オンライン学習支援システムGETA

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切断時の画面

2006-11-15 | できる!eラーニング導入
 利用者が一連の操作を終了して,「利用終了」のリンクをクリックすると,GETAシステムから接続を解除できます。その場合,画面は次のように示され,一旦接続が終了して,データベースにも切断の記録を残します。




 なお,利用者が,このような正規の切断手順を取らない場合もあります。その場合は,GETAシステムが当該利用者の正確な切断時刻を保存できません。

 また,共用の端末である場合,そのままブラウザが利用されると,前の利用者権限で引き続いてGETAを使用されてしまう場合があります。利用者がGETAシステムに接続した端末から離れる場合は,必ず「利用終了」の措置をとるべきです。

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接続時の画面

2006-11-14 | できる!eラーニング導入
○ 案内画面例
 ここでは,Microsoft Windows XP 上のNetscape やInternet ExplorerでのGETAの画面インターフェイスを用いて説明します。

 GETAシステムは,こうしたNetscape CommunicatorやInternet Explorerというブラウザを利用します。GETAサーバーの実装されたマシンのURLを指定して接続すると,最初に下図の案内が表示されます。



 使用するブラウザによっては,表示に若干の違いがあります。
Internet Explorerを用いると下図のように表示されます。



○ 認証手順の開始



 GETAシステムは,登録された利用者を認証した後に接続できるような仕組みとなっています。 [接続開始]ボタンをクリックして認証システムの画面へと進みます。

 利用者認証では,GETAシステムに登録された認証情報との照合が行われます。利用者の認証情報を確認後,接続できます。

○ 再接続
 もし,認証に失敗すると,下図のように,GETAシステムは,再度の試行をうながします。利用者は,「再度お試しください。」のリンクをクリックして,引き続き接続開始を試みます。






 利用者IDは,GETAシステム内でユニークに設定する必要があります。しかし,一つの認証情報により,利用者は複数の学習コースに接続できるようになっています。

○ 接続後の画面
 認証が済んでGETAへの接続が完了すると,登録利用者の氏名とGETAシステム内でのユニークなIDが画面に示されます。認証後は,一部のページを除き,利用終了まで利用者の接続履歴がGETAシステム内で記録・保存され,これをもとに学習者やデザイナーはその接続状況を確認できます。

 なお,利用者が認証を失敗した場合も,接続を試みた情報がデータベースサーバー内に蓄積され,その記録が残ります。

 以下は,認証後の画面例です。



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サーバー環境

2006-11-13 | できる!eラーニング導入
 GETAシステムは,様々なバージョンとサーバー仕様で稼動中です。
データベースシステムを搭載する関係上,搭載メモリーは,少なくとも256MB程度以上が推奨されます。
 今日では,市場に出回っている端末用マシンも高機能となっています。そのため,端末用マシンが,必ずしもGETAサーバーとして不十分だとはいえません。
筆者が管理運用する複数GETAサーバーの中でも,サーバー専用といえるマシンは少なく,端末用のマシンスペックでもGETAを稼働できます。数百人程度の利用の場合,一般的な端末用マシンで,ある程度のメモリーが装着されたものであれば,十分サーバーとして利用可能です。
 ただ,最近では,メインメモリーの入手も手頃となりつつあります。筆者の環境ではこれまで概ね300~600名程度の利用ですが,多くの登録者や頻繁な接続,あるいは,大量のデータ蓄積が伴うような利用の場合,CPUや実装メモリー容量について以下の表よりも充実したサーバー仕様が望まれます。

CPU AMD K6-2 350MHz ~ Intel Pentium Ⅲ 1GHz ~ Xeon 2.8 GHz
Memory 64MB ~ 256 ~ 512MB
PC-UNIX TurboLinux Server 8
Web Server Apache 1.3.X
Database Server PostgreSQL Server 7.2.2
Server side Scripts Hyper Text preprocessor PHP 4.2.3

 あるグループウェアを駆動するサーバーでは,メインメモリーにギガバイト単位で実装されています。GETAでは,それほどにもメモリーが必要な場合はまれ
かと思われますが,メモリーに余裕があればより安定した稼働が期待できると思われます。

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クライアント環境

2006-11-12 | できる!eラーニング導入
○ブラウザ
 GETAの利用にあたって,利用者による特別な端末としての環境設定は必要ありません。通常のオペレーティングシステムに組み込まれたWebブラウザが利用可能であれば十分です。もちろん,その端末がインターネットなりLANに接続されている必要があります。


 このように,GETA利用に必要なのは,ネットワーク端末にセットされているインターネットホームページを閲覧するブラウザだけです。こうしたブラウザは,今日,パソコンをセットしたとき,すでに利用可能となっています。MS-Windowsをはじめ,MacOSや様々なPC-UNIXのネットワーク端末は,セットした状態ですでにブラウザが利用可能となっています。

 これらのブラウザアップグレードも,それぞれの提供のサイトから,利用者がダウンロードできます。一部,UNIX端末では,ブラウザのソースから端末にコンパイルして利用する場合もあります。


○プラグイン
 GETAシステムでは,文字情報のほか,静止画像を始めベクトルデータによる動画コンテンツなどを利用できます。一部,コンテンツを端末側で再現するためのプラグインが必要となる場合があります。これらはブラウザの簡単な操作で入手できます。

 ここでは,MS-Windows XPやWindows2000の端末にセットされた,Netscape CommunicatorやMS-Internet Explorer(IE)を使った場合の画面例を示します。利用する場合は,なるべく最新のものが安心です。なお,IEは,バージョン6.0以上,Netscape Communicatorは,バージョン7.1以上で安定した動作を確認しています。


○各種ブラウザによる依存性
 各種のブラウザは,独自の機能を持っていますので,GETAは,利用するブラウザに依存する場合があります。今日では,Microsoftのオペレーティングシステムが最も多くのパソコンで使用されているのが現実です。しかし,MacOSやPC-UNIXといったものもあります。MS-Windows上で稼動するブラウザに限ってもいくつもの種類のブラウザがあります。

 GETAの開発過程では,主としてNetscape Communicator7.1に組み込まれたMozilla/5.0が使用されました。動作の上では多少の違いがありますが,GETAは, IEでも概ね稼動します。ただし,特定の動作では不都合がでることもあります。MS-Producerのコンテンツ利用など,一部の機能では, IEのほうが良好な結果となる場合もあります。

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稼動中のGETA

2006-11-11 | できる!eラーニング導入
 GETAは,データベースサーバーを有し,WebサーバーApacheによって稼動するホームページを中心にした教授学習管理システムです。学習者やデザイナーは,インターネットに接続された情報通信端末からGETAに接続できます。

 現在,GETAシステムは,実際運用され,それぞれにおいて,利用され評価を得ています。兵庫教育大学情報処理センターにて稼動中のGETAシステムは,学内・学外からの接続が可能であり,院生・学部生の授業やゼミで利用され,E-ラーニングの中心となる教員により,対面・非対面による指導場面で,実際的な利用を継続しています。また,学内の公開講座などでも遠隔支援として利用するなど,学習支援目的を超え,コラボレーションを支援する目的でも利用されています。

 さらに,他のサイトでは高校生や教員などさまざまな立場の利用者により,いくつもの学習グループで計600名位の人々が日常的・継続的に利用されています。

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GETAの利用者

2006-11-10 | できる!eラーニング導入
○学習者
 学習者は,GETAを介した学習の主体者です。多くの利用者がこの権限でGETAへ接続できます。ブラウザの操作によって,GETAシステムを介して自己の学習を達成しようとするGETA利用者の中心的存在です。学習者は,複数の学習グループに所属できます。GETAの構成全体は,オンラインよるコミュニケーションを介して,この学習者の活動を支援し,学習継続を促進して様々に支援を受けられるように考慮されています。


○デザイナー
 デザイナー(学習支援者)は,学習者の学習コンテンツへのアクセスや,学習者とのコミュニケーションを通じて,学習者を遠隔で,あるいは条件が許せば対面で支援する学習グループの核となる利用者です。

 GETAは,一つの学習グループに,複数のデザイナーが参加できます。この仕組と相まって,デザイナーはメインとサブの区別があります。

 ある学習グループで,メインのデザイナーとは,当該グループがメイングループである場合です。サブのデザイナーとは,別のグループがメイングループである場合です。サブのデザイナーは,メインのデザイナーが使える機能の他に,自学自習コース作成等において,メインのデザイナーから一部の権限を与えられ,それを行使できます。



○指導補助員
 指導補助員は,ティーチングアシスタント(TA)です。TAは当該学習グループの学習者の中からデザイナーにより任命されます。TAは,デザイナーのもとで通常のデザイナー権限の一部を行使して,デザイナーと共同して当該学習グループの運営に参加できます。

○GETA管理者
 GETA管理者は,GETAシステムの管理と運用をデザイナーの側面より援助します。この権限は,時に当該GETAシステムが稼動するサーバー管理者と連携します。GETA管理者は,学習グループを作成・削除したり,学習コースのデザイナーを指定したり,あるいは,これらを調整し,全体のGETAシステムを管理する役割です。

○サーバー管理者
 サーバー管理者は,本システムが稼動するコンピュータのルート権限を担います。システムの電源管理をはじめ,プロセス管理,データベース管理等サーバーの維持・管理の権限を有します。


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GETAの特徴

2006-11-09 | できる!eラーニング導入
○ 高速・軽快
 GETAは,サーバーが個々のホームページとして各種の機能を提供します。500人~1000人の登録と利用にも絶え,Perlによるシステムと比較し高速に動きます。
ブラウザによる利用者のリクエストに対し,データベースサーバーと連動して軽快に個別のページを生成するので,利用にストレスが少なく,軽快です。


○多機能・高性能
 認証システムをはじめ,グループ切り替え機能,接続履歴作成,教材提示,ファイルのアップロード,シラバス作成や教材作成及び配列,レポート管理,オンライン調査,高機能スレッド化掲示板,ノートパッド,出欠席管理,利用者登録,学習コース管理などがあります。
これら,学習支援に必要と考えられる機能が,実際の学習支援のなかで実装と改訂が繰り返されていて,利用者にとって使い易いシステムです。


○安定動作とバックアップ
 GETAシステムは,PC-UNIXをOSとしています。システムのスクリプトも保護され,無停電電源装置やデータベースサーバーと連動して,安定的な運用が可能です。
また,データベースは,GETAの自動定期バックアップ機能で常に予備を作成したり,必要であれば,別サーバーにもバックアップを作成したりするなど,システムとして高い頑健性を持っています。


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GETAとは

2006-11-09 | できる!eラーニング導入
 GETA(ジータ:General Empowerment tool for Abilities)は,ホームページとして使う学習支援を目的としたグループウェアです。
 GETAは,大学や高等学校での利用を想定して設計・使用されています。当初の設計は,一人の教員によるものです。その後,院生や大学において使用が広まり,実際の学習支援での利用の過程で改定や機能追加が繰り返されてきました。現在もその形態が続いています。
 利用者の要望により,この度,現在の時点でのGETAを紹介する機会を得て,書籍の形としてまとめることになりました。最新バージョンは,いまも検討と改訂が続いていますが,本書では,2004年末の時点で実際に利用されているGETAを紹介します。
この種のグループウェアとしては,世界的にも有名なWebCTをはじめ,BlackBpardなど様々なシステムがすでに提供されています。本書の監修者や執筆者は,それらのグループウェアを学習支援に利用してきました。
 そうした経過を踏まえ,執筆者が独自にシステムを展望し,実際に学習支援を行うなかで,必要かつ有効と考えられる最小限の諸機能から実装し,同時に大学や高等学校の学習者,あるいは特定目的のグループまたは目的をともにする学術団体等で利用する中で改良が重ねられてきました。

 GETAは,いわゆるWeb-Basedシステムです。インターネットに接続した端末で動くブラウザがあれば利用可能です。認証システムを通過した利用者は,教材作成や提供をはじめ,問題作成支援機能と提供およびその実行と評価が可能です。また,学習者は,GETA上でコミュニケーションを維持し,学習者の目的に沿い,学習支援を受けられます。GETAは,WebBasedの多目的グループウェアとしての機能備えています。
 オンラインによる学習支援を達成するため,GETAは,学校をはじめとする教育および学習支援機関の支援者が,その機関に関係する学習者に対し,ネットワークを介した仮想的な学習空間を提供します。そこでは,学習者を中心とし,学習支援者(デザイナー),指導補助員(TA),GETA管理者,およびシステム管理者(ルート権限者)が,それぞれの立場で役割を発揮し,学習者の目的を具現するための学習支援を展開できます。
 GETAは,システムとして,ApacheをはじめPHPやPostgreSQLなどの,いわゆるフリーウェアの活用により,ブラウザを中心として,非常に取り組み易く,メンテナンスも手軽で,時間や物理的な制約を可能な限り排除した非対面による,コミュニケーションと指導や支援の場を,ネットワークを介して提供します。


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オンライン調査

2006-11-07 | できる!eラーニング導入
 デザイナーは,当該学習グループで利用可能なオンライン調査を作成できます。下図のように,デザイナーオプションの[サーベイ管理]をクリックします。


Figure 6-104 オンライン調査へのリンク

 最初に,下図のリンクからオンライン調査を[新規作成]します。


Figure 6-105 オンライン調査の新規作成

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履歴CSVファイル

2006-11-05 | できる!eラーニング導入
 GETAシステムは,デザイナーに対し,表示した自学自習コース履歴をCSV形式のテキストファイルとして提供します。

 前図の「CSVデータ取り出し」のフォームボタンをクリックすると,画面は下図のように変化して,CSVテキストファイルとして出力できます。


Figure 6-103 自学自習履歴をCSV形式で提供

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自学自習コース実行履歴

2006-11-04 | できる!eラーニング導入
 デザイナーは,自身が作成した自学自習問題コースの各問題が,どのように回答されたかの履歴を一括して把握できます。

 コース一覧で,自学自習コースを指定後,「コース実行履歴」のリンクから,コースの履歴を閲覧できます。まずコース全体の履歴が示されます。当該の自学自習コースについて,回答の日付や時刻,そして回答したグループ利用者名の記録が下図のインターフェイスで確認できます。


Figure 6-102 自学自習の履歴一括表示

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