが居心地いい空間、長く住める家、無駄にならないようにお金をかけて、必要なところ、メリットがある所にはお金をかけます。
特別な高級品ではなく、永く住み続けることができる恒久品住宅をつくります。
永く住むことができれば…それだけでも省エネ住宅になるのです。
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