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根子岳山窓

(阿蘇住人の山行記です。)

伯耆大山  8月3日(日)

2008年08月04日 22時39分20秒 | インポート

   伯耆大山(弥山山頂1709m)  阿蘇にのぼる会例会
                                                               ※文字サイズは(大)が最適 
(アクセス)
・往路: 大阿蘇病院出発(6:00)→九州~山陽~広島~ 中 国~
      米子自動車道~溝口IC→ホテルしろがね荘着(16:00)
・復路: しろがね荘発(12:45)→ (往路に同)~大阿蘇病院着(22:40)

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○年に1回の県外遠征、昨年は「宮島の弥山」に登ったが今年は同じ
 名前の「伯耆大山の弥山」である。

○大山は2度目の登山であるが、遥か昔の昭和52年の秋、当時32歳
 で広島で開催された専門部同窓会出席のついでに前泊で
     出雲大社~宍道湖~大山登山(単独)
 と旅行した時であるので43年振りとなる。

○記憶を辿るが思い出せるのは登山道のブナ林と頂上から眺めた弓ヶ
 浜の曲線美くらいしか残っていない。ブナの樹木に魅入ったのはこ
 の大山であったことは今もって鮮明に残っている。その想いがあて、
   ブナの苗木を買って我が家に植えたのが今成長して樹齢40年位に
 なる。その姿は私のお気に入りの2本のブナである。庭のシンボリツリー
 として「東ブナ・西ブナ」  (←クリック) と命名している。
  そんな想いを巡らしながら10時間のバス行程を過す。

○溝口ICを出る手前の米子自動車道から大山の山容を伺えるが、そ
 の姿は屏風を連ねたような横に長い壁のようであったが、溝口ICを
 出てから姿は伯耆富士と呼ばれる名峰そのものの山体を仰ぎ見るこ
 とが出来た。大山の裾野近くになると巨木の赤松林の中をバスは走
 り観光気分が増長した。

○ホテルに到着後すぐに、歩いて大山寺へ参拝。その後、歩幅が微妙に
 合わない「日本一長い自然石の道」を辿り「大神山神宮」へと散策。
 

(8月2日・土)  晴れ  

(会長の見送りを              
受けて出発)    (ホテルから参道へ) (大山寺本堂) (自然石の石段) (大神山神宮)

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(参道を下って撮影)      

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(8月3日・日) 曇りのち晴れ                                                    

(行程) 旅館出発(4:50)→夏山登山道登山口(5:00)→4合目(6:10)
           5合目(6:25)→6合目(6:55)→弥山頂上(着8:15~発8:30)
           6合目(9:30)→登山口下山(11:05)

▼4時起床、ホテルは森の中にあり、周囲の木々に強風が木魂して嵐が
 吹いているような形相で、外はまだ暗い。
 駐車場に集合して準備体操。いつもの「オバちゃん」のご指導で体が
 一気に目覚め気持の良い心地であった。

▼工藤リ-ダ-のミ-テングを受けて、先頭に藪亀さん、最後を大塚・川口さ
  ん、旗手はいつもの井さんにて隊列が出発(4:50)

▼大山寺橋の南光河原駐車場までは歩いて5分、既に大勢の登山者
  で賑わっていた。

▼夏山登山口(5:00)からは台風のような風と蜩の大合唱の中を歩く。
 登山道はよく整備されていて石段と丸太の階段が続く、ほぼ直登の 
 尾根筋ひたすら登っていく。陽が昇った頃には風と蜩のやかましい
 声は鳴り止んでいたようである。

▼ミズナラとブナの林の中の大樹を一本一本確認しながら3合目・4合目
 と登って行くが疲れは殆んど感じられない快適な歩きであった。

▼5合目頃から野草に目が移り出す。先行を歩いている道木先輩の
 奥様が私が登って来るのを待っていて、花の名前を教えて頂く次第
 であった。初めて見るオトギリソウ・ソバナ・クガイソウ・トンボウソウ・四国フウロ・
 ホソバノヤマハハコ・ダイモンジソウの数々。花の名前と現物が一致する「確認
 の喜び」野草に詳しい人と一緒に登ると楽しみ倍増の登山となること
 を実感した。

▼6合目(6:55)の非難小屋でホテルから貰った弁当を朝食として半分を
   食る。展望案内板には日本海・弓ヶ浜が案内してあるが、ガスで遠く
   は全く見えない。
(夜明け前の)
 暗いホテルを出発) (夏山コ-ス登山口) (4合目)       (5合目)      (6合目)  

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▼8合目近くになるとシモツケ・クガイソウ等が群生していて登りに従って群
 生の密度が広がっていくようであるが、段々と登りに連れて雲行きが
 怪しくなり9合目を過ぎた木道歩きでは左からの強風と雲が横殴りに
 巻き上げてきて木道から吹き飛ばされそうになり愛用の杖で支える
 始末ととなる。メガネには水滴が付着して取り外さなければ先が見え
 ない状況であった。

▼木道沿いにある頂上非難小屋を右に見過ごして、すぐに弥山頂上
  にたどり着く。(8:15) ガスと風・霧雨が収まらない肌寒い中、記念
  撮影とアルプススタンドを思わせるような木造の広場に腰掛けて朝食
  を取る。視界は不可。早々にして下山の号令が係る。(8:30)

(6合目)         (弥山禅定とは)   (弥山頂上)  (ガスで視界なし) (木道を下る)

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▼木道を渡り切った付近頃からガスが取れ出し見通しが少々広がり
 足元には花の大群生(ピンクのシモツケ・白のホソバヤマハハコ・紫のクガイソウ
 等) 「お花畑」とはこういゅうものを言うのであろうかと感動した。

▼下山道の7合目付近で一瞬の間、雲が晴れ下界まで視野が届き日
  本海は眺望出来なかったが大山の裾野(枡水高原?)まで展望でき
  大山での初めての高度感を味合うことが出来た。

▼6合目で休憩と記念写真、(9:30)大山北壁も雲がかかり十分な観察
    が出来ず復路に着く。復路では次々に大勢の人が登ってきて、道を
  を譲りながら活発な挨拶を交わすこととなった。
   (工藤リ-ダ-いわく:本州の人は九州より挨拶が多い)

(8合目付近の花の大群生)  (7合目付近の下山道) (大山北壁を望む) (6合目記念撮影)

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▼2合目付近であつたでだろうか先行している「のぼる会の人」が「工
  藤リ-ダ-を呼んで」という声が聞こえてきた。覗くと若い男性が下向き
  になって倒れ込んでいるのである。蒼白の顔、のぼる会の仲間達
  が夫々持分の水で若者の額などを冷やして声をかけて様子を伺っ
  ていた。
  隊の最後尾を務めておられた工藤リ-ダ-が来られて直ぐに若者の手 
  に触れられて脈を確認され、チョコレ-トを仲間に所望されて与えらた。
  その間、10分もしないうちに若者の顔に色気が漂い出してきて、   
    言葉を交わすほどになり、回復とみて分かれた(10:55)
     (千葉から夜を通して大山に来て、食べ物、水も持たず登って来て
    気分が悪くなり、下山しているうちに倒れたとのこと)

▼南光河原駐車場での下山ミ-テングでは(11:16)工藤リ-ダ-から若者へ
   の対応模様が述べられ「行動食を必ず用意しておく」趣旨のお話が
   あった。

▼その後、お土産の買い物をしてホテルでの豪華なお昼の宴会となる。
  ほぼ・・飲み放題のビ-ル・・・・・登山して、汗をかき、風呂に入り、
  喉の渇きに冷たいビ-ルそして野草の話・・・至福のひと時であった。
   (12:00~12:30)
                       (若者を診て    (大山寺橋から夏山登山道
(6合目にて藤井さんと) (ブナ林を下る)     おられる工藤リ-ダ)    尾根を振り返る)

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▼ホテルを12:45分に出発して途中、バスから降りて 伯耆富士をバックに
 記念撮影、田圃の中から眺望で何も遮る物の無い大山の姿、素晴ら
 しい富士の山容であった。

(溝口町方面から青い空に伯耆富士を振り返る)

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(出合った山野草)

(ソバナ)       (クガイソウ)          (シモツケ)            (トンボソウ)                      (?)

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(アザミ)           (オトギリソウ)      (細葉の山母子)  (四国風露)    (大文字草)

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(?)           (ホタルブクロ)     (カワラナデシコ)

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(我が家のブナ)

(2007年          (2008年         (2007年
11月撮影)          
6月撮影)      11月撮影) 
・東ブナ              
・ブナ分かれ      ・西ブナ

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1 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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さっそくの書き込み有難うございました。 (元より→公望 先輩へ(返信))
2008-08-30 23:56:03
さっそくの書き込み有難うございました。
私も大山蓮華を最初に見たときは驚きの感動でした。人生の中で何か新発見したような心の昂ぶりで、その夜は、山での光景が何度も何度も浮かび出て興奮したのをを覚えています。
 機会があったら公望先輩、登山ご一緒しませんか・・・・・・。
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